9.5　運用コマンドの一覧

TP1/EEの運用コマンド一覧を表9-2に示します。

表9-2中のオンライン中に実行できる運用コマンドは，実行時に，次に示す環境変数を設定してください。

PATH

TP1/EEの運用コマンド実行ファイル名が格納されているディレクトリを設定してください。
LIBPATH（AIXの場合），LD_LIBRARY_PATH（Linuxの場合）

TP1/EEのライブラリのインストールディレクトリを設定してください。
PSALLOC

「early」を設定してください。この環境変数は，OSがAIXの場合だけ設定してください。
LANG

TP1/EEのメッセージログの言語種別を設定してください。詳細については，「6.3.6(4)　出力するメッセージログの言語種別の設定」を参照してください。

なお，OSがAIXの場合で，UNIXシェルのログインスクリプト（.profile，.kshrcなど）に環境変数を設定しているときは，コマンド実行時の環境変数の設定値を，コマンド実行ユーザのログインスクリプトにも設定してください。これは，UNIXシェルのログインスクリプトに設定した環境変数の値が，コマンド実行時に有効になることを防ぐためです。

表9‒2　TP1/EEの運用コマンド一覧
機能		運用コマンド	オフライン	オンライン	API
TP1/EE管理	運用コマンド実行機能の実行環境設定	eeadmccsetup	○	○	×
TP1/EE管理	TP1/EE稼働前の定義チェック	eedefchk	○	○	○
ファイルサービス	TP1EEファイルシステムの初期化	eefilmkfs	○	○	○
	TP1EEファイルシステムの状態表示	eefilstatfs	○	○	○
	TP1EEファイルシステムの内容表示	eefills	○	○	○
	TP1EEファイルシステムのバックアップ	eefilbkup	○	○	○
	TP1EEファイルシステムのリストア	eefilrstr	○	○	○
	TP1EEファイルグループの変更	eefilchgrp	○	○	○
	TP1EEファイルのアクセス許可モードの変更	eefilchmod	○	○	○
	TP1EEファイル所有者の変更	eefilchown	○	○	○
プロセス制御	TP1/EEの開始	eesvstart	○	×	△
プロセス制御	TP1/EEの終了	eesvstop	×	○	○^※1
システム制御	サービスの閉塞	eedctsv	×	○	○
	サービスの閉塞解除	eeactsv	×	○	○
	サービスの状態表示	eelssv	×	○	○
	メモリの使用状況の表示	eememls	×	○	○
	処理キューの滞留状態の表示およびサービスの最大同時処理限界数の変更	eelspce	×	○	○
	UAP共用ライブラリの入れ替え	eechgap	×	○	×
	動作中のUAP共用ライブラリ名の表示	eeapls	×	○	○
	処理キュー統計情報の表示	eelsque	×	○	○
通信制御	RPC通信機能で使用しているコネクションの状態表示	eerpclscn	×	○	○
	RPC通信機能で使用しているコネクションの切断	eerpcsockcls	×	○	○
	TCP/IP共有送信用コネクションの状態表示	eerpctcpls	×	○	○
	RPC応答メッセージ送信抑止状態の表示	eerpcspndls	×	○	○
	RPC応答メッセージ送信抑止状態の解放	eerpcspndrles	×	○	○
	常設コネクション状態表示	eerpcrapls	×	○	○
	常設コネクションの切断	eerpcrapcls	×	○	○
	ネームサービスのネーム情報の削除	eerpcnamdel	○	○	△
	一時クローズ処理の実行状態の表示	eerpcstat	×	○	○
	ネーム情報の即時更新	eenamupdate	×	○	○
	サービスグループの閉塞，閉塞解除，および，閉塞状態の表示	eesgrpctl	×	○	○
トランザクション制御	オンライン中のトランザクションの状態表示	eetrnlstr	×	○	○
	リソースマネジャ連携用オブジェクトファイルの作成	eetrnmkobj	○	○	○
	リソースマネジャの情報の表示	eetrnlsrm	○	○	○
	トランザクションのコミット	eetrncmt	×	○	○
	トランザクションのロールバック	eetrnrbk	×	○	○
	トランザクションの強制終了	eetrnfgt	×	○	○
	トランザクション処理の監視時間の変更	eetrntim	×	○	○
	オフライン中にコアファイルからトランザクション状態を取得，表示	eetrnlsdump	○	○	○
排他管理	排他情報の表示	eelckls	×	○	○
ステータスファイル管理	ステータスファイルの作成，初期設定	eestsinit	○	○	○
	ステータスファイルのオープン	eestsopen	×	○	○
	ステータスファイルのクローズ	eestsclose	×	○	○
	ステータスファイルの削除	eestsrm	○	○	○
	ステータスファイルのスワップ	eestsswap	×	○	○
	ステータスファイルの状態表示	eestsls	×	○	○
	ステータスファイルの内容表示	eestsfills	○	○	○
DBキュー制御	DBキューの情報表示	eedbqls	×	○	○
	DBキューの状態，未読み出しメッセージの有無のリスト表示	eedbqlsdq	×	○	○
	DBキューとDBキューサービスとの接続	eedbqcnct	×	○	○
	DBキューグループとDBキューサービスとの接続解除	eedbqrels	×	○	○
	DBキューの読み出し停止	eedbqstop	×	○	○
	DBキューの読み出し再開	eedbqrst	×	○	○
	DBキューのメッセージのスキップ	eedbqskip	×	○	○
	DBキューサービスの閉塞	eedbqdctsv	×	○	○
	DBキューサービスの閉塞解除	eedbqactsv	×	○	○
	DBキューサービスの状態のリスト表示	eedbqlssv	×	○	○
	DBキューサービスとDBキューとの接続状態の表示	eedbqlscs	×	○	○
	DBキューグループのDBキューリストの表示	eedbqlsqg	×	○	○
	DBキューグループ指定によるメッセージ書き込み時のDBキューの縮退指定	eedbqislt	×	○	○
	DBキュー読み出しサーバの変更	eedbqchgr	×	○	○
	DBキューの書き込み抑止または抑止解除	eedbqwtpr	×	○	○
	DBキューの書き込み禁止/禁止解除	eedbqinhibit	×	○	○
	DBキューの通番初期化	eedbqclr	×	○	○
	HiRDB用のDBキュー表の作成または削除	eedbqtblh	○	×^※2	×
	HiRDB用のDBキューの通番強制初期化	eedbqclrh	○	○	○
	Oracle用のDBキュー表の作成または削除	eedbqtblo	○	×^※2	×
	DBキュー書き込みメッセージ表の戻し	eedbqaltput	×	○	○
	DBキュー交替用切り替え状況の表示	eedbqaltlsh	○	○	×
メッセージ応答	TP1/EEプロセスのメッセージへの応答	eetrbwtor	×	○	×
トラブルシューティング	保守資料の取得	eerasget	○	○	×
	TASKTM情報の強制出力	eetrbtaskfput	×	○	○
	TASKTM情報の編集出力	eetrbtasked	○	○	○
	TASKTM情報の編集出力（コアファイルまたはメモリダンプファイル入力）	eetrbtaskdump	○	○	○
	回線トレース情報の強制出力	eetrbtrcefput	×	○	○
	回線トレース情報の編集出力	eetrblineed	○	○	○
	回線トレース情報の編集出力（コアファイルまたはメモリダンプファイル入力）	eetrblinedump	○	○	○
	UAPトレース情報の強制出力	eetrbuatfput	×	○	○
	UAPトレース情報の編集出力	eetrbuated	○	○	○
	UAPトレース情報の編集出力（コアファイルまたはメモリダンプファイル入力）	eetrbuapdump	○	○	○
	テーブル情報の表示	eetrbtbldump	○	○	○
	基本統計情報の取得	eetrbstcse	×	○	○
	拡張統計情報の取得	eetrbstcese	×	○	○
	統計情報の強制出力	eetrbstcfput	×	○	○
	統計情報の編集	eetrbstced	○	○	○
	システム統計情報のリアルタイム編集	eetrbreport	×	○	○
	ファイルの縮退回復	eetrbrcvr	×	○	○

（凡例）

オフライン：TP1/EE未起動での実行。

オンライン：TP1/EE起動中の実行。

API：ee_adm_call_command関数での実行。

○：実行できます。

×：実行できません。

△：自TP1/EEに対しては実行できませんが，他TP1/EEに対しては実行できます。

注※1

自TP1/EEに対して使用する場合はコマンド入力文字列に&を付加し，バックグラウンド実行にしてください。

注※2

次に示すどちらかの場合は，eedbqtblhコマンドまたはeedbqtbloコマンドで，使用中のDBキューの削除および再作成を実行しないでください。使用中のDBキューの削除および再作成を実行した場合はDBキューが破壊されるため，システムの動作は保証しません。

・DBキューを使用しているTP1/EEが動作している場合

・DBキューを使用しているCosminexus Reliable Messagingが動作している場合

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