eetrnmkobj
形式
eetrnmkobj -r リソースマネジャ名〔,リソースマネジャ名…〕 -o リソースマネジャ連携用オブジェクトファイル名 -s リソースマネジャスイッチ名〔,リソースマネジャスイッチ名…〕 -O リソースマネジャ関連オブジェクト〔,リソースマネジャ関連オブジェクト…〕 〔-i HiRDB提供ヘッダのパス〕 〔-C 'コンパイルオプション名〔 コンパイルオプション名〕…'〕
機能
リソースマネジャ連携用オブジェクトファイルをカレントディレクトリに作成します。
オプション
●-r リソースマネジャ名 〜〈1〜32文字〉
連携するリソースマネジャ名を指定します。複数のリソースマネジャを指定する場合は,リソースマネジャ名をコンマ「,」で区切ってください。リソースマネジャ名は,最大32個指定できます。
同一のリソースマネジャを重複して指定した場合,引数エラーになります。
●-o リソースマネジャ連携用オブジェクトファイル名 〜〈1〜12文字〉
作成するリソースマネジャ連携用オブジェクトファイル名を指定します。
●-s リソースマネジャスイッチ名 〜〈1〜32文字〉
連携するリソースマネジャのリソースマネジャスイッチ名を指定します。複数のリソースマネジャスイッチ名を指定する場合は,リソースマネジャスイッチ名をコンマ「,」で区切ってください。その場合,-rオプションで指定したリソースマネジャ名の指定順とそろえてください。リソースマネジャスイッチ名は,最大32個指定できます。
同一のリソースマネジャを持つリソースマネジャスイッチ名は,指定しないでください。
●-O リソースマネジャ関連オブジェクト 〜〈1〜4095文字〉
連携するリソースマネジャに関連のあるオブジェクトファイル(XAインタフェース用オブジェクトファイル)を指定します。リソースマネジャ関連オブジェクトについては,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。なお,HiRDB以外のリソースマネジャをご使用になる場合は,ご使用になるリソースマネジャのマニュアルを参照してください。
リソースマネジャ関連オブジェクトにコンマを指定する必要がある場合は,コンマの前に「\」を挿入してください。
複数のリソースマネジャ関連オブジェクトを指定する必要がある場合は,次に示すように指定してください。
-
シングルクォーテーション「'」で囲んで一つのフラグ引数として扱うように指定してください。
-
リソースマネジャ関連オブジェクトとリソースマネジャ関連オブジェクトとの間を空白で区切ってください。
また,一つのリソースマネジャに対して,複数のリソースマネジャ関連オブジェクトを指定できます。一つのリソースマネジャに対して,複数のリソースマネジャ関連オブジェクトを指定する必要がある場合は,次のことに注意してください。
-
-rオプションで複数のリソースマネジャ名を指定する場合は,-rオプションで指定したリソースマネジャ名と,-Oオプションで指定するリソースマネジャ関連オブジェクトの指定順をそろえてください。
-
各リソースマネジャに対応するリソースマネジャ関連オブジェクトごとに,コンマ「,」で区切ってください。
●-C コンパイルオプション名 〜〈1〜512文字〉
コンパイル実行時に使用するコンパイルオプションを指定します。
指定するコンパイルオプション名はシングルクォーテーション「'」で囲んでください。コンパイルオプション名にコンマ「,」を指定する必要がある場合は,コンマの前に「\」を挿入してください。
複数のコンパイルオプション名を指定する場合は,コンパイルオプション名とコンパイルオプション名との間を空白で区切ります。
-Cオプションは,コンパイルを実行する場合だけ指定してください。
●-i HiRDB提供ヘッダのパス 〜〈1〜511文字のパス名〉
-rオプションでHiRDB_DB_SERVERを指定した場合,HiRDB提供ヘッダファイルが格納されているディレクトリのパス名を指定します。-rオプションでHiRDB_DB_SERVERを指定しなかった場合,-iオプションは無視されます。
HiRDB提供のヘッダファイルが見つからなかった場合,リソースマネジャ連携用オブジェクトファイルの作成に失敗し,理由コード0001を付加したKFSB90913-Eメッセージが出力されます。
出力メッセージ
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFSB90901-E |
コマンドの形式が不正です。 |
標準エラー出力 |
KFSB90902-E |
フラグ引数が不正です。 |
標準エラー出力 |
KFSB90905-E |
領域の確保に失敗しました。 |
標準エラー出力 |
KFSB90906-E |
内部矛盾が発生しました。 |
標準エラー出力 |
KFSB90907-E |
ファイルのオープン処理で障害が発生しました。 |
標準エラー出力 |
KFSB90909-E |
ファイルへの書き込み処理で障害が発生しました。 |
標準エラー出力 |
KFSB90910-E |
ファイルのクローズ処理で障害が発生しました。 |
標準エラー出力 |
KFSB90911-E |
ファイルポインタの移動処理で障害が発生しました。 |
標準エラー出力 |
KFSB90913-E |
リソースマネジャ連携用オブジェクトファイルの作成で障害が発生しました。 |
標準エラー出力 |
KFSB90914-I |
ファイルの作成を開始しました。 |
標準出力 |
KFSB90915-I |
ファイルの作成を完了しました。 |
標準出力 |
KFSB90916-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
注意事項
-
コンパイラのパスが解決していることを確認してからeetrnmkobjコマンドを実行してください。
-
リソースマネジャ連携用オブジェクトファイルの作成後,eetrnlsrmコマンドでリソースマネジャ情報を表示して,eetrnmkobjコマンドの実行内容が正しいかどうか確認してください。
-
理由コード0002を付加したKFSB90907-Eメッセージは,eetrnmkobjコマンドで同じ名前のファイルを同時に作成しようとした,または以前に同じ名前のファイルを作成しようとして失敗したときに出力されます。
-
TP1/EEの再開始時に,リソースマネジャ連携用オブジェクトファイルを変更しないでください。