Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Linux®用)
Oracle Enterprise Linux 5を使用する場合の関連製品を次に示します。
- この項の構成
- (1) HDLMがサポートするクラスタソフトウェア
- (2) HDLMがサポートするボリュームマネージャ
- (3) HDLMがサポートするファイルシステム
- (4) HDLMがサポートするブートディスク環境
HDLMをクラスタ構成で使用する場合,そのクラスタを構成するすべてのノードには同じバージョンのHDLMをインストールしてください。異なるバージョンがインストールされている場合,クラスタが正常に動作しないおそれがあります。次に示すコマンドを実行して表示される「HDLM Version」および「Service Pack Version」が一致する場合,同じバージョンのHDLMになります。
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -sysクラスタ構成を構築する場合の関連プログラムを次の表に示します。
表3-47 Oracle Enterprise Linux 5を使用する場合のクラスタソフトウェア
カーネルアーキテクチャ カーネル クラスタソフトウェア IA32 2.6.18-53.el5
2.6.18-53.el5PAEOracle RAC 11g Release 1(11.1.0.6.0)※1
RHCM 2.0.73-12.6.18-164.el5
2.6.18-164.el5PAEOracle RAC 11g Release 2(11.2.0.2.0)※1 2.6.18-194.el5
2.6.18-194.el5PAE- 2.6.18-238.el5
2.6.18-238.el5PAE2.6.18-274.el5
2.6.18-274.el5PAEOracle RAC 11g Release 1(11.1.0.7.0)※2 EM64T/AMD64 2.6.18-53.el5 Oracle RAC 11g Release 1(11.1.0.6.0)※1
RHCM 2.0.73-12.6.18-164.el5 Oracle RAC 11g Release 2(11.2.0.2.0)※1 2.6.18-194.el5 - 2.6.18-238.el5 2.6.18-274.el5 Oracle RAC 11g Release 1(11.1.0.7.0)※2
- (凡例)
- -:該当なし
- 注※1
- 自動ストレージ管理(ASM)機能(rawデバイスを使用),およびOracle Clusterwareの構成だけをサポートします。
- 「3.15 Oracle RACの設定」の注意事項を参照してください。
- 注※2
- 次に示す構成をサポートします。
- rawデバイスおよびOracle Clusterwareの構成
- 自動ストレージ管理(ASM)機能(rawデバイスを使用),およびOracle Clusterwareの構成
- 「3.15 Oracle RACの設定」の注意事項を参照してください。
- 注※3
- AMD社製Opteronのシステムへ,IA32用のカーネルを適用した構成はサポートしません。
- 注※4
- Hitachi HA Booster Pack for Linuxをあわせて使用する場合は,OS障害通知機能だけをサポートします。
ボリュームマネージャを使用する場合の関連プログラムを次の表に示します。
表3-48 Oracle Enterprise Linux 5を使用する場合のボリュームマネージャ
カーネルアーキテクチャ カーネル ボリュームマネージャ IA32 2.6.18-53.el5
2.6.18-53.el5PAELVM2.02.26-3.el5 2.6.18-164.el5
2.6.18-164.el5PAELVM2.02.46-8.el5 2.6.18-194.el5
2.6.18-194.el5PAELVM2.02.56-8.el5 2.6.18-238.el5
2.6.18-238.el5PAELVM2.02.74-5.el5 2.6.18-274.el5
2.6.18-274.el5PAELVM2.02.84-3.el5 EM64T/AMD64 2.6.18-53.el5 LVM2.02.26-3.el5 2.6.18-164.el5 LVM2.02.46-8.el5 2.6.18-194.el5 LVM2.02.56-8.el5 2.6.18-238.el5 LVM2.02.74-5.el5 2.6.18-274.el5 LVM2.02.84-3.el5
HDLMがサポートするファイルシステムを次の表に示します。
表3-49 Oracle Enterprise Linux 5を使用する場合のファイルシステム
カーネルアーキテクチャ カーネル ファイルシステム IA32 2.6.18-53.el5
2.6.18-53.el5PAEext2(OSに同梱)
ext3(OSに同梱)2.6.18-164.el5
2.6.18-164.el5PAEext2(OSに同梱)
ext3(OSに同梱)
GFS2(OSに同梱)※2.6.18-194.el5
2.6.18-194.el5PAE2.6.18-238.el5
2.6.18-238.el5PAE2.6.18-274.el5
2.6.18-274.el5PAEEM64T/AMD64 2.6.18-53.el5 ext2(OSに同梱)
ext3(OSに同梱)2.6.18-164.el5 ext2(OSに同梱)
ext3(OSに同梱)
GFS2(OSに同梱)※2.6.18-194.el5 2.6.18-238.el5 2.6.18-274.el5
- 注※
- HDLMデバイスをブートディスクとして使用できません。
HDLMは「表3-50 Oracle Enterprise Linux 5を使用する場合のブートディスクの動作環境」に示す環境でブートディスクをサポートします。
ストレージシステムの各モデルがサポートするOS(カーネル)の詳細については,ストレージシステムのマニュアルを参照してください。
表3-50 Oracle Enterprise Linux 5を使用する場合のブートディスクの動作環境
カーネルアーキテクチャ カーネル HBA 対応する
ストレージシステムIA32 2.6.18-53.el5
2.6.18-53.el5PAEQLogic Hitachi AMS2000/AMS/TMS/WMS/SMSシリーズ
Hitachi USPシリーズ
HUS100シリーズ
HUS VM※
Universal Storage Platform V/VMシリーズ
Virtual Storage Platformシリーズ
VSP G1000シリーズ
VSP Gx00モデル
VSP Fx00モデル2.6.18-164.el5
2.6.18-164.el5PAEEmulex
QLogic2.6.18-194.el5
2.6.18-194.el5PAE2.6.18-238.el5
2.6.18-238.el5PAE2.6.18-274.el5
2.6.18-274.el5PAEEM64T/AMD64 2.6.18-53.el5 QLogic 2.6.18-164.el5 Emulex
QLogic2.6.18-194.el5 2.6.18-238.el5 2.6.18-274.el5
- 注※
- 仮想ボリューム拡張ができます。 ただし,HDLMデバイスを管理対象外にしてから仮想ボリューム拡張してください。そのあと,HDLMデバイスを管理対象にしてください。
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