Hitachi

 Hitachi Application Server V10 定義リファレンスWindows®用)


7.1 JavaVMで使用するオプションとプロパティーの一覧

JavaVMで使用するすべてのオプションとプロパティーの概要を説明しています。また、JavaVMで使用する環境変数の概要も説明しています。

注意事項

一覧表示で使用するJavaVMオプション

オプション

概要

詳細説明

7.2.1 -XX:+Hitachi

JavaVM拡張オプションの一覧の表示

JavaVM拡張オプションを一覧表示します。

拡張スレッドダンプ機能で使用するJavaVMオプション

オプション

概要

詳細説明

7.3.1 -XX:[+|-]HitachiThreadDump

拡張スレッドダンプ情報の出力

拡張スレッドダンプ情報を出力するかどうかを指定します。

7.3.2 -XX:[+|-]HitachiThreadDumpToStdout

拡張スレッドダンプの標準出力への出力

拡張スレッドダンプを標準出力へ出力するかどうかを指定します。

7.3.3 -XX:[+|-]HitachiThreadDumpWithBlockCount

拡張スレッドダンプのスレッド情報へのスレッドが処理をブロックした回数と待ち状態になった回数の出力

拡張スレッドダンプのスレッド情報に、スレッドが処理をブロックした回数と待ち状態になった回数を出力するかどうかを指定します。

7.3.4 -XX:[+|-]HitachiThreadDumpWithCpuTime

拡張スレッドダンプのスレッド情報へのユーザーCPU時間とカーネルCPU時間の出力

拡張スレッドダンプのスレッド情報に、ユーザーCPU時間とカーネルCPU時間を出力するかどうかを指定します。

7.3.5 -XX:[+|-]HitachiThreadDumpWithHashCode

拡張スレッドダンプのスレッド情報へのハッシュコードの出力

拡張スレッドダンプのスレッド情報にハッシュコードを出力するかどうかを指定します。

JavaVMログファイルで使用するJavaVMオプション

オプション

概要

詳細説明

7.4.1 -XX:HitachiJavaLog

JavaVMログファイルのプリフィクスおよびログファイルの出力先ディレクトリーの指定

JavaVMログファイルのプリフィクスおよびログファイルの出力先ディレクトリーを指定します。

7.4.2 -XX:HitachiJavaLogFileSize

JavaVMログファイルの1ファイル当たりの最大ファイルサイズの指定

ログファイルの単純増加を防ぐため、1ファイルの最大ファイルサイズを指定します。最大ファイルサイズを超えた場合は、そのファイルへは出力しません。

7.4.3 -XX:[+|-]HitachiJavaLogNoMoreOutput

ログファイル作成時に入出力エラーが発生した場合のログ情報の出力方法の指定

ログファイル作成時に入出力エラーが発生した場合に、ログ情報の出力方法について指定します。なお、どちらを指定した場合も、JavaVMの処理は継続されます。このオプションの設定は、JavaVMログファイルと明示管理ヒープのログファイルの両方が対象となります。

7.4.4 -XX:HitachiJavaLogNumberOfFile

JavaVMログファイルの作成する最大ファイル数の指定

ログファイルの単純増加を防ぐため、作成する最大ファイル数を指定します。

7.4.5 -XX:[+|-]JavaLogAsynchronous

ログファイルの非同期出力機能の有効または無効の設定

ログファイルの非同期出力機能の有効、無効を指定します。

7.4.6 -XX:[+|-]JavaLogHeaderOutput

JavaVMログファイルオープン時のヘッダー情報の出力

JavaVMログファイルのオープン時にヘッダー情報を出力するかどうかを指定します。ヘッダー情報は、1行目にJavaVMのバージョン情報、2行目に起動コマンドライン情報で構成されます。-XX:HitachiJavaLogFileSizeオプションで1ファイルの最大ファイルサイズを指定する場合は、出力されるヘッダー情報のサイズを考慮して指定します。このオプションの設定は、JavaVMログファイルと明示管理ヒープのログファイルの両方が対象となります。

7.4.7 -XX:JavaLogRotationTime

JavaVMログファイルのローテーション時刻の指定

JavaVMログファイルのローテーション方式がシフト方式の場合に、出力先ファイルを切り替える時刻をこのオプションで指定します。このオプションの設定は、JavaVMログファイルと明示管理ヒープのログファイルの両方が対象となります。この オプションに指定した時刻になったタイミングで、JavaVMログファイルを切り替えます。

7.4.8 -XX:JavaLogRotationType

JavaVMログファイルのローテーション方式の指定

JavaVMログファイルのローテーション方式を指定します。このオプションの設定は、JavaVMログファイルと明示管理ヒープのログファイルの両方が対象となります。

7.4.9 -XX:[+|-]StandardLogToHitachiJavaLog

JavaVMの標準出力と標準エラー出力の内容のJavaVMログファイルへの出力

JavaVMからの標準出力と標準エラーへの出力結果をJavaVMログファイルに出力します。障害発生時のトラブルシュートのためにこの機能を使用します。通常の運用では使用しません。

詳細時間出力で使用するJavaVMオプション

オプション

概要

詳細説明

7.5.1 -XX:[+|-]HitachiOutputMilliTime

JavaVMログファイルに出力する日時のミリ秒までの出力

ミリ秒までの時間を出力するかどうかを指定します。このオプションの設定は、JavaVMログファイルと明示管理ヒープのログファイルの両方が対象となります。

拡張verbosegc機能で使用するJavaVMオプション

オプション

概要

詳細説明

7.6.1 -XX:[+|-]HitachiCommaVerboseGC

拡張verbosegc情報のCSV形式での出力

拡張verbosegc情報をCSV形式で出力するかどうかを指定します。

7.6.2 -XX:[+|-]HitachiVerboseGC

GCが発生した場合に拡張verbosegc情報のJavaVMログファイルへの出力

GCが発生した時の拡張verbosegc情報を出力するかどうかを指定します。

7.6.3 -XX:[+|-]HitachiVerboseGCCpuTime

拡張verbosegc情報へのユーザーCPU時間とカーネルCPU時間の出力

拡張verbosegc情報にCPU利用時間を出力するかどうかを指定します。

7.6.4 -XX:HitachiVerboseGCIntervalTime

拡張verbosegc情報を秒単位で出力する時間の間隔の指定

拡張verbosegc情報を出力する時間(秒)の間隔を指定します。

7.6.5 -XX:[+|-]HitachiVerboseGCPrintCause

GCの要因内容の出力

GCの要因内容を出力するかどうかを指定します。

7.6.6 -XX:[+|-]HitachiVerboseGCPrintDate

拡張verbosegc情報へのGC開始日時の出力

拡張verbosegc情報にGC開始日時を出力するかどうかを指定します。

7.6.7 -XX:[+|-]HitachiVerboseGCPrintDeleteOnExit

java.io.File.deleteOnExit()の呼び出しでJavaVMが確保した累積のヒープサイズとメソッドの呼び出し回数のJavaVMログファイルへの出力

java.io.File.deleteOnExit()を呼び出したことによってJavaVMが確保した累積のヒープサイズとメソッドの呼び出し回数を、JavaVMログファイルに出力するかどうかを指定します。

7.6.8 -XX:[+|-]HitachiVerboseGCPrintJVMInternalMemory

JavaVM内部で管理しているヒープ情報のJavaVMログファイルへの出力

JavaVM内部で管理しているヒープ情報をJavaVMログファイルに出力するかどうかを指定します。

7.6.9 -XX:[+|-]HitachiVerboseGCPrintTenuringDistribution

Survivor領域の年齢分布のJavaVMログファイルへの出力

-XX:+PrintTenuringDistribution指定時に出力されるSurvivor領域の年齢分布をJavaVMログファイルへ出力するかどうかを指定します。

7.6.10 -XX:[+|-]HitachiVerboseGCPrintThreadCount

Javaスレッドの数のJavaVMログファイルへの出力

Javaスレッドの数を監視するために、Javaスレッドの数をJavaVMログファイルに出力するかどうかを指定します。

コードキャッシュ領域情報出力機能で使用するJavaVMオプション

オプション

概要

詳細説明

7.7.1 -XX:CodeCacheInfoPrintRatio

コードキャッシュ領域の使用率のしきい値の指定

コードキャッシュ領域の使用量がしきい値に達したことを知らせるメッセージを出力する契機となる、コードキャッシュ領域の使用率を指定します。

7.7.2 -XX:[+|-]PrintCodeCacheFullMessage

JavaメソッドのJITコンパイル対象時にコードキャッシュ領域が枯渇したときのメッセージのJavaVMログファイルへの出力

JavaメソッドがJITコンパイルの対象になった場合、コードキャッシュ領域が枯渇していたときに、メッセージをJavaVMログファイルに出力するかどうかを指定します。

7.7.3 -XX:[+|-]PrintCodeCacheInfo

コードキャッシュ領域の使用量の出力としきい値に達したことを知らせるメッセージのJavaVMログファイルへの出力の指定

コードキャッシュ領域の使用量を出力するかどうかを指定します。また、使用量がしきい値に達したことを知らせるメッセージをJavaVMログファイルに出力するかどうかを指定します。

OutOfMemoryError発生時の拡張機能で使用するJavaVMオプション

オプション

概要

詳細説明

7.8.1 -XX:[+|-]HitachiOutOfMemoryAbort

OutOfMemoryError発生時に強制終了する機能の有効または無効の設定

OutOfMemoryErrorが発生した場合、標準出力にメッセージを出力して強制終了します。

7.8.2 -XX:[+|-]HitachiOutOfMemoryAbortThreadDump

OutOfMemoryError発生時のスレッドダンプの出力

OutOfMemoryError発生時にスレッドダンプを出力します。ただし、J2SEクラスライブラリーでCヒープ不足の場合は、スレッドダンプの出力による再度のCヒープ不足発生を避けるため、スレッドダンプは出力しません。

7.8.3 -XX:[+|-]HitachiOutOfMemoryAbortThreadDumpWithJHeapProf

OutOfMemoryError発生時に出力するスレッドダンプログファイルへのクラス別統計情報の出力

-XX:+HitachiOutOfMemoryAbortThreadDumpで出力するスレッドダンプログファイルにクラス別統計情報を出力するかどうかを指定します。

なお、G1GCを使用している場合、この機能は使用できません。G1GC使用時にこの機能を有効にするオプションを指定した場合、指定内容は反映されないで、この機能は無効となります。

7.8.4 -XX:[+|-]HitachiOutOfMemoryCause

OutOfMemoryError発生時の発生要因種別の出力

OutOfMemoryError発生時の発生要因種別を出力するかどうかを指定します。

7.8.5 -XX:[+|-]HitachiOutOfMemorySize

OutOfMemoryError発生時に要求したメモリーのサイズの出力

OutOfMemoryError発生時に要求したメモリーのサイズを出力します。

7.8.6 -XX:[+|-]HitachiOutOfMemoryStackTrace

OutOfMemoryError発生時の例外情報とスタックトレースのJavaVMログファイルへの出力

OutOfMemoryError発生時に、例外情報とスタックトレースをJavaVMログファイルに出力するかどうかを指定します。

7.8.7 -XX:HitachiOutOfMemoryStackTraceLineSize

OutOfMemoryError発生時に出力するスタックトレース1行の文字数のバイト数での指定

OutOfMemoryError発生時に、出力するスタックトレース1行の文字数をバイト数で指定します。

クラスライブラリートレース機能で使用するJavaVMオプション

オプション

概要

詳細説明

7.9.1 -XX:[+|-]HitachiJavaClassLibTrace

クラスライブラリーのスタックトレースの出力

システム全体に影響を与えるメソッドが使用された場合、これらのAPIのスタックトレースを、JavaVMログファイルへ出力します。

7.9.2 -XX:HitachiJavaClassLibTraceLineSize

クラスライブラリーのスタックトレースの1行の文字数のバイト数での指定

-XX:+HitachiJavaClassLibTraceオプションを指定した場合に出力される、クラスライブラリーのスタックトレースの1行の文字数をバイト数で指定します。

ローカル変数情報出力機能で使用するJavaVMオプション

オプション

概要

詳細説明

7.10.1 -XX:HitachiCallToString

ローカル変数オブジェクトに対して取得したStringオブジェクトの文字列の出力

適用範囲に該当するクラスのローカル変数オブジェクトに対して取得したStringオブジェクトの文字列を、変数値を表現する文字列として出力します。

7.10.2 -XX:[+|-]HitachiLocalsInStackTrace

スレッドダンプ出力時のスタックトレースへの各メソッドのローカル変数情報の追加出力

スレッドダンプ出力時のスタックトレースに、各メソッドのローカル変数情報を追加して出力します。

7.10.3 -XX:[+|-]HitachiLocalsInThrowable

スタックトレース中のメソッドのローカル変数情報の出力

java.lang.Throwable.fillInStackTraceメソッド実行時に、スタックトレース中のメソッドのローカル変数情報を収集します。

7.10.4 -XX:[+|-]HitachiLocalsSimpleFormat

ローカル変数情報の出力フォーマットの1変数1行で出力する簡易出力フォーマットへの変更

ローカル変数情報の出力フォーマットを、1変数1行で出力する簡易出力フォーマットに変更します。

7.10.5 -XX:[+|-]HitachiTrueTypeInLocals

ローカル変数情報への実際のオブジェクト型名の出力

ローカル変数情報収集時に、クラスまたは配列型のローカル変数について、実際に代入されているオブジェクトの型名を出力します。

明示管理ヒープ機能で使用するJavaVMオプション

オプション

概要

詳細説明

7.11.1 -XX:ExplicitMemoryAutoReclaimTargetBlockRatio

明示管理ヒープ機能の自動解放処理で設定している解放率の上限値の指定

明示管理ヒープ機能の自動解放処理で設定している解放率の上限値を指定します。 解放率とは、自動解放処理で選択した量に対する、実際に自動解放処理で解放した量の割合を指します。

7.11.2 -XX:ExplicitMemoryExcludeClassListFile

明示管理ヒープ機能適用除外設定ファイルのファイルパスの指定

明示管理ヒープ機能適用除外クラス指定機能で利用する、明示管理ヒープ機能適用除外設定ファイルのファイルパスを指定します。このファイルに記述されているクラスには、明示管理ヒープ機能が適用されません。

7.11.3 -XX:ExplicitMemoryFullGCPolicy

FullGC発生時の参照関係に基づくオブジェクトのJavaヒープからExplicitメモリーブロックへの移動の制御

FullGC発生時に、参照関係に基づくオブジェクトのJavaヒープからExplicitメモリーブロックへの移動を制御するかどうかを指定します。このオプションを使用すると、FullGC発生時にExplicitヒープへ移動していたオブジェクトを、Tenured領域へ移動できます。

7.11.4 -XX:ExplicitMemoryNotExcludeClassListFile

明示管理ヒープ機能適用除外無効設定ファイルのファイルパスの指定

明示管理ヒープ機能適用除外クラス指定機能で利用する、明示管理ヒープ機能適用除外無効設定ファイルのファイルパスを指定します。明示管理ヒープ機能適用除外設定ファイルに記述されていても、このファイルに記述されているクラスには、明示管理ヒープ機能適用除外クラス指定機能が適用されません。

7.11.5 -XX:[+|-]ExplicitMemoryUseExcludeClass

明示管理ヒープ機能適用除外クラス指定機能の有効または無効の設定

明示管理ヒープ機能適用除外クラス指定機能の有効、無効を指定します。

7.11.6 -XX:[+|-]HitachiAutoExplicitMemory

Explicitメモリーブロックの自動配置機能の有効または無効の設定

Explicitメモリーブロックの自動配置機能の有効、無効を指定します。

7.11.7 -XX:HitachiAutoExplicitMemoryFile

Explicitメモリーブロックの自動配置機能で利用する自動配置設定ファイルのパスの指定

Explicitメモリーブロックの自動配置機能で利用する自動配置設定ファイルのパスを指定します。

7.11.8 -XX:HitachiExplicitHeapMaxSize

Explicitヒープ全体の最大サイズの指定

Explicitヒープ全体の最大サイズを指定します。

7.11.9 -XX:[+|-]HitachiExplicitMemoryAutoReclaim

明示管理ヒープ機能の自動解放機能の有効または無効の設定

明示管理ヒープ機能の自動解放機能を利用するかどうか指定します。

7.11.10 -XX:[+|-]HitachiExplicitMemoryAutoRefReclaim

HTTPセッションで利用するExplicitヒープの省メモリー化機能の有効または無効の設定

HTTPセッションで利用するExplicitヒープの省メモリー化機能の有効、無効を指定します。

7.11.11 -XX:[+|-]HitachiExplicitMemoryCompatibleToV8

Explicitメモリーブロックの確保方法を08-00と同様にするかどうかの指定

Explicitメモリーブロックを確保する方法を、08-00と同様にするかどうか指定します。08-50以降の新機能を利用しないで、08-00で動作するアプリケーションをそのまま08-50で動作させる場合、このオプションを有効にします。

7.11.12 -XX:HitachiExplicitMemoryJavaLog

明示管理ヒープ機能のログファイルのプリフィクスおよびログファイルの出力先ディレクトリーの指定

明示管理ヒープ機能のログファイルのプリフィクスおよびログファイルの出力先ディレクトリーを指定します。

7.11.13 -XX:HitachiExplicitMemoryJavaLogFileSize

明示管理ヒープ機能のログファイルの1ファイル当たりの最大ファイルサイズのバイト単位での指定

1ファイルの最大ファイルサイズをバイト単位で設定します。

7.11.14 -XX:HitachiExplicitMemoryJavaLogNumberOfFile

明示管理ヒープ機能のログファイルを作成する最大ファイル数の指定

ログファイルの単純増加を防ぐため、作成する最大ファイル数を指定します。

7.11.15 -XX:HitachiExplicitMemoryLogLevel

明示管理ヒープ機能のイベントログのレベルの指定

明示管理ヒープ機能のイベントログのレベルを指定します。

7.11.16 -XX:[+|-]HitachiExplicitMemoryMoveToTenuredFirst

Explicitメモリーブロックの解放処理でのオブジェクトの移動先のTenured領域への変更

Explicitメモリーブロックの解放処理でのオブジェクトの移動先を指定します。

7.11.17 -XX:[+|-]HitachiUseExplicitMemory

明示管理ヒープ機能の有効または無効の設定

明示管理ヒープ機能の有効、無効を指定します。

リソースの上限値指定で使用するJavaVMオプション

オプション

概要

詳細説明

7.12.1 -XX:HitachiJITCompileMaxMemorySize

JITコンパイル時に確保するCヒープのメモリーサイズの上限値の指定

JITコンパイル時に確保するCヒープのメモリーサイズの上限値を指定します。

7.12.2 -XX:HitachiThreadLimit

スレッド数の上限値の指定

スレッド数の上限値を指定します。

JITコンパイラー稼働継続機能で使用するJavaVMオプション

オプション

概要

詳細説明

7.13.1 -XX:[+|-]JITCompilerContinuation

JITコンパイラー稼働継続機能の有効または無効の設定

JITコンパイラー稼働継続機能を有効にするかどうかを指定します。

Javaアプリケーションプログラムの実行で使用するJavaVMオプション

オプション

概要

詳細説明

7.14.1 -Xhras

Javaアプリケーションプログラムの実行

javaコマンド、またはjavawコマンド実行時にこのオプションを設定すると、Javaアプリケーションプログラムが実行できます。

圧縮オブジェクトポインター機能で使用するJavaVMオプション

オプション

概要

詳細説明

7.15.1 -XX:[+|-]UseCompressedOops

圧縮オブジェクトポインター機能の有効または無効の設定

圧縮オブジェクトポインター機能の有効、無効を指定します。

ファイナライズ滞留解消機能で使用するJavaVMプロパティー

プロパティー

概要

詳細説明

7.16.1 JP.co.Hitachi.soft.jvm.autofinalizer

ファイナライズ滞留解消機能の有効または無効の設定

ファイナライズ滞留解消機能の有効、無効を指定します。

ユーザー拡張性能解析トレースで使用するJavaVMプロパティー

プロパティー

概要

詳細説明

7.17.1 jvm.userprf.Enable

ユーザー拡張性能解析トレースの有効または無効の設定

ユーザー拡張性能解析トレースを有効にするかどうかを指定します。

7.17.2 jvm.userprf.ExtendedSetting

ユーザー拡張性能解析トレース設定ファイルの記述形式の指定

ユーザー拡張性能解析トレース設定ファイルの記述形式に、次の方式を有効にするかどうかを指定します。

7.17.3 jvm.userprf.File

ユーザー拡張性能解析トレース設定ファイルのファイルパスの指定

ユーザー拡張性能解析トレース設定ファイルのファイルパスを指定します。

7.17.4 jvm.userprf.Limit

ユーザー拡張性能解析トレースの対象となるメソッド数の上限値の指定

ユーザー拡張性能解析トレースの対象となるメソッド数の上限値を指定します。

7.17.5 jvm.userprf.LineNumber

メソッドの最後に実行した行の行番号のトレース情報への出力

メソッドが正常に終了した場合、メソッドの最後に実行した行の行番号をトレース情報に出力するかどうかを指定します。

7.17.6 jvm.userprf.LogLevel

ユーザー拡張性能解析トレースのトレース出力レベルの指定

ユーザー拡張性能解析トレースのトレース情報のオプション情報(OPT)に出力する、トレース対象のメソッド名の出力レベルを指定します。

7.17.7 jvm.userprf.ThrowableName

例外またはエラーのクラス名のトレース情報への出力

メソッドが異常終了した場合、例外またはエラーのクラス名をトレース情報のオペレーション情報(OPR)に出力するかどうかを指定します。

7.17.8 jvm.userprf.ThrowableNameEditMethod

例外またはエラーのクラス名が文字数制限32文字を超えた場合の名前の編集方法の指定

例外またはエラーのクラス名が32文字を超える場合のクラス名の編集方法を指定します。例外またはエラーのクラス名が32文字以内であれば、このプロパティーの指定に関係なく、すべての文字がトレース情報に出力されます。

7.17.9 jvm.userprf.Trace

ユーザー拡張性能解析トレース設定ファイルで指定したクラスファイルの書き換えの成功ログの出力

ユーザー拡張性能解析トレース設定ファイルで指定したクラスファイルの書き換えの成功ログを出力するかどうかを指定します。

Application Serverで使用するJava HotSpot VMのオプション

オプション

概要

詳細説明

7.18.1 -agentlib:hndlwrap2

Windowsログオフ時のJavaVMの実行の継続

JDKのバージョンが6以降の環境でWindowsをログオフしたとき、JavaVMの実行を継続するかどうか設定します。

7.18.2 -agentlib:libname

ネイティブエージェントライブラリーのロード

ネイティブエージェントライブラリーlibnameをロードします。

7.18.3 -XX:CompressedClassSpaceSize

Compressed Class Spaceの最大値の指定

Compressed Class Spaceの最大値を指定します。

7.18.4 -XX:ConcGCThreads

Concurrent Markingの処理を並列実行するスレッド数の指定

G1GCが有効な場合に、Concurrent Markingの処理を並列実行するスレッドの数を指定します。

7.18.5 -XX:MaxGCPauseMillis

G1GCのGCによるアプリケーション停止時間の目標時間の指定

G1GCのGCによるアプリケーション停止時間の目標時間をミリ秒(ms)単位で指定します。

7.18.6 -XX:MaxMetaspaceSize

Metaspace領域の最大値の指定

Metaspace領域の最大値を指定します。

7.18.7 -XX:MaxTenuringThreshold

CopyGC実行時にFrom空間とTo空間でJavaオブジェクトを入れ替える回数のしきい値の指定

CopyGC実行時に、From空間とTo空間でJavaオブジェクトを入れ替える回数のしきい値を指定します。指定した回数を超えて入れ替え対象になったJavaオブジェクトは、Tenured領域に移動されます。

7.18.8 -XX:MetaspaceSize

Metaspace領域に起因するFullGCの基準値の指定

Metaspace領域に起因するFullGCの基準値を指定します。

7.18.9 -XX:NewRatio

New領域に対するTenured領域の割合の指定

New領域に対するTenured領域の割合を指定します。

7.18.10 -XX:ParallelGCThreads

G1GCを並列実行するスレッドの数の指定

G1GCを並列実行するスレッドの数を指定します。

7.18.11 -XX:ReservedCodeCacheSize

コードキャッシュ領域の最大サイズの指定

コードキャッシュ領域の最大サイズを指定します。

7.18.12 -XX:SurvivorRatio

Survivor領域のFrom空間とTo空間に対するEden領域の割合の指定

New::Survivor領域のFrom空間とTo空間に対するNew::Eden領域の割合を指定します。

7.18.13 -XX:TargetSurvivorRatio

GC実行後のSurvivor領域内でJavaオブジェクトが占める割合の目標値の指定

GC実行後のNew::Survivor領域内でJavaオブジェクトが占める割合の目標値(0〜100(単位:%))を指定します。

7.18.14 -XX:[+|-]UseG1GC

G1GCの実行

G1GCを実行するかどうかを指定します。

このオプションは、ほかのGC方式を選択するオプション(UseSerialGCHitachiUseExplicitMemory)と同時に指定できません。

7.18.15 -XX:[+|-]UseSerialGC

SerialGCの実行

SerialGCを実行するかどうかを指定します。

7.18.16 -verbose:information-type

information-typeに指定した情報の出力

information-typeに指定した情報を出力します。

7.18.17 -Xloggc:file

GCイベントが発生するたびにfileへのログの出力

-verbose:gcと同様にGCイベントが発生するたびに報告しますが、そのデータをfileに記録します。-verbose:gcを指定したときに報告される情報のほかに、報告される各イベントの先頭に、最初のGCイベントからの経過時間(秒単位)が付け加えられます。

7.18.18 -Xms

Javaヒープの初期サイズの指定

Javaヒープの初期サイズを指定します。

7.18.19 -Xmx

Javaヒープの最大サイズの指定

Javaヒープの最大サイズを指定します。

7.18.20 -Xprof

実行中のプログラムのプロファイルを生成してプロファイリングデータの標準出力への出力

このオプションを指定した場合、実行中のプログラムのプロファイルを生成し、プロファイリングデータを標準出力に出力します。このオプションは、プログラム開発用のユーティリティーとして提供されています。本番稼働システムでの使用を目的としたものではありません。

7.18.21 -Xss

1スタック領域の最大サイズの指定

1スタック領域の最大サイズを指定します。

JavaVM で使用する環境変数

環境変数

概要

詳細説明

7.19.1 JAVA_HRAS

javaコマンドを実行可能にするための環境変数

javaコマンド実行時にこの環境変数を設定すると、Application Serverと連携しないJavaアプリケーションプログラムが実行できます。

7.19.2 JAVACOREDIR

スレッドダンプファイルの出力先ディレクトリーの指定

スレッドダンプファイルを出力する場合の、出力先ディレクトリーをバッチファイルで指定します。

7.19.3 JAVAW_HRAS

javawコマンドを実行可能にするための環境変数

javawコマンド実行時にこの環境変数を設定すると、Application Serverと連携しないJavaアプリケーションプログラムが実行できます。