eetrnfgt
形式
eetrnfgt -g サービスグループ名 {-t|-T トランザクション識別子}
機能
eetrnlstrコマンドを実行して表示された情報中のステータスがHEURISTIC_FORGETTING(p),HEURISTIC_FORGETTING(d),またはHEURISTIC_FORGETTING(i)状態のときに,トランザクションを強制終了します。
オプション
●-g サービスグループ名 〜〈1〜31文字の識別子〉
TP1/EEプロセスのサービスグループ名を指定します。
●-t
トランザクションのステータスがHEURISTIC_FORGETTING(p),HEURISTIC_FORGETTING(d),またはHEURISTIC_FORGETTING(i)状態のすべてのトランザクションの終了を受け付けます。さらに,終了するトランザクションに関する情報を標準出力に出力します。
●-T トランザクション識別子 〜〈144文字の16進数〉
指定されたトランザクション識別子(XID)を持つトランザクションのステータスがHEURISTIC_FORGETTING(p),HEURISTIC_FORGETTING(d),またはHEURISTIC_FORGETTING(i)状態であれば,トランザクションの終了を受け付けます。さらに,終了するトランザクションに関する情報を標準出力に出力します。
トランザクション識別子は,eetrnlstrコマンドで知ることができます。
出力形式
日本語の出力形式を次に示します。
英語の出力形式を次に示します。
出力形式中の,右端の数字の意味を次に示します。
-
1:1トランザクションの情報を,改行を含まないで1行で表示します。トランザクションが複数ある場合,トランザクション数分表示します。
出力形式中の,各変数の意味を次に示します。
変数 |
意味 |
---|---|
aa....aa |
トランザクション識別子(16進数) |
bb....bb |
トランザクション記述子(10進数) トランザクションブランチを区別するためのインデクス番号を表示します。 |
cc....cc |
トランザクション第1状態(20文字以内) トランザクションブランチの処理状態を表示します。
|
d |
トランザクション第2状態(1文字) トランザクションブランチのTP1/EEプロセスに関する状態を表示します。
|
ee....ee |
サービス名(31文字以内) トランザクションブランチを起動しているサービス名を表示します。 サービス名がないトランザクションの場合は,「*」を表示します。 |
ff....ff |
スレッドID(10進数) トランザクションブランチが動作しているスレッドのIFA番号を表示します。 |
gg....gg |
ブランチ記述子(10進数) 一つのトランザクションブランチから分岐したトランザクションブランチを区別するためのインデクス番号を表示します。ルートトランザクションブランチの場合は,「**********」を表示します。 |
hh....hh |
親トランザクション記述子(10進数) 該当するトランザクションブランチを生成したトランザクションのトランザクション記述子を表示します。ルートトランザクションブランチの場合は,「**********」を表示します。 |
ii....ii |
トランザクションブランチ数(10進数) 処理中のトランザクションブランチ数を表示します。 |
jjjjjjjj |
中央処理通番(16進数) |
出力メッセージ
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFSB90901-E |
コマンドの形式が不正です。 |
標準エラー出力 |
KFSB90902-E |
フラグ引数が不正です。 |
標準エラー出力 |
KFSB90904-E |
コマンドが失敗しました。 |
標準エラー出力 |
KFSB90905-E |
領域の確保に失敗しました。 |
標準エラー出力 |
KFSB90906-E |
内部矛盾が発生しました。 |
標準エラー出力 |
KFSB90921-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
注意事項
トランザクションの強制終了は,eetrnfgtコマンドの実行とは非同期で実行します。