Dynamic Link Manager ユーザーズガイド（Linux®用）

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3.1.12 Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 6を使用する場合の関連製品

Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 6を使用する場合の関連製品を次に示します。

この項の構成
(1) HDLMがサポートするクラスタソフトウェア
(2) HDLMがサポートするボリュームマネージャ
(3) HDLMがサポートするファイルシステム
(4) HDLMがサポートするブートディスク環境

(1) HDLMがサポートするクラスタソフトウェア

HDLMをクラスタ構成で使用する場合，そのクラスタを構成するすべてのノードには同じバージョンのHDLMをインストールしてください。異なるバージョンがインストールされている場合，クラスタが正常に動作しないおそれがあります。次に示すコマンドを実行して表示される「HDLM Version」および「Service Pack Version」が一致する場合，同じバージョンのHDLMになります。 

 
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sys

クラスタ構成を構築する場合の関連プログラムを次の表に示します。

表3-57 Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 6を使用する場合のクラスタソフトウェア

カーネルアーキテクチャ カーネル クラスタソフトウェア
EM64T/AMD64 2.6.39-200.24.1.el6uek.x86_64 Oracle RAC 11g Release 2(11.2.0.3.0)※1※2
2.6.39-200.29.1.el6uek.x86_64 CLUSTERPRO X 3.1.5-1※3
Oracle RAC 11g Release 2(11.2.0.3.0)※1※2
2.6.39-400.211.1.el6uek.x86_64 CLUSTERPRO X 3.2.0-1※3
CLUSTERPRO X 3.2.1-1※3
CLUSTERPRO X 3.3.0-1※3※4
Oracle RAC 11g Release 2(11.2.0.4.0)※1※2
3.8.13-16.2.1.el6uek.x86_64 Oracle RAC 11g Release 2(11.2.0.4.0)※1※2
Oracle RAC 12c Release 1(12.1.0.2.0)※1※2
3.8.13-44.el6uek.x86_64 Oracle RAC 11g Release 2(11.2.0.3.0)※1※2

注※1
自動ストレージ管理(ASM)機能（rawデバイスを使用），およびOracle Clusterwareの構成だけをサポートします。
「3.15 Oracle RACの設定」の注意事項を参照してください。

注※2
ASMディスクグループは外部冗長を推奨します。サーバ，ストレージ間をマルチパス構成としている環境で標準冗長または高冗長を使用する場合は，必要となるOracle設定について，Oracle社へお問い合わせください。

注※3
Diskモニタ（TUR(legacy)）による監視は未サポートです。
「3.13 CLUSTERPROの設定」を参照してください。

注※4
raw デバイスによる監視をサポートします。

(2) HDLMがサポートするボリュームマネージャ

ボリュームマネージャを使用する場合の関連プログラムを次の表に示します。

表3-58 Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 6を使用する場合のボリュームマネージャ

カーネルアーキテクチャ カーネル ボリュームマネージャ
IA32 2.6.39-200.24.1.el6uek.i686 LVM2.02.95-10.el6
2.6.39-200.29.1.el6uek.i686 LVM2.02.87-6.el6
2.6.39-200.29.2.el6uek.i686
2.6.39-400.211.1.el6uek.i686 LVM2.02.98-9.el6
LVM2.02.100-8.el6※
EM64T/AMD64 2.6.39-200.24.1.el6uek.x86_64 LVM2.02.95-10.el6
2.6.39-200.29.1.el6uek.x86_64 LVM2.02.87-6.el6
2.6.39-200.29.2.el6uek.x86_64
2.6.39-400.211.1.el6uek.x86_64 LVM2.02.98-9.el6
3.8.13-16.2.1.el6uek.x86_64 LVM2.02.100-8.el6
3.8.13-44.el6uek.x86_64
3.8.13-44.1.1.el6uek.x86_64
3.8.13-68.el6uek.x86_64 LVM2.02.100-8.el6
3.8.13-68.1.3.el6uek.x86_64

注※
Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 6.5の場合だけサポートします。

(3) HDLMがサポートするファイルシステム

HDLMがサポートするファイルシステムを次の表に示します。

表3-59 Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 6を使用する場合のファイルシステム

カーネルアーキテクチャ カーネル ファイルシステム
IA32 2.6.39-200.24.1.el6uek.i686 ext2（OSに同梱）
ext3（OSに同梱）
ext4（OSに同梱）
GFS2（OSに同梱）※
2.6.39-200.29.1.el6uek.i686
2.6.39-200.29.2.el6uek.i686
2.6.39-400.211.1.el6uek.i686
EM64T/AMD64 2.6.39-200.24.1.el6uek.x86_64 ext2（OSに同梱）
ext3（OSに同梱）
ext4（OSに同梱）
GFS2（OSに同梱）※
2.6.39-200.29.1.el6uek.x86_64
2.6.39-200.29.2.el6uek.x86_64
2.6.39-400.211.1.el6uek.x86_64
3.8.13-16.2.1.el6uek.x86_64 ext2（OSに同梱）
ext3（OSに同梱）
ext4（OSに同梱）
Btrfs（OSに同梱）
3.8.13-44.el6uek.x86_64
3.8.13-44.1.1.el6uek.x86_64 ext2（OSに同梱）
ext3（OSに同梱）
ext4（OSに同梱）
xfs（OSに同梱）
Btrfs（OSに同梱）
3.8.13-68.el6uek.x86_64
3.8.13-68.1.3.el6uek.x86_64

注※
HDLMデバイスをブートディスクとして使用できません。

(4) HDLMがサポートするブートディスク環境

HDLMは「表3-60 Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 6を使用する場合のブートディスクの動作環境」に示す環境でブートディスクをサポートします。

ストレージシステムの各モデルがサポートするOS（カーネル）の詳細については，ストレージシステムのマニュアルを参照してください。

表3-60 Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 6を使用する場合のブートディスクの動作環境

カーネルアーキテクチャ カーネル HBA 対応する
ストレージシステム
IA32 2.6.39-200.24.1.el6uek.i686 Emulex
QLogic
 Hitachi AMS2000/AMS/TMS/WMS/SMSシリーズ
Hitachi USPシリーズ
HUS100シリーズ
HUS VM※
Universal Storage Platform V/VMシリーズ
Virtual Storage Platformシリーズ
VSP G1000シリーズ
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル
2.6.39-200.29.1.el6uek.i686
2.6.39-200.29.2.el6uek.i686
2.6.39-400.211.1.el6uek.i686
EM64T/AMD64 2.6.39-200.24.1.el6uek.x86_64
2.6.39-200.29.1.el6uek.x86_64
2.6.39-200.29.2.el6uek.x86_64
2.6.39-400.211.1.el6uek.x86_64
3.8.13-16.2.1.el6uek.x86_64
3.8.13-44.el6uek.x86_64
3.8.13-44.1.1.el6uek.x86_64
3.8.13-68.el6uek.x86_64
3.8.13-68.1.3.el6uek.x86_64

注※
仮想ボリューム拡張ができます。 ただし，HDLMデバイスを管理対象外にしてから仮想ボリューム拡張してください。そのあと，HDLMデバイスを管理対象にしてください。

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