Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Linux®用)
Oracle Linux 7を使用する場合の関連製品を次に示します。
- この項の構成
- (1) HDLMがサポートするクラスタソフトウェア
- (2) HDLMがサポートするボリュームマネージャ
- (3) HDLMがサポートするファイルシステム
- (4) HDLMがサポートするブートディスク環境
HDLMをクラスタ構成で使用する場合,そのクラスタを構成するすべてのノードには同じバージョンのHDLMをインストールしてください。異なるバージョンがインストールされている場合,クラスタが正常に動作しないおそれがあります。次に示すコマンドを実行して表示される「HDLM Version」および「Service Pack Version」が一致する場合,同じバージョンのHDLMになります。
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sysクラスタ構成を構築する場合の関連プログラムを次の表に示します。
表3-61 Oracle Linux 7を使用する場合のクラスタソフトウェア
カーネルアーキテクチャ カーネル クラスタソフトウェア EM64T/AMD64 3.10.0-123.el7.x86_64 Oracle RAC 12c Release 1(12.1.0.2.0)※1※2
- 注※1
- 自動ストレージ管理(ASM)機能(rawデバイスを使用),およびOracle Clusterwareの構成だけをサポートします。
- 「3.15 Oracle RACの設定」の注意事項を参照してください。
- 注※2
- ASMディスクグループは外部冗長を推奨します。サーバ,ストレージ間をマルチパス構成としている環境で標準冗長または高冗長を使用する場合は,必要となるOracle設定について,Oracle社へお問い合わせください。
ボリュームマネージャを使用する場合の関連プログラムを次の表に示します。
表3-62 Oracle Linux 7を使用する場合のボリュームマネージャ
カーネルアーキテクチャ カーネル ボリュームマネージャ EM64T/AMD64 3.10.0-123.el7.x86_64 LVM2.02.105-14.el7
HDLMがサポートするファイルシステムを次に示します。
- ext2(OSに同梱)
- ext3(OSに同梱)
- ext4(OSに同梱)
- xfs(OSに同梱)
HDLMは「表3-63 Oracle Linux 7を使用する場合のブートディスクの動作環境」に示す環境でブートディスクをサポートします。
ストレージシステムの各モデルがサポートするOS(カーネル)の詳細については,ストレージシステムのマニュアルを参照してください。
表3-63 Oracle Linux 7を使用する場合のブートディスクの動作環境
カーネルアーキテクチャ カーネル HBA 対応する
ストレージシステムEM64T/AMD64 3.10.0-123.el7.x86_64 Emulex
QLogicHitachi AMS2000/AMS/TMS/WMS/SMSシリーズ
Hitachi USPシリーズ
HUS100シリーズ
HUS VM※
Universal Storage Platform V/VMシリーズ
Virtual Storage Platformシリーズ
VSP G1000シリーズ
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
- 注※
- 仮想ボリューム拡張ができます。 ただし,HDLMデバイスを管理対象外にしてから仮想ボリューム拡張してください。そのあと,HDLMデバイスを管理対象にしてください。
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