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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引


eedbqchgr

〈このページの構成〉

名称

DBキュー読み出しサーバの変更

形式

eedbqchgr -g 変更後のDBキュー読み出しサーバのサービスグループ名
          -f
        {-q DBキュー名|
          -G 変更前のDBキュー読み出しサーバのサービスグループ名|
          -N 変更前のDBキュー読み出しサーバのノード識別子} 〔-t〕

機能

DBキューからメッセージを読み出すサーバを変更します。

DBキュー読み出しサーバが障害でダウンした場合や,運用上,DBキュー読み出しサーバを変更したい場合に,別のサーバでeedbqchgrコマンドを実行すると,そのeedbqchgrコマンドを実行したサーバでDBキューからメッセージを読み出すようになります。

オプション

●-g 変更後のDBキュー読み出しサーバのサービスグループ名  〜〈1〜31文字の識別子〉

変更後のDBキュー読み出しサーバのサービスグループ名を指定します。

●-f

DBキュー読み出しサーバの状態に関係なく,サーバを強制的に変更します。

変更前のDBキュー読み出しサーバで,メッセージ読み出しトランザクションの起動中に,-fオプションを指定したeedbqchgrコマンドを実行すると,二つのサーバが同一のメッセージを読み出すおそれがあります。この場合,どちらか一方のサーバのメッセージ読み出しトランザクションをTP1/EEがロールバックします。詳細については,「6.6.5(4) DBキュー読み出しサーバが複数ある場合」を参照してください。

●-q DBキュー名  〜〈1〜27文字の識別子〉

メッセージを読み出すサーバを変更するDBキュー名を指定します。

●-G 変更前のDBキュー読み出しサーバのサービスグループ名  〜〈1〜31文字の識別子〉

変更前のDBキュー読み出しサーバのサービスグループ名を指定します。-Gオプションで指定したサービスグループでメッセージを読み出しているすべてのDBキューが対象となります。

●-N 変更前のDBキュー読み出しサーバのノード識別子  〜〈4文字の識別子〉

変更前のDBキュー読み出しサーバのノード識別子を指定します。-Nオプションで指定したノード識別子のサーバでメッセージを読み出しているすべてのDBキューが対象となります。

●-t

DBキュー読み出しサーバの変更後,読み出し先DBキューを読み出し停止状態にする場合に指定します。DBキューの読み出しを再開するには,eedbqrstコマンドまたはee_dbq_acsctl関数を使用します。

省略した場合は,DBキュー読み出しサーバを変更すると,DBキューの読み出しを開始します。

出力形式

日本語の出力形式を次に示します。

サービスグループ名 :aa....aa
ノード識別子       :bb....bb
DBキュー名       :cc....cc

英語の出力形式を次に示します。

service group name                  : aa....aa
node ID                             : bb....bb
DB queue name                       : cc....cc
注※

メッセージを読み出すサーバを変更したDBキューが複数ある場合は,出力対象のDBキュー数分の行が出力されます。メッセージを読み出すサーバを変更したDBキューがない場合は,サービスグループ名,ノード識別子,およびDBキュー名は出力されません。

出力形式中の,各変数の意味を次に示します。

変数

意味

aa....aa

変更後のDBキュー読み出しサーバのサービスグループ名(1〜31文字)

bb....bb

変更後のDBキュー読み出しサーバのノード識別子(1〜4文字)

cc....cc

メッセージを読み出すサーバを変更したDBキュー名(1〜27文字)

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFSB95600-E

メモリを確保できません。

標準エラー出力

KFSB95601-E

コマンドの形式が不正です。

標準エラー出力

KFSB95602-E

コマンドのオプションが不正です。

標準エラー出力

KFSB95622-I

ヘルプメッセージ

標準出力

KFSB95647-I

コマンドが成功しました。

標準出力

KFSB95650-E

TP1/EEプロセスでエラーを検知したため,DBキューコマンドが失敗しました。

標準エラー出力

KFSB95651-E

コマンドプロセスでエラーを検知したため,DBキューコマンドが失敗しました。

標準エラー出力

KFSB95653-E

TP1/EEプロセスでエラーを検知したため,DBキューコマンドが失敗しました。

標準エラー出力

注意事項