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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引


eechgap

〈このページの構成〉

名称

UAP共用ライブラリの入れ替え

形式

eechgap -g サービスグループ名
       {-s|-r|-b 入れ替え元UAP共用ライブラリ名
                 -a 入れ替え先UAP共用ライブラリ名 〔-c〕}
       〔-t トランザクション静止化監視時間〕

機能

指定したサービスグループのトランザクションを停止し(トランザクションの静止化),UAP共用ライブラリを入れ替えます。このコマンドの実行中にエラーが発生した場合は,UAP共用ライブラリを入れ替えません。なお,トランザクションの静止化のタイミングはUAPリターン後になります。また,オプションの指定によって,トランザクションの静止化だけ,またはトランザクション静止化状態の解除だけの実行もできます。

このコマンドは,動作中のトランザクションが少ないときに実行してください。動作中のトランザクションが多いときにこのコマンドを実行すると,処理キューが滞留します。

オプション

●-g サービスグループ名  〜〈1〜31文字の識別子〉

UAP共用ライブラリの入れ替えをするTP1/EEプロセスのサービスグループ名を指定します。

●-s

トランザクションを静止化します。

●-r

トランザクションの静止化状態を解除します。

●-b 入れ替え元UAP共用ライブラリ名  〜〈510文字以内のパス名〉

入れ替え元となるUAP共用ライブラリの名称を絶対パス名で指定します。

●-a 入れ替え先UAP共用ライブラリ名  〜〈510文字以内のパス名〉

入れ替え先となるUAP共用ライブラリの名称を絶対パス名で指定します。

●-c

UAP共用ライブラリを入れ替えたあと,トランザクションの静止化状態の解除をしない場合に指定します。省略した場合は,UAP共用ライブラリを入れ替えたあとにトランザクションの静止化状態を解除します。

●-t トランザクション静止化監視時間  〜〈符号なし整数〉((1〜300))《20》(単位:秒)

すべてのトランザクションが停止するまでの監視時間を指定します。監視時間内に,動作中のトランザクションが終了しなかった場合は,トランザクションの静止化状態を解除します。

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFSB90301-E

領域の確保に失敗しました。

標準エラー出力

KFSB90302-E

通信障害が発生しました。

標準エラー出力

KFSB90303-E

コマンドの形式が不正です。

標準エラー出力

KFSB90304-E

フラグ引数が不正です。

標準エラー出力

KFSB90305-E

コマンド処理でエラーが発生しました。

標準エラー出力

KFSB90306-E

内部矛盾が発生しました。

標準エラー出力

KFSB90307-E

オプションフラグの組み合わせが不正です。

標準エラー出力

KFSB90370-I

ヘルプメッセージ

標準出力

KFSB90371-I

UAP共用ライブラリの入れ替えが完了しました。

標準出力

KFSB90372-I

トランザクションを静止化しました。

標準出力

KFSB90373-I

トランザクションの静止化状態を解除しました。

標準出力

KFSB90374-E

トランザクションの静止化が完了しませんでした。

標準エラー出力

注意事項