Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Linux®用)

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2.8.2 手動パス切り替え

パスを手動で稼働状態または閉塞状態にすることで,パスを切り替えられます。手動で一時的にパスを切り替えることで,システムのメンテナンスなどができます。

次に示す方法で,パスを手動で稼働状態または閉塞状態にできます。

ただし,あるLUに対する最後の稼働状態のパスは,手動で閉塞状態に切り替えられません。また,障害が復旧していないパスについては,稼働状態に切り替えられません。

切り替え先のパスについては,自動パス切り替えの場合と同じです。

Hitachi AMS/TMS/WMSシリーズを使用している場合,オーナパスが第1候補,ノンオーナパスが第2候補の切り替え先になります。Hitachi USPシリーズ,Universal Storage Platform V/VMシリーズ,Virtual Storage Platformシリーズ,VSP G1000シリーズ,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,Hitachi AMS2000シリーズ,Hitachi SMSシリーズ,HUS100シリーズ,またはHUS VMを使用している場合,同じLUにアクセスするすべてのパスが同時に切り替え先の候補になります。

閉塞状態にしたパスは,onlineオペレーションを実行することで稼働状態にできます。onlineオペレーションについては,「6.5 online パスを稼働状態にする」を参照してください。パスの状態を稼働状態に変更したあとに使用するパスは,自動パス切り替えと同じ仕組みで選択されます。Hitachi AMS/TMS/WMSシリーズを使用している場合,使用するパスは,稼働状態のオーナパス,ノンオーナパスの順で選択されます。Hitachi USPシリーズ,Universal Storage Platform V/VMシリーズ,Virtual Storage Platformシリーズ,VSP G1000シリーズ,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,Hitachi AMS2000シリーズ,Hitachi SMSシリーズ,HUS100シリーズ,またはHUS VMを使用している場合,すべてのパスがオーナパスのためパスの状態を稼働状態に変更したあとも,使用するパスは切り替わりません。

注※
ダイナミックI/Oパスコントロール機能を無効にしているときに対象になります。

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