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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引


eedbqskip

〈このページの構成〉

名称

DBキューのメッセージのスキップ

形式

eedbqskip -g サービスグループ名
          -q DBキュー名
        〔-s {all|one|num}〕
        〔-n メッセージ読み出し通番〕

機能

DBキューのメッセージを指定された分だけ読み出し済みにします。

eedbqskipコマンドは,該当するDBキューが,コマンドまたは障害による読み出し停止中の場合だけ実行できます。

オプション

●-g サービスグループ名  〜〈1〜31文字の識別子〉

メッセージをスキップするTP1/EEプロセスのサービスグループ名を指定します。

●-q DBキュー名  〜〈1〜27文字の識別子〉

メッセージをスキップするDBキュー名を指定します。

●-s {all|one|num}  〜《one》

スキップするメッセージを指定します。

all

書き込み通番のメッセージまで読み出し済みにします。

one

1メッセージだけ読み出し済みにします。

num

指定された通番のメッセージまで読み出し済みにします。

●-n メッセージ読み出し通番  〜((1〜2147483647))

読み出し済みにしたいメッセージの読み出し通番を指定します。

-sオプションにnumを指定したときだけ指定できます。

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFSB95600-E

メモリを確保できません。

標準エラー出力

KFSB95601-E

コマンドの形式が不正です。

標準エラー出力

KFSB95602-E

コマンドのオプションが不正です。

標準エラー出力

KFSB95603-E

コマンドのオプションの組み合わせが不正です。

標準エラー出力

KFSB95634-I

DBキューの読み出し通番スキップを受け付けました。

標準出力

KFSB95650-E

TP1/EEプロセスでエラーを検知したため,DBキューコマンドが失敗しました。

標準エラー出力

KFSB95651-E

コマンドプロセスでエラーを検知したため,DBキューコマンドが失敗しました。

標準エラー出力

KFSB95666-I

ヘルプメッセージ

標準出力

注意事項

  • スキップの処理中(コミットされるまで)は,別のスキップは受け付けません。

  • eedbqskipコマンドは,該当するDBキューが読み出し停止の状態(コマンド,TP1/EEサービス定義,API関数で指定するか,または障害発生による)にある場合だけ実行できます。

  • メッセージ読み出し通番は,コミット時に更新されます。