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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引


eetrbtbldump

〈このページの構成〉

名称

テーブル情報の出力

形式

eetrbtbldump -t テーブル名〔,通番〕 〔-b サイズ〕 ファイル名

機能

コアファイルまたはメモリダンプファイルからテーブル情報を編集し,標準出力に出力します。

オプション

●-t テーブル名〔,通番〕

テーブル名と通番を指定します。指定例を次に示します。

uia,xxxxx

xxxxx:5けた以内の10進数

テーブル名の大文字/小文字は区別しません。

指定したテーブルのサイズが4ギガバイトを超える場合,オフセット表示が初期化されることがあります。また,指定したテーブル名と同一の文字列がコアファイルまたはメモリダンプファイルに含まれる場合,正しく表示されないことがあります。

指定するテーブル名によって,通番を指定するかどうかが異なります。-tオプションに指定できるテーブル名と通番指定の有無を次の表に示します。

表10‒5 テーブル名一覧

テーブル名

テーブルの種類

通番指定の有無

uia

スレッドインタフェースエリア(ユーザ)

ust

プロセス管理テーブル(ユーザ)

×

(凡例)

○:通番を指定してください。

×:通番を指定する必要はありません。

●-b サイズ  〜〈符号なし整数〉((16〜10000))(単位:バイト)

指定したサイズを編集,出力します。

-bオプションを指定しない場合,-tオプションで指定したテーブル全体を編集,出力します。

●ファイル名  〜〈パス名〉

入力元のコアファイルまたはメモリダンプファイル名を指定します。

出力形式

日本語の出力形式を次に示します。

[図データ]

英語の出力形式を次に示します。

[図データ]

出力形式中の,各変数の意味を次に示します。

変数

意味

aa-aa-aa

eetrbtbldumpコマンドを実行したTP1/EEのバージョン

bb....bb

eetrbtbldumpコマンドの引数

cc....cc

入力ファイル名

y

テーブル情報

1行前に出力した行と同一の場合,「TO NEXT LINE LOCATION SAME AS ABOVE」を表示します。複数行で同一の場合は,「TO NEXT LINE LOCATION SAME AS ABOVE」を一度だけ表示します。最後の2行が同一の場合は,「TO NEXT LINE LOCATION SAME AS ABOVE」を表示しません。

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFSB95400-E

メモリを確保できません。

標準エラー出力

KFSB95401-E

コマンドの形式が不正です。

標準エラー出力

KFSB95402-E

コマンドのオプションが不正です。

標準エラー出力

KFSB95410-E

ファイルのオープン処理で障害が発生しました。

標準エラー出力

KFSB95411-E

ファイルからの読み出し処理で障害が発生しました。

標準エラー出力

KFSB95413-E

ファイルのクローズ処理で障害が発生しました。

標準エラー出力

KFSB95414-E

ファイルポインタの移動処理で障害が発生しました。

標準エラー出力

KFSB95416-E

指定したファイルに編集するデータがありません。

標準エラー出力

KFSB95417-E

データの編集途中でファイルの終わりに達しました。

標準エラー出力

KFSB95433-I

ヘルプメッセージ

標準出力