Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Linux®用)

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2.13.4 監査ログの出力形式

監査ログは,syslogヘッダー部およびメッセージ部で出力されます。

syslogヘッダー部の出力形式は,OSの環境設定に依存します。

例えば,rsyslogdを使用している場合,/etc/rsyslog.confファイルに$ActionFileDefaultTemplate RSYSLOG_SyslogProtocol23Formatを指定すると,RFC5424対応の形式で出力されます。

syslogヘッダー部には次の内容が出力されます。
  • プライオリティ
  • 日付・時刻
  • ホスト名
  • プログラム名
  • プロセスID

メッセージ部の出力形式と内容を説明します。

メッセージ部の出力形式
統一識別子,統一仕様リビジョン番号,通番,メッセージID,日付・時刻,検出エンティティ,検出場所,監査事象の種別,監査事象の結果,監査事象の結果サブジェクト識別情報,ハードウェア識別情報,発生場所情報,ロケーション識別情報,FQDN,冗長化識別情報,エージェント情報,リクエスト送信元ホスト,リクエスト送信元ポート番号,リクエスト送信先ホスト,リクエスト送信先ポート番号,一括操作識別子,ログ種別情報,アプリケーション識別情報,予約領域,メッセージテキスト

メッセージ部には,半角で950文字まで表示されます。

表2-13 メッセージ部に出力される情報

項目 内容
統一識別子 「CELFSS」固定
統一仕様リビジョン番号 「1.1」固定
通番 監査ログのメッセージの通番
メッセージID メッセージID
「KAPL15nnn-l」の形式で出力されます。
日付・時刻 メッセージが出力された日付と時刻
yyyy-mm-ddThh:mm:ss.sタイムゾーン」の形式で出力されます。
検出エンティティ コンポーネント名やプロセス名
検出場所 ホスト名
監査事象の種別 事象の種別
監査事象の結果 事象の結果
監査事象の結果サブジェクト識別情報 事象に応じた,アカウントID,プロセスIDまたはIPアドレス
ハードウェア識別情報 ハードウェアの型名や製番
発生場所情報 ハードウェアのコンポーネントの識別情報
ロケーション識別情報 ロケーション識別情報
FQDN 完全修飾ドメイン名
冗長化識別情報 冗長化識別情報
エージェント情報 エージェント情報
リクエスト送信元ホスト リクエストの送信元のホスト名
リクエスト送信元ポート番号 リクエストの送信元のポート番号
リクエスト送信先ホスト リクエストの送信先のホスト名
リクエスト送信先ポート番号 リクエストの送信先のポート番号
一括操作識別子 プログラム内での操作の通番
ログ種別情報 「BasicLog」固定
アプリケーション識別情報 プログラムの識別情報
予約領域 出力されません。予約領域です。
メッセージテキスト 監査事象に応じた内容

注※ 監査事象によっては,出力されない項目もあります。

監査事象「HDLM管理対象物の情報表示成功」で出力されるメッセージ部の例
CELFSS,1.1,0,KAPL15109-I,2008-04-09T10:18:40.6+09:00,HDLMCommand,hostname=moon,ConfigurationAccess,Success,uid=root,,,,,,,,,,,,,,,"Information about HDLM-management targets was successfully displayed. Command Line = /opt/DynamicLinkManager/bin/dlnkmgr view -path "

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