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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引


eetrbreport

〈このページの構成〉

名称

システム統計情報のリアルタイム編集

形式

eetrbreport -g サービスグループ名 〔-c〕〔-r〕
          〔-s 〔開始編集ID〕〔,終了編集ID〕〕

機能

メモリ上に取得したシステム統計情報を,標準出力にリアルタイムに編集,出力します。

オプション

●-g サービスグループ名  〜〈1〜31文字の識別子〉

TP1/EEプロセスのサービスグループ名を指定します。

●-c

システム統計情報をcsv形式で標準出力に出力します。

●-r

システム統計情報を標準出力に出力するとともに,メモリ上の統計情報をリセットします。

メモリ上の統計情報の取得値が,長時間の運用によって上限(4294967295)を超えそうな場合に,-rオプションでメモリ上の統計情報の取得値をリセットできます。

●-s 開始編集ID,終了編集ID

編集,出力するシステム統計情報の編集IDを指定します。編集IDについては,「付録B.1 システム統計情報」の「表B-1 システム統計情報の詳細」および「表B-2 システム統計情報の編集内容」を参照してください。

開始編集IDまたは終了編集IDのどちらか一方を必ず指定してください。

開始編集IDだけを指定すると,指定した編集ID以上のシステム統計情報を出力します。

終了編集IDだけを指定すると,指定した編集ID以下のシステム統計情報を出力します。

開始編集ID,終了編集IDをともに指定する場合は,開始編集ID以上,終了編集ID以下のシステム統計情報を出力します。「開始編集ID≦終了編集ID」となるように指定してください。

-sオプションの指定を省略すると,すべてのシステム統計情報を編集,出力します。

出力形式

●標準出力への出力形式

日本語の出力形式を次に示します。

_________________________________________________
ID     件数        平均        最大       最小
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
aaa  bb....bb    cc....cc    dd....dd   ee....ee
 :   :     :     :     :

英語の出力形式を次に示します。

_________________________________________________
ID   Number      Average     Maximum     Minimum
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
aaa  bb....bb    cc....cc    dd....dd   ee....ee
 :   :     :     :     :

出力形式中の,各変数の意味を次に示します。

変数

意味

aaa

編集ID(3けたの10進数)

bb....bb

件数(16けたの10進数)

出力対象でない場合は「-」を出力します。

cc....cc

平均(16けたの10進数)

出力対象でない場合は,「-」を表示します。

dd....dd

最大値(16けたの10進数)

出力対象でない場合は,「-」を表示します。

ee....ee

最小値(16けたの10進数)

出力対象でない場合は,「-」を表示します。

件数や取得値の累積でオーバフローが発生した場合,件数および平均に「*」を表示します。この場合でも,最大値および最小値は表示します。

●標準出力への出力形式(csv形式)(-cオプションを指定した場合)

日本語と英語で共通の出力形式を次に示します。

aaa,bb....bb,cc....cc,dd....dd,ee....ee
 :    :       :       :       :

出力形式中の,各変数の意味を次に示します。

変数

意味

aaa

編集ID(3けた以内の10進数)

bb....bb

件数(16けた以内の10進数)

出力対象でない場合は「-」を出力します。

cc....cc

平均(16けた以内の10進数)

出力対象でない場合は「-」を出力します。

dd....dd

最大値(16けた以内の10進数)

出力対象でない場合は「-」を出力します。

ee....ee

最小値(16けた以内の10進数)

出力対象でない場合は「-」を出力します。

件数や取得値の累積でオーバフローが発生した場合,件数および平均に「*」を表示します。この場合でも,最大値および最小値は表示します。

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFSB95400-E

メモリを確保できません。

標準エラー出力

KFSB95401-E

コマンドの形式が不正です。

標準エラー出力

KFSB95402-E

コマンドのオプションが不正です。

標準エラー出力

KFSB95440-I

ヘルプメッセージ

標準出力

KFSB95451-E

コマンドが失敗しました。

標準エラー出力

KFSB95452-E

コマンドが失敗しました。

標準エラー出力

注意事項

トラブルシュート情報関連定義のtrb_stc_basic_kindオペランドにsysを指定している場合,またはeetrbstcseコマンドを実行してシステム統計情報を取得している場合,システム統計情報の取得時に,メモリ上の統計情報の取得値が自動的にリセットされます。