7.4.1 -XX:HitachiJavaLog
JavaVMログファイルのプリフィクスおよびログファイルの出力先ディレクトリーを指定します。
説明
JavaVMログファイルのプリフィクスおよびログファイルの出力先ディレクトリーを指定します。
同じカレントディレクトリーで複数のJavaVMプロセスを同時に実行した場合や、-XX:HitachiJavaLog:オプションで同じログ出力先を指定した複数のJavaVMプロセスを同時に実行した場合、JavaVMログファイルに情報が正しく出力されません。複数のJavaVMプロセスを実行する場合は、-XX:HitachiJavaLog:オプションでプロセスごとにログ出力先が異なるようにパスを指定してください。
- 前提オプション
-
次のどれかを指定します。
-
-XX:+HitachiVerboseGC
-
-XX:+HitachiOutOfMemoryStackTrace
-
-XX:+HitachiOutOfMemoryCause
-
-XX:+HitachiOutOfMemorySize
-
-XX:+HitachiJavaClassLibTrace
-
-XX:HitachiJITCompileMaxMemorySize=数値(数値が1以上の場合)
-
-XX:+JITCompilerContinuation
-
-XX:+StandardLogToHitachiJavaLog
-
書式
-XX:HitachiJavaLog:文字列
指定できる値
- 文字列
-
型:String
プリフィクスおよびパスを指定します。このオプションを指定しない場合、文字列には、"javalog"が設定されます。プリフィクス以下のファイル名称は、JavaVMログファイルのローテーション方式によって異なります。
JavaVMログファイルのローテーション方式がラップアラウンド方式の場合、ログファイル名は、文字列??.log(??は01〜99の通し番号)で生成されます。例えば、文字列に"Samp"を指定すると、ログファイル名はSamp01.logになります。
JavaVMログファイルのローテーション方式がシフト方式の場合、出力対象となるカレントログファイルとバックアップファイルが生成されます。カレントログファイルは文字列.log、バックアップログファイルは文字列??.log(??は01〜98の通し番号)で生成されます。例えば、文字列に"Samp"を指定すると、カレントログファイル名はSamp.log、カレントログファイルがバックアップされると、バックアップログファイル名はSamp01.logになります。
プリフィクスおよびパスには次の3種類の指定ができます。
- プリフィクスを指定する場合
-
指定した文字列のファイル名でカレントディレクトリーに出力されます。
- パスを指定する場合
-
文字列にディレクトリーを指定した場合、そのディレクトリーにデフォルトの"javalog"でファイルが作成されます。
- パスとプリフィクスを同時に指定する場合
-
文字列にディレクトリーとプリフィクスを指定した場合、そのディレクトリーにファイルが作成されます。例えば、文字列に"d:\temp\Samp"を指定すると、d:\tempディレクトリーに、ラップアラウンド方式ではSamp01.log、シフト方式ではSamp.logが生成されます。
デフォルト値
- 定義項目の省略
-
-XX:HitachiJavaLog:javalog