Hitachi

 Hitachi Application Server V10 定義リファレンスWindows®用)


7.11.10 -XX:[+|-]HitachiExplicitMemoryAutoRefReclaim

HTTPセッションで利用するExplicitヒープの省メモリー化機能の有効または無効を設定します。

説明

HTTPセッションで利用するExplicitヒープの省メモリー化機能の有効、無効を指定します。

無効にした場合は、Application Serverが作成したExplicitメモリーブロックの自動解放の自動予約をしません。

有効にした場合は、自動配置設定ファイルで作成されたExplicitメモリーブロックに加えて、HTTPセッションオブジェクトを配置するためにApplication Serverが作成したExplicitメモリーブロックに対して自動解放の自動予約をします。これによって、必要なExplicitヒープサイズを減少させることができます。

ただし、有効にした場合、稼働情報の出力内容に注意が必要です。

表7‒9 稼働情報ファイルの出力内容が異なる項目

稼働情報の種類

項目(ヘッダーファイルに出力される文字列)

省メモリー化機能を有効にした場合

省メモリー化機能を無効にした場合

HTTPセッションで取得したExplicitメモリーブロックの個数

HTTPSessionEMemoryBlockCount.HighWaterMark

HTTPSessionEMemoryBlockCount.LowWaterMark

HTTPSessionEMemoryBlockCount.Current

内部動作を反映した値が出力されるため、システムで有効なHTTPセッション数とは異なる値が出力されます。

システムで有効なHTTPセッション数が出力されます。

アプリケーションで利用するExplicitヒープ領域のサイズ

ApplicationEHeapSize.HighWaterMark

ApplicationEHeapSize.LowWaterMark

この機能が自動解放対象としたExplicitメモリーのサイズ自動配置機能で利用するExplicitメモリーのサイズの合計サイズとなります。

自動配置機能で利用されるExplicitメモリーのサイズが出力されます。

前提オプション
  • -XX:+HitachiExplicitMemoryAutoReclaim

書式

-XX:[+|-]HitachiExplicitMemoryAutoRefReclaim

指定できる値

型:String

-XX:+HitachiExplicitMemoryAutoRefReclaim

HTTPセッションで利用するExplicitヒープの省メモリー化機能を有効にします。

-XX:-HitachiExplicitMemoryAutoRefReclaim

HTTPセッションで利用するExplicitヒープの省メモリー化機能を無効にします。

デフォルト値

定義項目の省略

-XX:-HitachiExplicitMemoryAutoRefReclaim