Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Linux®用)
HDLMとVxVMを連携する場合は,HDLMの自動フェイルバック機能および間欠障害機能を「ON」に設定して,HDLMデバイスを外部デバイスとして登録する必要があります。VxVMと連携する設定の手順ついて,次に説明します。
なお,VxVMのコマンド実行時にエラーメッセージが出力された場合,その対処方法についてはVeritas Storage Foundationの購入元会社へお問い合わせください。
- 次のコマンドを実行して,自動フェイルバック機能および間欠障害機能を「ON」に設定します。
なお,自動フェイルバック機能のチェック間隔は「1分」に設定して運用することを推奨します。# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr set -afb on -intvl 1- 次のコマンドを実行して,間欠障害機能を「ON」に設定します。
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr set –iem n- 次のコマンドを実行して,自動フェイルバック機能および間欠障害機能の設定が「ON」になっていることを確認します。
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view –sys実行例を次に示します。# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys HDLM Version : x.x.x-xx : Path Health Checking : on(30) Auto Failback : on(1) Reservation Status : Intermittent Error Monitor : on(3/30) HDLM Manager Ver WakeupTime : KAPL01001-I HDLMコマンドが正常終了しました。オペレーション名 = view, 終了時刻 = yyyy/mm/dd hh:mm:ss「Auto Failback」および「Intermittent Error Monitor」の設定が「on」になっていることを確認してください。- 次のコマンドを実行して,HDLMデバイス名(/dev/sddlmXX)を確認します。
# /sbin/dlmcfgmgr -v実行例を次に示します。#/sbin/dlmcfgmgr -v HDevName Management Device Host Channel Target Lun /dev/sddlmaa configured /dev/sdc 13 0 0 0 /dev/sds 14 0 0 0 /dev/sddlmab configured /dev/sdd 13 0 0 1 /dev/sdt 14 0 0 1 /dev/sddlmac configured /dev/sde 13 0 0 2 /dev/sdu 14 0 0 2 /dev/sddlmad configured /dev/sdf 13 0 0 3 /dev/sdv 14 0 0 3- 手順4で確認したすべてのHDLMデバイスを外部デバイスとしてVxVMボリュームへ登録します。個々のHDLMデバイスごとに次のコマンドを実行します。
/dev/sddlmaaを登録する場合の実行例# vxddladm addforeign blockpath=/dev/sddlmaa charpath=/dev/sddlmaaなお,HDLMデバイスを外部デバイスとして登録したあとの運用手順および注意事項についてはVxVMのマニュアルを参照してください。- 次のコマンドを実行して,手順5で登録した外部デバイスを,VXリストへ反映します。
# vxdctl enable- 次のコマンドを実行して,HDLMデバイスがVXリストに追加されたことを確認し,HDLMデバイスだけが表示されることを確認します。
# vxdisk list実行例を次に示します。# vxdisk list DEVICE TYPE DISK GROUP STATUS sddlmaa simple - - online sddlmab simple - - onlineまた,手順5で登録したHDLMデバイスについて,次の状態になっていることを確認してください。
- TYPE欄が「simple」になっていること。
- STATUS欄が「online」または「online invalid」になっていること。「online invalid」のHDLMデバイスがある場合は,手順8に進んでください。
- VxVMに登録したHDLMデバイスを使用してDiskGroupを作成する前に,STATUS欄が「online invalid」のHDLMデバイスを,vxdisk -f initコマンドで初期化します。
HDLMデバイスsddlmaaを初期化する場合の例を次に示します。# vxdisk -f init sddlmaa初期化したあと,HDLMデバイスのSTATUS欄が「online」に変更されたことを確認してください。なお,vxdiskコマンドの詳細な使用方法については,VxVMのマニュアルを参照してください。
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