3.7.5 YAMLファイルの登録状況確認方法
Ops Iに対するYAMLファイルの登録操作の状況確認をするために、API「gitops-logs」を実行します。
APIを実行するためには、API認証作業を行う必要があります。詳細は「JP1 Cloud Service 運用統合 APIリファレンス」の「APIリファレンス概要>前提知識」を参照ください。
API実行例を以下に示します。
<実行例> /api/v1/gitops-logs
# curl -XGET "Ops IのURL/api/v1/gitops-logs" ¥
-H "X-OpsI-Token: Ops Iトークン"
【操作ログの見方】
API「gitops-logs」の操作ログからYAMLファイルの操作の成功/失敗や、失敗原因であるファイルのエラー(構文/依存関係)を確認することができます。
gitops-logsの結果は操作ログの「result」を確認します。resultで出力される結果は以下です。
- applied:成功
- recovered:復旧済
- failed:失敗
failedの場合、YAMLファイルは登録に失敗しています。登録が失敗の場合「detail」に以下が表示され、場所の特定と失敗原因を確認することができます。
- column:エラーが発生した列
- data:エラーが発生した行データ
- line:エラーが発生した行
- message:エラーの詳細メッセージ
recovered(復旧済)は、過去のCommitで依存関係によるエラーによってfailedとなったYAMLファイルが、それ以降のCommitで依存関係によるエラーが解消し、その結果YAMLファイル登録状況が回復した状態です。(依存関係によるエラーの解消の例:依存関係があるYAMLファイルが正常に登録または削除された場合など。)
【操作ログがない場合】
API「gitops-logs」のYAMLファイルの操作ログがない場合は、GitLab上でCommitされていてもOps Iにドキュメントとして認識されておらず、Ops Iに反映されていません。
原因として以下などが考えられます。
- 登録したファイルがYAMLファイルではない
- Commit先のリポジトリがドキュメント登録対象外
- ファイルの拡張子、ファイル名(manifest.yaml)が異なる