eefilstatfs
形式
eefilstatfs 〔-w〕 〔-l〕 〔-p〕 TP1EEファイルシステム領域名
機能
TP1EEファイルシステムの状態を標準出力に出力します。
オプション
●-w
TP1EEファイル管理領域開始位置を表示します。
●-l
空き領域サイズの情報を表示します。
●-p(AIX版限定)
キャラクタ型スペシャルファイルに作成したTP1EEファイルシステムに指定した物理区画サイズを表示します。表示される物理区画サイズは,実際の物理区画サイズではなく,eefilmkfsコマンドの-pオプションまたは-cオプションで指定した値です。実際の物理区画サイズは,lsvgコマンドなどで確認できます。
なお,このオプションは,OSがAIXの場合に指定できます。
コマンド引数
●TP1EEファイルシステム領域名 〜〈パス名〉
TP1EEファイルシステムがあるキャラクタ型スペシャルファイル名,ブロック型スペシャルファイル名,または通常ファイル名を指定します。
出力形式
日本語の出力形式を次に示します。
セクタ長[B] :aa....aa 領域総容量[KB] :bb....bb 領域残り容量[KB] :cc....cc 作成可能最大ファイルサイズ[KB] :dd....dd 最大作成可能ファイル数 :ee....ee 作成済みファイル数 :ff....ff 残り作成可能ファイル数 :gg....gg 空き領域総数 :hh....hh ファイルシステム初期化ユーザID :ii....ii ファイルシステム初期化時刻 :jj....jj ファイルシステム名 :kk....kk TP1EEファイル管理領域開始位置 :ll....ll 物理区画サイズ[MB] :mm....mm
英語の出力形式を次に示します。
sector length [B] :aa....aa total capacity of area [KB] :bb....bb remaining capacity of area [KB] :cc....cc maximum size of making file [KB] :dd....dd maximum number of making file :ee....ee number of made file :ff....ff remaining number of making file :gg....gg total number of free areas :hh....hh file system initialized user ID :ii....ii file system initialized time :jj....jj file system name :kk....kk start point of TP1EE file control area :ll....ll physical partition size [MB] :mm....mm
出力形式中の,各変数の意味を次に示します。
変数 |
意味 |
---|---|
aa....aa |
eefilmkfsコマンドの-sオプションで指定したセクタ長 |
bb....bb |
TP1EEファイルシステム中でTP1EEファイル用として割り当てられた領域の総容量 |
cc....cc |
割り当てた領域の中で,未使用(TP1EEファイルとして割り当てられていない)領域の容量 |
dd....dd |
現在,一つのTP1EEファイルとして確保できる容量の最大値 |
ee....ee |
eefilmkfsコマンドの-lオプションで指定した,作成できるTP1EEファイルの上限数 |
ff....ff |
すでに作成されたTP1EEファイルの数 |
gg....gg |
作成できるTP1EEファイル数(最大作成可能ファイル数−作成済みファイル数) |
hh....hh |
不連続な空き領域の総数 |
ii....ii |
TP1EEファイルシステムを初期設定したユーザのログイン名 |
jj....jj |
TP1EEファイルシステムを初期設定した日時 曜日△月△日△時:分:秒△年(西暦)の形式 |
kk....kk |
eefilmkfsコマンドで指定したTP1EEファイルシステム名 |
ll....ll |
TP1EEファイル管理領域開始位置(-wオプション指定時だけ表示されます) |
mm....mm |
eefilmkfsコマンドで指定した物理区画サイズ(-pオプション指定時だけ表示されます) |
-lオプションを指定した場合は,次の空き領域サイズも表示されます。
- 空き領域サイズの情報
空き領域サイズ (KB) 領域数 - 1 :aa....aa 1 - 2 :aa....aa 2 - 4 :aa....aa 4 - 8 :aa....aa 8 - 16 :aa....aa 16 - 32 :aa....aa 32 - 64 :aa....aa 64 - 128 :aa....aa 128 - 256 :aa....aa 256 - 512 :aa....aa 512 - 1024 :aa....aa 1024 - 2048 :aa....aa 2048 - 4096 :aa....aa 4096 - 8192 :aa....aa 8192 - 16384 :aa....aa 16384 - 32768 :aa....aa 32768 - 65536 :aa....aa 65536 - 131072 :aa....aa 131072 - :aa....aa
出力形式中の,aa....aaは,領域数を示しています。
出力メッセージ
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFSB91534-E |
フラグ引数が不正です。 |
標準エラー出力 |
KFSB91535-E |
コマンド引数が不正です。 |
標準エラー出力 |
KFSB91536-E |
コマンドの形式が不正です。 |
標準エラー出力 |
KFSB91537-E |
オプションフラグの組み合わせが不正です。 |
標準エラー出力 |
KFSB91551-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
KFSB91570-E |
バックアップファイルまたはTP1EEファイルシステム領域は,このコマンドで扱うことのできないバージョンです。 |
標準エラー出力 |
KFSB91571-E |
TP1EEファイルシステム領域に対するアクセス権がありません。 |
標準エラー出力 |
KFSB91572-E |
TP1EEファイルシステム領域のオープン処理で上限値オーバが報告されました。 |
標準エラー出力 |
KFSB91573-E |
TP1EEファイルシステム領域が存在しません。 |
標準エラー出力 |
KFSB91575-E |
TP1EEファイルシステムを構築できるファイルではありません。 |
標準エラー出力 |
KFSB91576-E |
TP1EEファイルシステムではありません。 |
標準エラー出力 |
KFSB91582-E |
領域の確保に失敗しました。 |
標準エラー出力 |
KFSB91583-E |
TP1EEファイルシステム領域でI/Oエラーが発生しました。 |
標準エラー出力 |
KFSB91599-E |
内部矛盾が発生しました。 |
標準エラー出力 |
注意事項
-
通常ファイルに作成したTP1EEファイルシステムに対して-pオプションを指定したeefilstatfsコマンドを実行した場合,KFSB91537-EメッセージおよびKFSB91551-Iメッセージを出力します。
-
eefilmkfsコマンドで物理区画サイズを指定していないキャラクタ型スペシャルファイルのTP1EEファイルシステムに対して-pオプションを指定したeefilstatfsコマンドを実行した場合,物理区画サイズは0と表示されます。