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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引


eedefchk

〈このページの構成〉

名称

TP1/EE稼働前の定義チェック

形式

eedefchk -t {syntax|detail} TP1/EEサービス定義ファイル名

機能

コマンド引数で指定したTP1/EEサービス定義ファイルの定義内容をチェックし,該当する定義でTP1/EEを稼働できるかどうかを判定します。また,コマンドのオプションで指定するチェックレベルで,チェックする内容を選択できます。

TP1/EEの定義に加え,TP1/EEサービス定義ファイルに設定する関連製品(XTCおよびTP1/FSP)の定義の内容もチェック対象となります。MCP構成定義やOBM構成定義など,TP1/EEサービス定義ファイルとは別のファイルに設定する定義は,チェック対象となりません。OBM構成定義については,TP1/FSPの関連ドキュメントを参照してください。

オプション

●-t {syntax|detail}

チェックレベルを指定します。

syntax

定義構文チェックをします。

定義構文チェックでは,定義の記述のフォーマットチェック,指定値の範囲チェック,必ず指定する値の有無チェック,およびオペランドの二重定義チェックをします。

detail

定義詳細チェックをします。

定義詳細チェックでは,定義構文チェックで実行するチェック内容に加えて,定義の指定値間の詳細な論理チェックを実行し,メモリ領域を確保します。また,定義の内容に基づいて実際に確保したメモリ領域のサイズに共用ワーク領域分のサイズを足した値を表示します。

コマンド引数

●TP1/EEサービス定義ファイル名  〜〈1023文字以内のパス名〉

チェック対象となるTP1/EEサービス定義ファイル名を指定します。

出力形式

コマンドを実行したTP1/EEのバージョンを表示するメッセージを標準出力に出力します。その後,チェック結果をメッセージとして標準出力に出力します。チェック結果を表示するメッセージは,TP1/EE初期化中の定義チェック処理で出力されるメッセージと同じです。チェック結果のメッセージの対策が「TP1/EEを再起動してください」の場合は,「eedefchkコマンドを再実行してください」と読み替えてください。

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFSB91801-E

コマンドの形式が不正です。

標準エラー出力

KFSB91802-E

フラグ引数が不正です。

標準エラー出力

KFSB91805-E

内部矛盾が発生しました。

標準エラー出力

KFSB91806-E

領域の確保に失敗しました。

標準エラー出力

KFSB91807-E

コマンド実行中にエラーが発生しました。

標準エラー出力

KFSB91853-I

ヘルプメッセージ

標準出力

KFSB91854-I

定義チェック処理を終了します。

標準出力

KFSB91855-I

定義チェック処理を開始します。

標準出力

KFSB91856-I

定義チェック処理を終了します。

標準出力

注意事項