Hitachi Command Suite

Dynamic Link Manager
ユーザーズガイド(Linux®用)

3021-9-082-90


目次

前書き

はじめに
対象読者
マニュアルの構成
読書手順
このマニュアルで使用している記号
コマンドまたはユティリティの文法で使用している記号
ファイル名で使用している記号

1. HDLMの概要
1.1 HDLMとは
1.2 HDLMの特長

2. HDLMの機能
2.1 HDLMで管理するデバイス
2.2 システム構成
2.2.1 FC-SANを使用するシステム構成
2.2.2 IP-SANを使用するシステム構成
2.3 LU構成
2.4 プログラム構成
2.5 HDLMドライバとHDLMデバイスの位置づけ
2.6 HDLMデバイスの論理デバイスファイル
2.7 ロードバランスによる負荷分散
2.7.1 ロードバランスが適用されるパス
2.7.2 ロードバランスのアルゴリズム
2.8 パス切り替えによるフェイルオーバとフェイルバック
2.8.1 自動パス切り替え
2.8.2 手動パス切り替え
2.8.3 パスの状態遷移
2.9 間欠障害の監視(自動フェイルバック使用時の機能)
2.9.1 間欠障害の確認
2.9.2 間欠障害監視の設定
2.9.3 間欠障害監視の動作
2.9.4 ユーザの操作による間欠障害情報の変化
2.10 パスヘルスチェックによる障害検出
2.11 ダイナミックI/Oパスコントロール機能による負荷分散
2.11.1 ダイナミックロードバランスコントローラ機能とは
2.11.2 ダイナミックI/Oパスコントロール機能について
2.12 障害管理
2.12.1 採取するログの種類
2.12.2 障害情報のフィルタリング
2.12.3 HDLM障害情報収集ユティリティ(DLMgetras)を使用した障害情報の収集
2.12.4 HDLMインストール障害情報収集ユティリティ(installgetras)を使用したインストール障害情報の収集
2.13 監査ログの採取
2.13.1 HDLMで監査ログに出力する種別と監査事象
2.13.2 監査ログ出力の前提条件
2.13.3 監査ログの出力先とフィルタリング
2.13.4 監査ログの出力形式
2.14 Global Link ManagerによるHDLMの統合管理
2.15 クラスタ対応

3. HDLMの環境構築
3.1 HDLMのシステム要件
3.1.1 HDLMがサポートするホストとOS
3.1.2 HDLMがサポートするストレージシステム
3.1.3 Red Hat Enterprise Linux 5を使用する場合の関連製品
3.1.4 Red Hat Enterprise Linux 6を使用する場合の関連製品
3.1.5 Red Hat Enterprise Linux 7を使用する場合の関連製品
3.1.6 SUSE LINUX Enterprise Server 10を使用する場合の関連製品
3.1.7 SUSE LINUX Enterprise Server 11を使用する場合の関連製品
3.1.8 SUSE LINUX Enterprise Server 12を使用する場合の関連製品
3.1.9 Oracle Enterprise Linux 5を使用する場合の関連製品
3.1.10 Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 5を使用する場合の関連製品
3.1.11 Oracle Linux 6を使用する場合の関連製品
3.1.12 Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 6を使用する場合の関連製品
3.1.13 Oracle Linux 7を使用する場合の関連製品
3.1.14 Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 7を使用する場合の関連製品
3.1.15 HDLMがサポートするクラスタソフトウェアとボリュームマネージャの組み合わせ
3.1.16 メモリ所要量とディスク占有量
3.1.17 HDLMがサポートするLU数とパス数
3.1.18 HDLMがサポートする仮想環境
3.2 環境構築の流れ
3.3 HDLMのインストールの種別
3.4 HDLMのインストールについての事前知識
3.5 環境を構築する場合の注意事項
3.5.1 ハードウェアの設定についての注意事項
3.5.2 Linuxに関する注意事項
3.5.3 インストールについての注意事項
3.5.4 再インストールまたはアップグレードインストールについての注意事項
3.5.5 Device Managerエージェントについての注意事項
3.5.6 Global Link Managerと連携する場合の注意事項
3.6 HDLMのインストール
3.6.1 HDLMを新規インストールする前の準備
3.6.2 JP1/NETM/DMを使用してHDLMをリモートインストールする場合の準備
3.6.3 HDLMの新規インストール
3.6.4 HDLMを再インストールまたはアップグレードインストールする前の準備
3.6.5 HDLMの再インストール
3.6.6 HDLMのアップグレードインストール
3.6.7 HDLMのサイレントインストール
3.6.8 ディスク複製OSインストール
3.7 ブートディスクを管理するためのHDLMのインストール
3.7.1 ブートディスク環境へHDLMをインストールする場合の注意事項
3.7.2 ブートディスク環境へHDLMをインストールする手順の概要
3.7.3 マルチパス構成のブートディスク環境の設定
3.7.4 ブートディスク環境でのHDLMのアップグレードインストール
3.7.5 HDLMデバイスからのOSの起動に失敗した場合の対処
3.8 LUKSの設定
3.8.1 LUKSを使用する場合の注意事項
3.8.2 LUKS環境へのHDLMの適用
3.9 mdデバイスの設定
3.9.1 mdデバイスを設定する場合の注意事項
3.9.2 mdデバイスの作成
3.9.3 mdデバイス環境へのHDLMの適用
3.10 LVM2の設定
3.10.1 LVM2を使用する場合の注意事項
3.10.2 HDLMデバイスを使用して新規に論理ボリュームを作成する
3.10.3 シングルパス環境でSCSIデバイス上に作成済みの論理ボリュームをHDLMデバイスに移行する場合
3.11 Xenの設定
3.12 KVMの設定
3.13 CLUSTERPROの設定
3.13.1 監視対象デバイスをHDLMデバイス,監視方法をディスクモニタリソースに設定する
3.13.2 監視対象デバイスをディスクハートビートで指定済みのRAWパーティション,監視方法をRAWモニタリソースに設定する
3.14 Heartbeatの設定
3.15 Oracle RACの設定
3.16 RHCMの設定
3.16.1 RHCMを使用する場合の注意事項
3.16.2 Red Hat Enterprise Linux 5,Red Hat Enterprise Linux 6またはRed Hat Enterprise Linux 7を使用している場合
3.17 VCSの設定
3.18 VxVMの設定
3.18.1 VxVMと連携する場合の注意事項
3.18.2 VxVMと連携する設定前の準備
3.18.3 VxVMと連携する設定
3.19 パス構成の確認
3.20 HDLMの機能の設定
3.20.1 変更前の設定内容の確認
3.20.2 機能の設定
3.20.3 変更後の設定の確認
3.21 プロセス別トレース情報ファイル
3.21.1 Hitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリを使用する場合の注意事項
3.22 HDLMデバイスのキャラクタ型デバイスファイルの作成
3.22.1 Red Hat Enterprise Linux 5,Red Hat Enterprise Linux 6,Red Hat Enterprise Linux 7またはSUSE LINUX Enterprise Server 12を使用している場合
3.22.2 SUSE LINUX Enterprise Server 10またはSUSE LINUX Enterprise Server 11を使用している場合
3.23 ファイルシステムの構築(ボリューム管理ソフトウェアを使用しない場合)
3.23.1 ファイルシステムのマウント
3.23.2 ファイルシステムの作成例
3.24 自動マウントの設定
3.24.1 新規にHDLMデバイスを設定する場合
3.24.2 すでにSCSIデバイスを設定している環境から移行する場合
3.25 HDLMの設定解除
3.25.1 HDLM管理対象のデバイスへの操作
3.25.2 Heartbeatの設定解除
3.25.3 Oracle RACの設定解除
3.25.4 RHCMの設定解除
3.25.5 VCSの設定解除
3.25.6 Xenの設定解除
3.25.7 KVMの設定解除
3.25.8 LVM2の設定解除
3.25.9 mdデバイスの設定解除
3.25.10 LUKSの設定解除
3.25.11 HDLMのアンインストール
3.25.12 Hitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリ(HNTRLib2)のアンインストール

4. HDLMの運用
4.1 HDLMの使用上の注意事項
4.1.1 OS共通の注意事項
4.1.2 Red Hat Enterprise Linux 5,Red Hat Enterprise Linux 6,Red Hat Enterprise Linux 7,Oracle Enterprise Linux 5,Oracle Linux 6,Oracle Linux 7,SUSE LINUX Enterprise Server 12,またはOracle Unbreakable Enterprise Kernelを使用する場合の注意事項
4.1.3 SUSE LINUX Enterprise Server 10を使用する場合の注意事項
4.1.4 SUSE LINUX Enterprise Server 11を使用する場合の注意事項
4.2 カーネルパッケージの更新またはOSのアップデートパッケージの適用
4.2.1 Oracle Enterprise Linux 5,Oracle Unbreakable Enterprise Kernel,Oracle Linux 6,Oracle Linux 7,またはSUSE LINUX Enterprise Serverの場合
4.2.2 Red Hat Enterprise Linux 5,Red Hat Enterprise Linux 6,またはRed Hat Enterprise Linux 7の場合
4.3 コマンドを使用したHDLMの運用
4.3.1 コマンドを使用する場合の注意事項
4.3.2 パスの情報を参照する
4.3.3 パスの状態を変更する
4.3.4 LUの情報を参照する
4.3.5 HDLMデバイス,SCSIデバイスおよびLDEV情報の対応を確認する
4.3.6 パスの統計情報を初期値にする
4.3.7 動作環境を参照または設定する
4.3.8 ライセンス情報を参照する
4.3.9 ライセンスを更新する
4.3.10 HDLMのバージョン情報を参照する
4.3.11 HDLMのコンポーネント情報を参照する
4.4 HDLMマネージャの起動と停止
4.4.1 HDLMマネージャの起動
4.4.2 HDLMマネージャの停止
4.5 HDLMの常駐プロセス
4.6 HDLM運用環境の構成変更
4.6.1 HBAの交換
4.6.2 ファイバケーブルの交換
4.6.3 ファイバチャネルスイッチの交換
4.6.4 HDLMデバイスの構成変更
4.6.5 HDLMデバイス名の変更
4.6.6 新規HDLMデバイス作成について
4.6.7 BladeSymphonyのI/Oドロワーを追加する場合の注意事項

5. トラブルシュート
5.1 HDLM障害情報収集ユティリティ(DLMgetras)を使った障害情報の収集
5.2 メッセージでの障害情報の確認
5.3 パス障害時の対処
5.3.1 メッセージの監視
5.3.2 パス情報の取得
5.3.3 障害パスの抽出
5.3.4 障害発生ハードウェアの絞り込み
5.3.5 障害個所の特定・ハードウェアへの障害対処
5.3.6 パスを稼働状態に変更
5.4 プログラム障害時の対処
5.4.1 メッセージの監視
5.4.2 プログラム情報の取得
5.4.3 プログラム障害への対処
5.4.4 HDLMの購入元会社,または保守会社に連絡
5.5 パスやプログラム以外の障害時の対処

6. コマンドリファレンス
6.1 コマンド概要
6.2 clear パスの統計情報を初期値にする
6.2.1 形式
6.2.2 パラメタ
6.3 help オペレーションの形式を表示する
6.3.1 形式
6.3.2 パラメタ
6.4 offline パスを閉塞状態にする
6.4.1 形式
6.4.2 パラメタ
6.5 online パスを稼働状態にする
6.5.1 形式
6.5.2 パラメタ
6.6 set 動作環境を設定する
6.6.1 形式
6.6.2 パラメタ
6.7 view 情報を表示する
6.7.1 形式
6.7.2 パラメタ
6.8 add パスを動的に追加する
6.8.1 形式
6.8.2 パラメタ
6.9 delete パスを動的に削除する
6.9.1 形式
6.9.2 パラメタ
6.10 refresh ストレージシステムでの設定をHDLMに反映する
6.10.1 形式
6.10.2 パラメタ

7. ユティリティリファレンス
7.1 ユティリティ概要
7.2 DLMgetras HDLM障害情報収集ユティリティ
7.2.1 形式
7.2.2 パラメタ
7.2.3 収集される障害情報
7.3 dlmcfgmgr HDLM構成定義ユティリティ
7.3.1 形式
7.3.2 パラメタ
7.4 dlmchname HDLMデバイス名変更ユティリティ
7.4.1 形式
7.4.2 パラメタ
7.4.3 デバイス名変更定義ファイルの編集方法
7.5 dlmmkinitrd ブートディスクサポートユティリティ
7.5.1 形式
7.5.2 パラメタ
7.6 dlmpr HDLMパーシステントリザーブ解除ユティリティ
7.6.1 形式
7.6.2 パラメタ
7.7 dlmsetopt HDLMドライバオプション設定ユティリティ
7.7.1 形式
7.7.2 パラメタ
7.8 dlmstart HDLM起動ユティリティ
7.8.1 形式
7.9 dlmupdatesysinit システムスクリプト更新ユティリティ
7.9.1 形式
7.10 installgetras HDLMインストール障害情報収集ユティリティ
7.10.1 形式
7.10.2 パラメタ
7.10.3 収集される障害情報
7.11 installhdlm HDLMインストールユティリティ
7.11.1 形式
7.11.2 パラメタ
7.11.3 インストール情報設定ファイルの編集方法
7.12 installux.sh HDLM共通インストーラユティリティ
7.12.1 形式
7.12.2 パラメタ
7.12.3 ログファイルについて

8. メッセージ
8.1 メッセージ一覧を参照するための前提知識
8.1.1 メッセージIDの出力形式と意味
8.1.2 メッセージおよびメッセージの説明で使用する用語
8.1.3 メッセージの言語種別
8.2 KAPL01001~KAPL02000
8.3 KAPL03001~KAPL04000
8.4 KAPL04001~KAPL05000
8.5 KAPL05001~KAPL06000
8.6 KAPL06001~KAPL07000
8.7 KAPL07001~KAPL08000
8.8 KAPL08001~KAPL09000
8.9 KAPL09001~KAPL10000
8.10 KAPL10001~KAPL11000
8.11 KAPL11001~KAPL12000
8.12 KAPL12001~KAPL13000
8.13 KAPL13001~KAPL14000
8.14 KAPL15001~KAPL16000
8.15 Hitachi Command Suite共通エージェントコンポーネントのリターンコード

付録A. Linuxのコマンドおよびファイルの注意事項
A.1 /proc/partitionsファイルについての注意事項
A.2 Linuxのコマンドについての注意事項
A.3 iostatコマンドについての注意事項
A.4 mkfsコマンドについての注意事項
A.5 fdiskコマンドについての注意事項
A.6 sarコマンドについての注意事項
A.7 fdiskコマンドまたはpartedコマンドについての注意事項
A.8 partedコマンドについての注意事項
A.9 vgrenameコマンドおよびlvrenameコマンドについての注意事項

付録B. weak-modulesスクリプトを使用している製品の障害時の対処
B.1 概要
B.2 weak-modulesスクリプトを使用している製品のインストール
B.3 weak-modulesスクリプトを使用している製品のアンインストール

付録C. kdump機能の設定手順
C.1 前提条件
C.2 設定手順
C.3 注意事項

付録D. バージョン間の機能差異
D.1 8.0以降と8.0より前のバージョンとの機能差異
D.2 7.6以降と7.6より前のバージョンとの機能差異
D.3 7.2以降と7.2より前のバージョンとの機能差異
D.4 6.2.1以降と6.2.1より前のバージョンとの機能差異
D.5 6.1以降と6.1より前のバージョンとの機能差異
D.6 6.0以降と6.0より前のバージョンとの機能差異
D.7 05-94以降と05-94より前のバージョンとの機能差異
D.8 05-91以降と05-91より前のバージョンとの機能差異
D.9 05-90以降と05-90より前のバージョンとの機能差異
D.10 05-80以降と05-80より前のバージョンとの機能差異
D.11 05-71以降と05-71より前のバージョンとの機能差異
D.12 05-70-/A以降と05-70-/Aより前のバージョンとの機能差異
D.13 05-70以降と05-70より前のバージョンとの機能差異
D.14 05-63以降と05-63より前のバージョンとの機能差異
D.15 05-40以降と05-40より前のバージョンとの機能差異

付録E. このマニュアルの参考情報
E.1 関連マニュアル
E.2 このマニュアルでの表記
E.3 このマニュアルで使用している略語
E.4 KB(キロバイト)などの単位表記について

用語解説

索引

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