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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Server Base Enterprise Option 使用の手引


eestsls

〈このページの構成〉

名称

ステータスファイルの状態表示

形式

eestsls -g サービスグループ名
    〔{-r ファイルグループ番号|-n 論理ファイル名|-f 物理ファイル名|-l|-p}〕

機能

ステータスファイルの状態を,オンライン中に標準出力に出力します。

オプション

●-g サービスグループ名  〜〈1〜31文字の識別子〉

TP1/EEプロセスのサービスグループ名を指定します。

●-r ファイルグループ番号  〜〈0〜16〉

ステータスファイルの状態を表示するファイルグループ番号を指定します。

指定されたファイルグループ番号内のすべての論理ファイルおよび物理ファイルの状態を表示します。

●-n 論理ファイル名  〜〈1〜8文字の識別子〉

状態を表示する論理ファイルの名称を指定します。

指定された論理ファイル,および論理ファイル中のすべての物理ファイルの状態を表示します。

●-f 物理ファイル名  〜〈パス名〉

状態を表示する物理ファイルの名称をパス名で指定します。

●-l

ステータスファイルの使用中のすべての論理ファイルの状態を表示します。

●-p

ステータスファイルの使用中のすべての物理ファイルの状態を表示します。

すべてのオプションの指定を省略すると,使用中のすべてのステータスファイルの状態を表示します。

出力形式

●-rオプションを指定した場合,またはすべてのオプションを省略した場合

日本語の出力形式を次に示します。

[図データ]

英語の出力形式を次に示します。

[図データ]

出力形式中の,右端の数字の意味を次に示します。

出力形式中の,各変数の意味を次に示します。

変数

意味

aa....aa

グループ番号

bb....bb

論理ファイル名(8文字以内)

cc....cc

論理ファイル状態

  • ACTIVE…現用ファイル

  • BLOCKADE…障害閉塞ファイル

  • CLOSE…無効ファイル(クローズ中)

  • NONE…無効ファイル(ファイル実体がない)

  • STANDBY…予備ファイル

ddd

ファイル内のレコード使用率(1〜3けたの%表示)

現用ファイル以外の場合,「-」を表示します。

ee....ee

ファイル内の最大連続空きレコード数(10進数)

現用ファイル以外の場合,「-」を表示します。

ff....ff

ファイル内管理レコード数(10進数)

現用ファイル以外の場合,「-」を表示します。

g

物理ファイルがA系かB系かの表示

  • A…A系

  • B…B系

hh....hh

物理ファイル状態

複数の状態が共存する場合,複数表示します。

  • a…現用ファイル

  • b…障害閉塞ファイル

  • c…クローズファイル

  • i…初期設定状態

  • l…論理エラー

  • n…ファイル実体がない状態

  • o…オープンファイル

  • p…物理エラー

  • r…障害情報によるファイル状態回復

  • s…予備ファイル

  • u…使用済みファイル

ii....ii

レコード長(10進数)(単位:バイト)

jj....jj

レコード数(10進数)

kk....kk

物理ファイル名(510文字以内)

●-nオプションを指定した場合

-nオプションで指定した論理ファイルについて,-rオプションを指定した場合の2の部分を表示します。

●-fオプションを指定した場合

-fオプションで指定した物理ファイルについて,-rオプションを指定した場合の1の部分を表示します。

●-lオプションを指定した場合

日本語の出力形式を次に示します。

[図データ]

英語の出力形式を次に示します。

[図データ]

出力形式中の,右端の数字の意味を次に示します。

出力形式中の,各変数の意味を次に示します。

変数

意味

aa....aa

グループ番号

bb....bb

論理ファイル名(8文字以内)

cc....cc

論理ファイル状態

  • ACTIVE…現用ファイル

  • BLOCKADE…障害閉塞ファイル

  • CLOSE…無効ファイル(クローズ中)

  • NONE…無効ファイル(ファイル実体がない)

  • STANDBY…予備ファイル

ddd

ファイル内のレコード使用率(1〜3けたの%表示)

現用ファイル以外の場合,「-」を表示します。

ee....ee

ファイル内の最大連続空きレコード数(10進数)

現用ファイル以外の場合,「-」を表示します。

ff....ff

ファイル内管理レコード数(10進数)

現用ファイル以外の場合,「-」を表示します。

●-pオプションを指定した場合

日本語の出力形式を次に示します。

[図データ]

英語の出力形式を次に示します。

[図データ]

出力形式中の,各変数の意味を次に示します。

変数

意味

aa....aa

グループ番号

論理ファイル数分表示されます。

bb....bb

論理ファイル名(8文字以内)

論理ファイル数分表示されます。

c

物理ファイルがA系かB系かの表示

  • A…A系

  • B…B系

物理ファイル数分表示されます。

dd....dd

物理ファイル状態

複数の状態が共存する場合,複数表示します。

  • a…現用ファイル

  • b…障害閉塞ファイル

  • c…クローズファイル

  • i…初期設定状態

  • l…論理エラー

  • n…ファイル実体がない状態

  • o…オープンファイル

  • p…物理エラー

  • r…障害情報によるファイル状態回復

  • s…予備ファイル

  • u…使用済みファイル

物理ファイル数分表示されます。

ee....ee

レコード長(10進数)(単位:バイト)

物理ファイル数分表示されます。

ff....ff

レコード数(10進数)

物理ファイル数分表示されます。

gg....gg

物理ファイル名(510文字以内)

物理ファイル数分表示されます。

出力メッセージ

メッセージID

内容

出力先

KFSB91001-E

コマンドの形式が不正です。

標準エラー出力

KFSB91002-E

フラグ引数が不正です。

標準エラー出力

KFSB91003-E

フラグ引数の組み合わせが不正です。

標準エラー出力

KFSB91004-E

コマンドが失敗しました。

標準エラー出力

KFSB91005-E

領域の確保に失敗しました。

標準エラー出力

KFSB91006-E

内部矛盾が発生しました。

標準エラー出力

KFSB91050-I

ヘルプメッセージ

標準出力

注意事項

次に示すクローズ状態のファイルに,eestsinitコマンド,またはeestsrmコマンドを実行しても,eestslsコマンドで表示するファイル状態は変わりません。

なお,eestsinitコマンド,またはeestsrmコマンドを実行したあとに,eestsopenコマンドでステータスファイルをオープンしてから,eestslsコマンドを実行すると,現在のファイル状態を表示できます。