Dynamic Link Manager ユーザーズガイド(Linux®用)
KVMを使用している環境にHDLMをインストールした場合,HDLMデバイスをハードウェア設定ファイル(/etc/libvirt/qemu/ドメイン名.xml)に登録する必要があります。ハードウェア設定ファイルについてはOSのマニュアルを参照してください。
ここでは,virshコマンドを使った手順を説明します。
- 次のコマンドを実行して,ゲストOSのドメイン名と動作環境を確認します。
# virsh list --all Id Name State ---------------------------------- 1 domK running下線部がドメイン名です。- ゲストOSが動作中の場合は,ゲストOSを停止します。
ゲストOSの停止方法については,OSのマニュアルを参照してください。- 新規にHDLMデバイスを登録する場合は,ハードウェア設定ファイルにHDLMデバイスを登録します。
HDLMデバイス(/dev/sddlmac)を,ゲストOSにIDEデバイス(/dev/hdb)として登録する場合の例を次に示します。<disk type='block' device='disk'> <source dev='/dev/sddlmac'/> <target dev='hdb' bus='ide'/> </disk>disk type,target dev,およびtarget busに指定できるその他の値については,OSのマニュアルを参照してください。- SCSIデバイスを使用した環境からHDLMデバイスを使用した環境に移行する場合は,ハードウェア設定ファイルに登録されているSCSIデバイスをHDLMデバイスに変更します。
SCSIデバイス(/dev/sda)からHDLMデバイス(/dev/sddlmad)に移行する場合のハードウェア設定ファイルの変更例を次に示します。
- 変更前
<source dev='/dev/sda'/>SCSIデバイスに対応するHDLMデバイスは,「4.3.5 HDLMデバイス,SCSIデバイスおよびLDEV情報の対応を確認する」を参照して確認してください。
- 変更後
<source dev='/dev/sddlmad'/>- 次のコマンドを実行して,ハードウェア設定ファイルの内容を有効にします。
# virsh define /etc/libvirt/qemu/domK.xml- ゲストOSを起動します。
ゲストOSの起動方法については,OSのマニュアルを参照してください。
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