Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Linux®用)

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4.6.3 ファイバチャネルスイッチの交換

LUに対して複数の稼働状態のパスがある場合,交換するファイバチャネルスイッチを経由するパスだけを閉塞状態にして,そのほかのファイバチャネルスイッチを使用してアクセスを続けることで,アプリケーションを運用したままファイバチャネルスイッチを交換できます。

ファイバチャネルスイッチを交換する手順の例を次に示します。なお,次に示す手順で交換できるのは,ファイバチャネルスイッチだけです。

次の構成のシステムがあるとします。

図4-10 ファイバチャネルスイッチを交換する手順説明の前提となるシステム構成」に基づいてファイバチャネルスイッチを交換する手順を説明します。

図4-10 ファイバチャネルスイッチを交換する手順説明の前提となるシステム構成

[図]

  1. 交換するファイバチャネルスイッチを経由するパス(ファイバチャネルスイッチが接続しているHBAを経由するパス)をOffline(C)状態にします。
    ホストポート番号=0001,バス番号=0000のパスをOffline(C)状態にする場合,次のコマンドを実行します。
    # /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr offline -hba 0001.0000
     
    ホストポート番号=0001のHBAを経由するパスがOffline状態になりますが,ホストポート番号=0002のHBAを経由するパスはOnline状態です。

    図4-11 交換するファイバチャネルスイッチを経由するパスをOffline(C)にした状態

    [図]

  2. パスをOffline(C)状態にしたファイバチャネルスイッチを交換します。
    ここでは,ホストポート番号=0001のHBAに接続しているファイバチャネルスイッチを交換します。
  3. 交換したファイバチャネルスイッチを経由するパスをOnline状態にします。
    ホストポート番号=0001,バス番号=0000のHBAを経由するパスをOnline状態にする場合,次のコマンドを実行します。
    # /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr online -hba 0001.0000
     
    
  4. パス情報を確認します。
    次のコマンドを実行します。
    # /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -path 
     
    パス情報の詳細については,「6.7 view 情報を表示する」を参照してください。

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