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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引


eedbqls

〈このページの構成〉

名称

DBキューの情報表示

形式

eedbqls -g サービスグループ名
        -q DBキュー名

機能

DBキューにアクセスして,DBキューの情報を表示します。

DBキューを読み出しているTP1/EEプロセスのバージョンが07-80以降で,かつDBキュー関連定義のdbqgrpdef定義コマンドの-kオプションに1を指定している場合は,RPC通信を使用してDBキューの読み出し状態を表示します。

オプション

●-g サービスグループ名  〜〈1〜31文字の識別子〉

情報を表示するTP1/EEプロセスのサービスグループ名を指定します。

●-q DBキュー名  〜〈1〜27文字の識別子〉

情報を表示するDBキュー名を指定します。

出力形式

日本語の出力形式を次に示します。

サービスグループ名 :aa....aa
DBキューグループ名:bb....bb
DBキューサービス名:cc....cc
DBキュー名:dd....dd
IPアドレス    :ee....ee
ポート番号     :ff....ff
読出し基盤種別  :gg....gg
読出しシステム種別:hh....hh
読出しサービスグループ名:ii....ii
読出しプロセス識別子:jj....jj
DBキューステータス:k(l)
書込み禁止ステータス:y
書込み通番    :mmmmmmmmmm
読出し通番    :nnnnnnnnnn
書込み最大通番  :oooooooooo
未読出し数    :pppppppppp
DBキュー種別:qq....qq
DBキュー属性:rr....rr
TP1/SBノード識別子:ss....ss
書込みメッセージ表:t
読出しメッセージ表:u

英語の出力形式を次に示します。

service group name                  : aa....aa
DB queue group name                 : bb....bb
DB queue service name               : cc....cc
DB queue name                       : dd....dd
IP address                          : ee....ee
port number                         : ff....ff
read basis type                     : gg....gg
read system type                    : hh....hh
read service group name             : ii....ii
read process ID                     : jj....jj
DB queue status                     : k(l)
DB queue write inhibit status       : y
serial number for writing           : mmmmmmmmmm
serial number for reading           : nnnnnnnnnn
maximum serial number for writing   : oooooooooo
number of unread messages           : pppppppppp
DB queue type                       : qq....qq
DB queue attribute                  : rr....rr
TP1/SB node ID                      : ss....ss
write message table                 : t
read message table                  : u

出力形式中の,各変数の意味を次に示します。

変数

意味

aa....aa

サービスグループ名(1〜31文字)

bb....bb

DBキューグループ名(1〜31文字)

cc....cc

DBキューサービス名(1〜31文字)

接続されていない場合は,「*」を表示します。

dd....dd

DBキュー名(1〜27文字)

ee....ee

DBキュー読み出しサーバのIPアドレス※1

ff....ff

DBキュー読み出しサーバのポート番号※1

gg....gg

読み出すサーバの種別※1,※2

  • TP1EE…TP1/EE

  • CosmiRM…uCosminexus Reliable Messaging

読み出すサーバを確認できない場合は,「*」を表示します。

hh....hh

使用者が読み出すサーバを特定するための情報※1,※2

読み出すサーバの種別によって次の内容を表示します。

  • TP1EE…ノード識別子

  • CosmiRM…システム名(RMSystemName指定値)

読み出すサーバを確認できない場合は,「*」を表示します。

ii....ii

DBキュー読み出しサーバサービスグループ名(1〜31文字)※3

DBキュー読み出しサーバを確認できない場合,またはDBキュー読み出しサーバにサービスグループ名がない場合は,「*」を表示します。

jj....jj

DBキュー読み出しサーバのプロセス識別子(1〜31文字)※4

k

メッセージを読み出しているTP1/EEプロセスのDBキューの読み出し状態

  • N…通常状態

  • P…障害による読み出し停止の状態

  • B…DBキューの読み出し停止を受け付けたが,次のトランザクションが動作中

    読み出しトランザクション

    スキップトランザクション

    通番初期化トランザクション

  • C…コマンド,TP1/EEサービス定義,またはAPI関数による読み出し停止の状態

  • E…DBの構成不正,またはDBキューの内容矛盾のため使用できない状態

  • R…リソースマネジャと未接続のため使用できない状態

  • U…状態不明(次のどれかが発生)

    情報照会処理が時間切れ

    対象のDBキューを読み出し中

    サーバが存在しない

    情報照会処理が失敗

    情報照会処理の実行後に読み出しサーバの変更を検知

なお,次の場合は「N」を表示します。

  • DBキューの読み出し状態が読み出し停止中でも,次の場合にメッセージを読み出しているTP1/EEプロセスがDBキュー関連定義のdbqgrpdef定義コマンドの-gオプションに指定したプロセスと異なっているとき

    ・DBキュー関連定義のdbqgrpdef定義コマンドの-kオプションに0を指定している

    ・メッセージを読み出しているTP1/EEプロセスのバージョンが07-80より前

  • メッセージを読み出しているTP1/EEプロセスが存在しない場合

l

DBキューのステータス

  • W…書き込み可能の状態

  • P…書き込み抑止の状態

DBキューの読み出し状態がEまたはRの場合,および,DBアクセスエラーなどによってDBキューのステータスを確認できない場合は,「*」を表示します。

mmmmmmmmmm

書き込み通番(10進数10けた)※2,※5

nnnnnnnnnn

読み出し通番(10進数10けた)※2,※5

oooooooooo

最大書き込みメッセージ数(10進数10けた)

pppppppppp

未読み出しメッセージ数(10進数10けた)※2,※5

qq....qq

DBキュー種別※1

  • UAP…AP間通信をするDBキュー

  • USER…ユーザキューアクセスをするDBキュー

rr....rr

DBキュー属性(16進数8けた)※1

DBキューに付与した属性を論理和で表示します。

  • 00000000…付与した属性がありません

  • 00000001…上書き抑止属性

  • 00000002…通番初期化属性

  • 00000004…データ連携支援書き込み属性

  • 00000008…交替用メッセージ表書き込み機能を使用

  • ********…DBキュー属性未サポート(バージョン07-80よりも前のバージョン,またはTP1/EE以外のシステムで作成された)

ss....ss

該当するDBキューの読み出しを行うTP1/EEプロセスのTP1/Server Baseのノード識別子※1,※2,※5

次の条件がすべて成り立つ場合に表示します。

  • 該当するDBキューの読み出しを行うサーバの基盤種別がTP1/EE

  • 該当するDBキューの読み出しを行うTP1/EEプロセスでネーム機能が有効

  • 該当するDBキューの読み出しを行うTP1/EEプロセスのTP1/EEバージョンが07-80以降

TP1/Server Baseのノード識別子を表示しない場合は,「*」を表示します。

y

DBキュー書き込み禁止ステータス

  • W…書き込み可能の状態

  • P…書き込み抑止の状態

t

DBキュー交替用メッセージ表書き込み機能使用時のee_dbq_msgpu関数実行時にメッセージを書き込む表を表示します。

  • N…通常のメッセージ表に書き込みます。通常のメッセージ表の更新で障害が発生した場合は,交替用メッセージ表に書き込みます。

  • A…交替用メッセージ表に書き込みます。

  • *…DBキュー交替用メッセージ表書き込み機能未使用

u

DBキュー交替用メッセージ表書き込み機能使用時のメッセージを入力※6する表を表示します。

  • N…通常のメッセージ表から入力します。通常のメッセージ表からの入力で障害が発生するか,通常のメッセージ表にメッセージが書き込まれていなければ交替用メッセージ表から入力します。

  • A…交替用メッセージ表から入力します。交替用メッセージ表からの入力で障害が発生するか,交替用メッセージ表にメッセージが書き込まれていなければ通常のメッセージ表から入力します。

  • *…DBキュー交替用メッセージ表書き込み機能未使用

注※1

DBキュー機能関連定義のdbqgrpdef定義コマンドの-kオプションに1を指定した場合に出力されます。

注※2

DBアクセスエラーが発生した場合は,「*」を表示します。

注※3

DBキュー機能関連定義のdbqgrpdef定義コマンドの-fオプションの指定を省略した場合に出力されます。

注※4

DBキュー機能関連定義のdbqgrpdef定義コマンドに-fオプションを指定した場合に出力されます。

注※5

DBキューの読み出し状態が次の場合は,「*」を表示します。

・E:DBの構成不正,またはDBキューの内容矛盾による使用不可

・R:リソースマネジャの未接続による使用不可

注※6

メッセージの入力が行われるのは次の契機です。

・UAP間通信用のDBキューにメッセージが書き込まれたとき

・次のどれかのAPI関数が実行されたとき

 ee_dbq_msgget,ee_dbq_msgrefer,ee_dbq_msgrefer2

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFSB95600-E

メモリを確保できません。

標準エラー出力

KFSB95601-E

コマンドの形式が不正です。

標準エラー出力

KFSB95602-E

コマンドのオプションが不正です。

標準エラー出力

KFSB95650-E

TP1/EEプロセスでエラーを検知したため,DBキューコマンドが失敗しました。

標準エラー出力

KFSB95651-E

コマンドプロセスでエラーを検知したため,DBキューコマンドが失敗しました。

標準エラー出力

KFSB95660-I

ヘルプメッセージ

標準出力