Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Linux®用)

[目次][索引][前へ][次へ]


3.1.2 HDLMがサポートするストレージシステム

HDLMがサポートするストレージシステムを次に示します。

この項の構成
(1) ストレージシステム
(2) HBA(FC-SANを使用する場合)
(3) NIC(IP-SANを使用する場合)
(4) Hitachi RapidXchange管理の中間ボリュームを扱う場合

(1) ストレージシステム

HDLMは下記のストレージシステムに適用します。

FC-SANを使用する場合

IP-SANを使用する場合

適用できるストレージシステムはデュアルコントローラ構成が前提です。HUB接続環境で使用する場合,接続されているすべてのホスト,およびすべてのストレージシステムのループIDを一意に設定してください。なお,HDLMを使用するために必要なマイクロプログラムバージョンについてはHDLMのソフトウェア添付資料を参照してください。ストレージの設定情報についてはストレージシステムの保守マニュアルを参照してください。

注意事項
BladeSymphony環境およびブートディスク環境で適用できるストレージシステムについては,使用しているOSやバージョンに応じて次の項を参照してください。

ストレージの設定情報一覧

HDLMを使用するためには次の表に示すストレージシステムの設定が必要です。表中の[ ]は設定項目を示します。[ ]に続く設定項目を選択することで,次の設定項目が表示されます。設定値列の値を設定してください。

そのほかの設定内容については,ストレージシステムの保守マニュアルを参照してください。

表3-15 ストレージの設定情報一覧(Hitachi AMS/TMS/WMS シリーズ)

項目 設定項目 設定値
デュアルコンフィグ [システムスタート属性] デュアルアクティブモード
ホストモード [ホスト接続モード](全ポートに設定)-[ホスト接続モード1] 標準モード

表3-16 ストレージの設定情報一覧(Hitachi SMSシリーズ,Hitachi AMS 2000シリーズ,HUS100シリーズ)

項目 設定項目 設定値
デュアルコンフィグ [システムスタート属性] デュアルアクティブモード

表3-17 ストレージの設定情報一覧(Hitachi USP シリーズ,Universal Storage Platform V/VMシリーズ,Virtual Storage Platform シリーズ,HUS VM,VSP G1000 シリーズ,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル)

項目 設定項目 設定値
ホストモード [ホスト識別モード]または[Host Mode] 00

注※
Fibre Channelの場合の設定値を示します。

(2) HBA(FC-SANを使用する場合)

適用できるHBAについては,HDLMのソフトウェア添付資料を参照してください。

(3) NIC(IP-SANを使用する場合)

適用できるNICについては,HDLMのソフトウェア添付資料を参照してください。

(4) Hitachi RapidXchange管理の中間ボリュームを扱う場合

Hitachi RapidXchangeで管理している中間ボリュームで,データを交換する場合の関連プログラムを次の表に示します。

表3-18 Hitachi RapidXchange管理の中間ボリュームを扱う場合の関連プログラム

カーネルアーキテクチャ※1 カーネル 関連プログラム
IA32※2 2.6.32-131.0.15.el6.i686 File Access Library and File Conversion Utility(FAL/FCU)01-07-68/00 以降 ※4
2.6.32-279.el6.i686 File Access Library and File Conversion Utility(FAL/FCU)01-05-66/26以降※5
2.6.32-279.19.1.el6.i686
2.6.32-431.el6.i686 File Access Library and File Conversion Utility(FAL/FCU)01-06-67/21 以降 ※6
2.6.32-431.1.2.el6.i686
2.6.32-431.3.1.el6.i686
2.6.32-431.5.1.el6.i686
2.6.32-431.17.1.el6.i686
2.6.32-431.20.3.el6.i686
2.6.32-431.23.3.el6.i686
2.6.32-431.29.2.el6.i686
EM64T/AMD64※3 2.6.32-131.0.15.el6.x86_64 File Access Library and File Conversion Utility(FAL/FCU)01-07-68/00 以降 ※4
2.6.32-279.el6.x86_64 File Access Library and File Conversion Utility(FAL/FCU)01-05-66/26以降※5
2.6.32-279.19.1.el6.x86_64
2.6.32-431.el6.x86_64 File Access Library and File Conversion Utility(FAL/FCU)01-06-67/21 以降 ※6
2.6.32-431.1.2.el6.x86_64
2.6.32-431.3.1.el6.x86_64
2.6.32-431.5.1.el6.x86_64
2.6.32-431.17.1.el6.x86_64
2.6.32-431.20.3.el6.x86_64
2.6.32-431.23.3.el6.x86_64
2.6.32-431.29.2.el6.x86_64

注※1
OS配布元からバイナリ形式で提供されているカーネルだけサポートします。

注※2
HDLMがサポートする環境は,Intel社製CPUまたはAMD社製CPUのOpteronのシステムに,IA32用のカーネルがインストールされた環境です。

注※3
EM64T/AMD64の環境での注意事項を次に示します。
  • HDLMがサポートする環境は,Intel社製CPUまたはAMD社製CPUのOpteronのシステムに,EM64TとAMD64用のカーネルがインストールされた環境です。
  • EM64T/AMD64の環境では,次に示すRPMパッケージが必要です。HDLMをインストールする前に,これらのRPMパッケージをインストールしてください。
    ・libstdc++-RPMパッケージのバージョン情報.i686.rpm
    ・libgcc-RPMパッケージのバージョン情報.i686.rpm
    ・glibc-RPMパッケージのバージョン情報.i686.rpm
    RPMパッケージのバージョン情報は,OSのバージョンによって異なります。

注※4
接続ストレージシステムは,Hitachi Virtual Storage Platform G1000

注※5
接続ストレージシステムは,Hitachi Universal Storage Platform V

注※6
接続ストレージシステムは,Hitachi Virtual Storage Platform

なお,Hitachi RapidXchangeの詳細は,マニュアル「SANRISE2000/SANRISE9900/SANRISE Universal Storage Platform/Hitachi Universal Storage Platform V Hitachi Virtual Storage Platform Hitachi Virtual Storage Platform G1000 FAL for AIX FAL for HP-UX FAL for Solaris FAL for Windows FAL for NCR UNIX FAL for HI-UX/WE2 FAL for Tru64 UNIX FAL for LINUX ユーザーズガイド」を参照してください。

[目次] [前へ] [次へ]


All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2016, Hitachi, Ltd.