eefills
形式
eefills{〔-〔H〕〔L〕〔{t|u}〕〕 TP1EEファイルシステム領域名 〔/TP1EEファイル名〕|〔-x〕 TP1EEファイルシステム領域名 〔/TP1EEファイル名〕}
機能
TP1EEファイルシステムの内容を標準出力に出力します。
コマンド引数にTP1EEファイルシステム領域名だけを指定した場合は,指定したTP1EEファイルシステム内にあるすべてのTP1EEファイルの内容を,TP1EEファイル名のアルファベット順で出力します。コマンド引数にTP1EEファイル名も指定した場合は,指定したTP1EEファイルの内容だけ出力します。
オプション
●-H
表示する情報にヘッダを付けて,ファイル名のアルファベット順に,縦方向に表示します。
●-L
ファイルのロック状態を,ファイル名のアルファベット順に,縦方向に表示します。
●-{t|u}
- -t
-
最終更新日時が最近のものから順に,TP1EEファイルシステムの内容を表示します。
- -u
-
最終アクセス日時が最近のものから順に,TP1EEファイルシステムの内容を表示します。
-Hオプションおよび-Lオプションと,-tオプションまたは-uオプションを同時に指定すると,表示内容の順序は,-tオプションまたは-uオプションの指定が有効になります。
●-x
ファイル名だけをアルファベット順に,横方向に表示します。
すべてのオプションの指定を省略すると,TP1EEファイルシステムの内容がファイル名のアルファベット順に,縦方向に表示されます。
コマンド引数
●TP1EEファイルシステム領域名 〜〈パス名〉
TP1EEファイルシステムがあるキャラクタ型スペシャルファイル名,ブロック型スペシャルファイル名,または通常ファイル名を指定します。
●TP1EEファイル名 〜〈TP1EEファイル名〉
TP1EEファイル名を指定します。
出力形式
●-Hオプションを指定した場合
日本語と英語で共通の出力形式を次に示します。
MODE UID GID RSIZE RNUM TIME FILE aabbcc dd....dd ee....ee fffff ggggggg hh....hh ii....ii
出力形式中の,各変数の意味を次に示します。
変数 |
意味 |
---|---|
aa |
所有者に対するアクセス権
|
bb |
グループに対するアクセス権
|
cc |
他者に対するアクセス権
|
dd....dd |
所有者名(9文字以内) |
ee....ee |
所有者のグループ名(9文字以内) |
fffff |
レコード長(単位:バイト) |
ggggggg |
レコード数 |
hh....hh |
最終更新日時 時:分△月日年の形式 |
ii....ii |
TP1EEファイル名 |
●-Hオプションと-Lオプションを指定した場合
日本語と英語で共通の出力形式を次に示します。
MODE UID GID PID L TIME FILE aabbcc dd....dd ee....ee pp....pp q hh....hh ii....ii
出力形式中の,各変数の意味を次に示します。
変数 |
意味 |
---|---|
aa |
所有者に対するアクセス権
|
bb |
グループに対するアクセス権
|
cc |
他者に対するアクセス権
|
dd....dd |
所有者名(9文字以内) |
ee....ee |
所有者のグループ名(9文字以内) |
pp....pp |
ロックを掛けているプロセスのプロセスID(10文字以内) ロックが掛けられていない場合は,「−」が表示されます。 |
q |
ロック状態の識別フラグ
|
hh....hh |
最終更新日時 時:分△月日年の形式 |
ii....ii |
TP1EEファイル名 |
出力メッセージ
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFSB91503-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
KFSB91533-E |
TP1EEファイルは存在しません。 |
標準エラー出力 |
KFSB91534-E |
フラグ引数が不正です。 |
標準エラー出力 |
KFSB91535-E |
コマンド引数が不正です。 |
標準エラー出力 |
KFSB91536-E |
コマンドの形式が不正です。 |
標準エラー出力 |
KFSB91537-E |
オプションフラグの組み合わせが不正です。 |
標準エラー出力 |
KFSB91570-E |
バックアップファイルまたはTP1EEファイルシステム領域は,このコマンドで扱うことのできないバージョンです。 |
標準エラー出力 |
KFSB91571-E |
TP1EEファイルシステム領域に対するアクセス権がありません。 |
標準エラー出力 |
KFSB91572-E |
TP1EEファイルシステム領域のオープン処理で上限値オーバが報告されました。 |
標準エラー出力 |
KFSB91573-E |
TP1EEファイルシステム領域が存在しません。 |
標準エラー出力 |
KFSB91575-E |
TP1EEファイルシステムを構築できるファイルではありません。 |
標準エラー出力 |
KFSB91576-E |
TP1EEファイルシステムではありません。 |
標準エラー出力 |
KFSB91578-E |
TP1EEファイルシステムのロックに失敗しました。 |
標準エラー出力 |
KFSB91582-E |
領域の確保に失敗しました。 |
標準エラー出力 |
KFSB91583-E |
入出力エラーが発生しました。 |
標準エラー出力 |
KFSB91599-E |
内部矛盾が発生しました。 |
標準エラー出力 |