7.4.9 -XX:[+|-]StandardLogToHitachiJavaLog
JavaVMの標準出力と標準エラー出力の内容をJavaVMログファイルに出力します。
説明
JavaVMからの標準出力と標準エラーへの出力結果をJavaVMログファイルに出力します。障害発生時のトラブルシュートのためにこの機能を使用します。通常の運用では使用しません。
この機能を有効にした場合、JavaVMの標準出力と標準エラー出力の内容をJavaVMログファイルにも併せて出力します。
- 出力形式
-
[id]<date>stdout
出力項目
出力内容
id
識別子です。標準出力の場合は[STO]、標準エラー出力の場合は[STE]を出力します。
date
ログ出力開始時間です。-XX:+HitachiOutputMilliTimeオプションが指定されている場合は、ミリ秒単位まで出力します。
stdout
標準出力または標準エラー出力のメッセージ内容です。
出力したメッセージの内容が次の場合、上記の出力形式と異なる形式で出力します。
-
出力したメッセージ文字列が2,000バイトを超えていて、かつ文字列の最後に改行(\n)がある場合、次の行に空行を出力します。
-
出力対象のメッセージ文字列の途中に改行がある場合、改行したあとのメッセージには識別子やログ出力開始時間を出力しません。
-
書式
-XX:[+|-]StandardLogToHitachiJavaLog
指定できる値
型:String
- -XX:+StandardLogToHitachiJavaLog
-
JavaVMが標準出力や標準エラーに出力するメッセージをJavaVMログファイルに出力します。
- -XX:-StandardLogToHitachiJavaLog
-
JavaVMが標準出力や標準エラーに出力するメッセージをJavaVMログファイルに出力しません。
オプションを複数指定した場合は、最後に指定した値が適用されます。
デフォルト値
- 定義項目の省略
-
-XX:-StandardLogToHitachiJavaLog
出力例
[STO]<Fri Jun 19 11:31:40 2015>VM option '+StandardLogToHitachiJavaLog' [STO]<Fri Jun 19 11:31:40 2015>VM option '+PrintVMOptions' [STE]<Fri Jun 19 11:31:40 2015>Invalid initial young generation size: -Xmn0k