2.4.1 チケット一覧の統計
Ops Iのチケットでのステータスを「pending」に指定すると、そのチケットはOTOBO上で24時間の保留状態となります。ステータスが変更されることなく保留状態の期限を迎えた場合、そのチケットは[ダッシュボード]画面の[保留期限切れチケット]に表示されます。
[ダッシュボード]画面で確認できる情報より詳細な情報を確認したい場合は、[レポート](統計)機能を利用します。
問い合わせの対応状況を確認するために、担当のキュー(Ops Iでの担当窓口)別の保留状態のチケットの一覧を確認する場合の方法について以下に示します。
(1)統計の定義の作成
1. メインメニューの[レポート]-[レポート](統計)を開きます。[レポート](統計)はプルダウンの2つ目の項目です。
2. [レポート管理]画面で[レポートを追加]ボタンをクリックし、本例では「チケットの一覧」の統計を得たいので、[一覧]をクリックします。
3. 表示された[一般仕様]に以下を入力して[保存]ボタンをクリックします。
フィールド | 値 |
---|---|
タイトル | キュー別の保留状態のチケットの一覧 |
説明 | 保留状態のチケットの一覧を生成します。UntilTimeが保留期限までの時間(秒)です。負の値は保留期限切れであることを表します。 |
オブジェクトタイプ | 「Ticketlist」を指定します。 |
権限 | 「Stats」を指定します。 |
出力フォーマット | 「CSV」と「エクセル」を指定します。 |
タイムゾーン(時間帯) | 「Asia/Tokyo」」を指定します。(使用しているタイムゾーンを選択します。) |
合計行を追加 | 「いいえ」を指定します。 |
合計列を追加 | 「いいえ」を指定します。 |
有効/無効 | 「有効」を指定します。 |
(2)[レポートのプレビュー]の設定
(1)の手順を実行すると[レポートを編集]画面が表示されるので、[レポートのプレビュー]で以下を設定することより、ランダムに選択されたデータで表示列などを確認できるようになります。 以下の手順ではチケットの基本的な情報と、保留期限までの時間を表示するように設定します。
1. [レポートのプレビュー]の[X軸]ボタンをクリックします。
2. 表示された[X軸の設定]-[印刷する属性]フィールドで、以下の項目を選択し[保存]ボタンをクリックします。
- Ticket#
- タイトル
- 作成
- キュー
- 優先度
- UntilTime
3. [レポートのプレビュー]の[Y軸]ボタンをクリックします。
4. 表示された[Y軸の設定]-[追加]のプルダウンで[順序]を選択すると、選択フィールドが表示されるので[キュー]を選択し[保存]ボタンをクリックします。これにより、行をキューでソートすることで、同一キューのチケットがまとまって表示されるようになります。
5. [レポートのプレビュー]の[フィルター]ボタンをクリックします。
6. 表示された[フィルタの設定]-[追加]プルダウンで[ステータス]を選択すると、選択フィールドが表示されるので[保留中(期限付)]を選択し[保存]ボタンをクリックします。これにより、ステータスが保留状態のチケットのみ表示されるようになります。
7. [レポートを保存]の[保存]ボタンをクリックします。
(3)統計の実行
作成した統計の確認のため、統計を実行します。
1. (2)の[レポートを編集]画面の[一覧に戻る]ボタンをクリックして[レポート管理]画面に戻り、[レポート]から(1)、(2)で作成した統計の[実行]列のアイコンをクリックします。
[レポート]は初期状態で50個以上あり、1ページの最大表示数が50件です。作成した統計は、[レポート]の右上にある[ページ]からページ遷移することで確認できます。
[レポート]は初期状態で50個以上あり、1ページの最大表示数が50件です。作成した統計は、[レポート]の右上にある[ページ]からページ遷移することで確認できます。
2. [統計を閲覧]画面の[設定]-[書式]で「エクセル」を指定し、[今すぐ実行]ボタンをクリックすると、Excelファイルがダウンロードされます。
3. ダウンロードしたファイルをExcelアプリケーションで開き、内容を確認します。