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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引


eefills

〈このページの構成〉

名称

TP1EEファイルシステムの内容表示

形式

eefills{〔-〔H〕〔L〕〔{t|u}〕〕 TP1EEファイルシステム領域名
         〔/TP1EEファイル名〕|〔-x〕 TP1EEファイルシステム領域名
         〔/TP1EEファイル名〕}

機能

TP1EEファイルシステムの内容を標準出力に出力します。

コマンド引数にTP1EEファイルシステム領域名だけを指定した場合は,指定したTP1EEファイルシステム内にあるすべてのTP1EEファイルの内容を,TP1EEファイル名のアルファベット順で出力します。コマンド引数にTP1EEファイル名も指定した場合は,指定したTP1EEファイルの内容だけ出力します。

オプション

●-H

表示する情報にヘッダを付けて,ファイル名のアルファベット順に,縦方向に表示します。

●-L

ファイルのロック状態を,ファイル名のアルファベット順に,縦方向に表示します。

●-{t|u}

-t

最終更新日時が最近のものから順に,TP1EEファイルシステムの内容を表示します。

-u

最終アクセス日時が最近のものから順に,TP1EEファイルシステムの内容を表示します。

-Hオプションおよび-Lオプションと,-tオプションまたは-uオプションを同時に指定すると,表示内容の順序は,-tオプションまたは-uオプションの指定が有効になります。

●-x

ファイル名だけをアルファベット順に,横方向に表示します。

すべてのオプションの指定を省略すると,TP1EEファイルシステムの内容がファイル名のアルファベット順に,縦方向に表示されます。

コマンド引数

●TP1EEファイルシステム領域名  〜〈パス名〉

TP1EEファイルシステムがあるキャラクタ型スペシャルファイル名,ブロック型スペシャルファイル名,または通常ファイル名を指定します。

●TP1EEファイル名  〜〈TP1EEファイル名〉

TP1EEファイル名を指定します。

出力形式

●-Hオプションを指定した場合

日本語と英語で共通の出力形式を次に示します。

MODE   UID      GID      RSIZE RNUM    TIME              FILE
aabbcc dd....dd ee....ee fffff ggggggg hh....hh          ii....ii

出力形式中の,各変数の意味を次に示します。

変数

意味

aa

所有者に対するアクセス権

  • r…読み出し権がある

  • w…書き込み権がある

  • -…読み出し権,または書き込み権がない

bb

グループに対するアクセス権

  • r…読み出し権がある

  • w…書き込み権がある

  • -…読み出し権,または書き込み権がない

cc

他者に対するアクセス権

  • r…読み出し権がある

  • w…書き込み権がある

  • -…読み出し権,または書き込み権がない

dd....dd

所有者名(9文字以内)

ee....ee

所有者のグループ名(9文字以内)

fffff

レコード長(単位:バイト)

ggggggg

レコード数

hh....hh

最終更新日時

時:分△月日年の形式

ii....ii

TP1EEファイル名

●-Hオプションと-Lオプションを指定した場合

日本語と英語で共通の出力形式を次に示します。

MODE   UID      GID      PID      L TIME     FILE
aabbcc dd....dd ee....ee pp....pp q hh....hh ii....ii

出力形式中の,各変数の意味を次に示します。

変数

意味

aa

所有者に対するアクセス権

  • r…読み出し権がある

  • w…書き込み権がある

  • -…読み出し権,または書き込み権がない

bb

グループに対するアクセス権

  • r…読み出し権がある

  • w…書き込み権がある

  • -…読み出し権,または書き込み権がない

cc

他者に対するアクセス権

  • r…読み出し権がある

  • w…書き込み権がある

  • -…読み出し権,または書き込み権がない

dd....dd

所有者名(9文字以内)

ee....ee

所有者のグループ名(9文字以内)

pp....pp

ロックを掛けているプロセスのプロセスID(10文字以内)

ロックが掛けられていない場合は,「−」が表示されます。

q

ロック状態の識別フラグ

  • E…占有ロック

  • S…共有ロック

  • -…ロックが掛けられていない

hh....hh

最終更新日時

時:分△月日年の形式

ii....ii

TP1EEファイル名

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFSB91503-I

ヘルプメッセージ

標準出力

KFSB91533-E

TP1EEファイルは存在しません。

標準エラー出力

KFSB91534-E

フラグ引数が不正です。

標準エラー出力

KFSB91535-E

コマンド引数が不正です。

標準エラー出力

KFSB91536-E

コマンドの形式が不正です。

標準エラー出力

KFSB91537-E

オプションフラグの組み合わせが不正です。

標準エラー出力

KFSB91570-E

バックアップファイルまたはTP1EEファイルシステム領域は,このコマンドで扱うことのできないバージョンです。

標準エラー出力

KFSB91571-E

TP1EEファイルシステム領域に対するアクセス権がありません。

標準エラー出力

KFSB91572-E

TP1EEファイルシステム領域のオープン処理で上限値オーバが報告されました。

標準エラー出力

KFSB91573-E

TP1EEファイルシステム領域が存在しません。

標準エラー出力

KFSB91575-E

TP1EEファイルシステムを構築できるファイルではありません。

標準エラー出力

KFSB91576-E

TP1EEファイルシステムではありません。

標準エラー出力

KFSB91578-E

TP1EEファイルシステムのロックに失敗しました。

標準エラー出力

KFSB91582-E

領域の確保に失敗しました。

標準エラー出力

KFSB91583-E

入出力エラーが発生しました。

標準エラー出力

KFSB91599-E

内部矛盾が発生しました。

標準エラー出力