Dynamic Link Manager ユーザーズガイド（Linux®用）

4.6.2 ファイバケーブルの交換

LUに対して複数の稼働状態のパスがある場合，交換するファイバケーブルを経由するパスだけを閉塞状態にして，そのほかのパスを使用してアクセスを続けることで，アプリケーションを運用したままファイバケーブルを交換できます。

ファイバケーブルを交換する手順の例を次に示します。なお，次に示す手順で交換できるのは，ファイバケーブルだけです。

「図4-8 ファイバケーブルを交換する手順説明の前提となるシステム構成」に基づいてファイバケーブルを交換する手順を説明します。

図4-8 ファイバケーブルを交換する手順説明の前提となるシステム構成
交換するファイバケーブルを経由するパス（ファイバケーブルが接続しているHBAを経由するパス）をOffline(C)状態にします。
ホストポート番号=0001，バス番号=0000のHBAを経由するパスをOffline(C)状態にする場合，次のコマンドを実行します。
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr offline -hba 0001.0000
ホストポート番号=0001のHBAを経由するパスがOffline状態になりますが，ホストポート番号=0002のHBAを経由するパスはOnline状態です。
図4-9 交換するファイバケーブルを経由するパスをOffline(C)にした状態
パスをOffline(C)状態にしたファイバケーブルを交換します。
ここでは，ホストポート番号=0001のHBAに接続しているファイバケーブルを交換します。
交換したファイバケーブルを経由するパス（ファイバケーブルが接続しているHBAを経由するパス）をOnline状態にします。
ホストポート番号=0001，バス番号=0000のHBAを経由するパスをOnline状態にする場合，次のコマンドを実行します。
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr online -hba 0001.0000
 
パス情報を確認します。
次のコマンドを実行します。
# /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -path 
 
パス情報の詳細については，「6.7 view 情報を表示する」を参照してください。

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