9.6 インポート/エクスポート

FAQ記事(Ops Iでのナレッジ記事)や構成アイテムはCSVファイルでインポート/エクスポートができます。
インポート/エクスポートをすることで、ある時点での状態を保存することや、複数のデータを一括で作成、編集することができます。
FAQ記事とカテゴリーの詳細な設定は、「インポート/エクスポート」を参照してください。
構成アイテムの詳細な設定は、「インポート/エクスポート」を参照してください。

ここでは次の項目について説明します。

(1)インポート/エクスポート テンプレートを追加

テンプレートとは、OTOBOのオブジェクトの種類やそのフィールドと入出力ファイルの情報の対応付け、ファイルの書式などを定めたルールです。以下の方法でテンプレートを作成します。

メインメニューから[管理]を選択し、[管理]-[インポート/エクスポート]をクリックします。[インポート/エクスポートの管理]画面で[テンプレートを追加]ボタンをクリックします。 遷移する表示に従い、以下のフィールドを入力します。


1. [Step 1 of 5 - 基本情報の設定:]

(表)基本情報の設定

フィールド 必須 説明
名前 Yes テンプレートの名前
対象 Yes テンプレートを作成する対象
「FAQ」、「カテゴリー」、「構成アイテム」が選択できます。
書式 Yes 「CSV」を選択します。
有効 Yes 「有効」を選択します。
コメント No 任意のコメントを入力します。

2. [Step 2 of 5 - オブジェクト情報の設定:]
手順1の「対象」で選択した値ごとに、設定項目が異なります。
「FAQ」または「カテゴリー」を選択した場合、「インポート/エクスポート」を参照してください。 「構成アイテム」を選択した場合、「インポート/エクスポート」を参照してください。

3. [Step 3 of 5 - フォーマット情報の設定:]

(表)フォーマット情報の設定

フィールド 必須 説明
桁のセパレータ Yes CSVファイルの区切り文字
キャラクタセット Yes 「UTF-8」を選択します。
ヘッダ情報を含む Yes ヘッダー情報を含むか選択します。

4. [Step 4 of 5 - マッピング情報の設定:]
CSVファイルの各列とフィールドのマッピングを設定します。
[マッピング要素の追加]をクリックし、CSVファイルの列に対応するフィールドを追加します。テーブルの各列の意味は以下のとおりです。

(表)マッピング情報の設定

フィールド 説明
キー フィールド名
識別子 「キー」を識別子として扱うか選択します。
識別子は、インポートしたCSVファイルの各行の情報が、OTOBOに保存されているどのデータのものかの対応づけに使用されます。インポート時に既存のデータを上書きする場合は識別子をチェックしてください。チェックしない場合、新規のデータとして登録されます。
CSVファイルの何列目かを表します。0から自動で付与されます。
上に移動 マッピング要素の位置を1つ上にずらします。
下に移動 マッピング要素の位置を1つ下にずらします。
削除 マッピング要素を削除します。
※「対象」に「構成アイテム」を選択した場合、表示されます。

5. [Step 5 of 5 - 検索情報の設定:]
エクスポートするデータを一部に制限する設定を行います。
手順1の「対象」で選択した値ごとに、設定項目が異なります。
「FAQ」または「カテゴリー」を選択した場合、「インポート/エクスポート」を参照してください。
「構成アイテム」を選択した場合、「インポート/エクスポート」を参照してください。
エクスポート対象を制限したい場合は、[検索条件を適用する:]をチェックし、残りのフィールドで検索条件を設定します。


(2)データのエクスポート

メインメニューから[管理]を選択し、[管理]-[インポート/エクスポート]をクリックすると、[インポート/エクスポートの管理]画面に遷移し、テンプレートの一覧が表示されます。
エクスポート対象のテンプレートの[エクスポート開始]カラムにある[エクスポート]をクリックすると、テンプレートの設定内容に基づいたCSVファイルがダウンロードできます。

注意事項注意事項

  • エクスポートすると、BOM無しのUTF-8でエンコードしたファイル(CSV形式)がダウンロードされます。このファイルをテキストエディタで開いた場合は正常に表示されます。Excelで開いた場合は文字化けするので、ファイルをBOM付きのUTF-8にエンコードして保存し直してください。



(3)データのインポート

メインメニューから[管理]を選択し、[管理]-[インポート/エクスポート]をクリックすると、[インポート/エクスポートの管理]画面に遷移し、テンプレートの一覧が表示されます。
インポート対象のテンプレートの[インポート開始]カラムにある[インポート]をクリックし、インポートするCSVファイルを選択すると、テンプレートの設定内容に基づいてCSVファイルからデータを取得しインポートします。

CSVファイルで新しいデータを作成するには、次の事項を記述している必要があります。

  • CSVファイルの該当列に適切な値を記述していること
  • 新規クラスの作成やクラスの編集によって必須のフィールドが存在する場合、そのフィールドのマッピング要素を含め、CSVファイルに適切な値を記述していること

注意事項注意事項

次の内容はインポート、エクスポートができません。

  • データ間のリンク
  • インポート/エクスポートの定義そのもの
    OTOBOでエクスポートしたCSVファイルを別の環境のOTOBOにインポートする場合は、エクスポート時に利用したテンプレートと同等のものをインポートする環境でも作成する必要があります。
  • 添付ファイル
CSVファイルのインポートではデータの削除はできません。