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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引


eesvstart

〈このページの構成〉

名称

TP1/EEの開始

形式

eesvstart -u ユーザサーバ名〔,ユーザサーバ名…〕〔-a N〕

機能

サーバを開始します。

なお,このコマンドはTP1/Server Baseのdcsvstartコマンドを包含しています。

また,eesvstartコマンドが終了しない場合は,eesvstop -dfコマンドでTP1/EEを強制停止し,コアファイルを取得すると,要因を調査できます。

このコマンドでオンラインが開始され,サービス要求,MCPサーバ型コネクションの確立受け付け,および運用コマンドを受け付け可能となるのは,KFSB80003-Iメッセージが出力された時点です。したがって,このコマンドがリターンしたとしても,KFSB80003-Iメッセージが出力されるまでは,サービス要求,MCPサーバ型コネクションの確立受け付け,およびほかの運用コマンドがエラーになることがあります。また,MCPクライアント型コネクション使用時のコネクション自動確立,およびMCP(UDP)使用時の論理端末の自動閉塞解除については,マニュアル「TP1/EE/Message Control Extension 使用の手引」を参照してください。

オプション

●-u ユーザサーバ名  〜〈1〜8文字の識別子〉

開始するTP1/EEユーザサーバのサーバ名を指定します。一つのeesvstartコマンドで指定できるユーザサーバ名の最大数は50です。

複数のユーザサーバ名を指定する場合は,ユーザサーバ名とユーザサーバ名との間をコンマ(,)で区切ります。このとき,コンマの前後に空白を入れないでください。

●-a N

TP1/EEを強制正常開始モードで開始します。

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFSB91801-E

コマンドの形式が不正です。

標準エラー出力

KFSB91802-E

フラグ引数が不正です。

標準エラー出力

KFSB91803-E

コマンドの引数が不正です。

標準エラー出力

KFSB91808-E

ユーザサーバ名が重複しています。

標準エラー出力

KFSB91850-I

ヘルプメッセージ

標準出力

表に示すメッセージ以外のメッセージが出力された場合は,マニュアル「OpenTP1 メッセージ」を参照してください。