Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Linux®用)
SUSE LINUX Enterprise Server 10を使用する場合の関連製品を次に示します。
- この項の構成
- (1) HDLMがサポートするクラスタソフトウェア
- (2) HDLMがサポートするボリュームマネージャ
- (3) HDLMがサポートするファイルシステム
- (4) HDLMがサポートするブートディスク環境
HDLMをクラスタ構成で使用する場合,そのクラスタを構成するすべてのノードには同じバージョンのHDLMをインストールしてください。異なるバージョンがインストールされている場合,クラスタが正常に動作しないおそれがあります。次に示すコマンドを実行して表示される「HDLM Version」および「Service Pack Version」が一致する場合,同じバージョンのHDLMになります。
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sysクラスタ構成を構築する場合の関連プログラムを次の表に示します。
表3-37 SUSE LINUX Enterprise Server 10を使用する場合のクラスタソフトウェア
カーネルアーキテクチャ カーネル クラスタソフトウェア IA32 2.6.16.60-0.85.1-default
2.6.16.60-0.85.1-smp
2.6.16.60-0.85.1-bigsmp
2.6.16.60-0.85.1-xenpaeHeartbeat(2.1.4-0.24.9)※2 IPF 2.6.16.60-0.85.1-default Heartbeat(2.1.4-0.24.9)※2 EM64T/AMD64 2.6.16.60-0.85.1-default
2.6.16.60-0.85.1-smp
2.6.16.60-0.85.1-xenHeartbeat(2.1.4-0.24.9)※2
Oracle RAC 10g Release 2(10.2.0.3.0)※13.0.13-0.27-default Oracle RAC 10g Release 2(10.2.0.3.0)※1
- 注※1
- 自動ストレージ管理(ASM)機能(rawデバイスを使用),およびCluster Ready Service(CRS)の構成だけをサポートします。
- 「3.15 Oracle RACの設定」の注意事項を参照してください。
- 注※2
- HeartbeatとOracle Cluster File System 2を組み合わせて使用することもできます。
ボリュームマネージャを使用する場合の関連プログラムを次の表に示します。
表3-38 SUSE LINUX Enterprise Server 10を使用する場合のボリュームマネージャ
カーネルアーキテクチャ カーネル ボリュームマネージャ IA32 2.6.16.60-0.85.1-default
2.6.16.60-0.85.1-smp
2.6.16.60-0.85.1-bigsmp
2.6.16.60-0.85.1-xenpaeLVM2.02.17-7.30.1 IPF 2.6.16.60-0.85.1-default LVM2.02.17-7.30.1 EM64T/AMD64 2.6.16.60-0.85.1-default
2.6.16.60-0.85.1-smp
2.6.16.60-0.85.1-xenLVM2.02.17-7.30.1 ボリュームマネージャを使用する場合の注意事項を次に示します。
- YaST2のシステムにあるディスクの分割,システムのバックアップ機能はサポートしますが,YaST2とLVMの組み合わせは未サポートです。
HDLMがサポートするファイルシステムを次に示します。
- ext2(OSに同梱)
- ext3(OSに同梱)
- ReiserFS(OSに同梱)
HDLMは「表3-39 SUSE LINUX Enterprise Server 10を使用する場合のブートディスクの動作環境」に示す環境でブートディスクをサポートします。
ストレージシステムの各モデルがサポートするOS(カーネル)の詳細については,ストレージシステムのマニュアルを参照してください。
表3-39 SUSE LINUX Enterprise Server 10を使用する場合のブートディスクの動作環境
カーネルアーキテクチャ カーネル HBA 対応する
ストレージシステムIA32 2.6.16.60-0.85.1-default
2.6.16.60-0.85.1-smp
2.6.16.60-0.85.1-bigsmp
2.6.16.60-0.85.1-xenpaeQLogic Hitachi AMS2000/AMS/TMS/WMS/SMSシリーズ
Hitachi USPシリーズ
HUS100シリーズ
HUS VM※
Universal Storage Platform V/VMシリーズ
Virtual Storage Platformシリーズ
VSP G1000シリーズ
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデルEM64T/AMD64 2.6.16.60-0.85.1-default
2.6.16.60-0.85.1-smp
2.6.16.60-0.85.1-xenQLogic
- 注※
- 仮想ボリューム拡張ができます。 ただし,HDLMデバイスを管理対象外にしてから仮想ボリューム拡張してください。そのあと,HDLMデバイスを管理対象にしてください。
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2016, Hitachi, Ltd.