4.3.6 スキル管理

Ops Iには、業務に適したユーザーをアサインできる、スキル管理機能があります。
スキル管理は、運用に必要なスキルをYAMLファイルで定義し、定義したスキルをOps I GUIでユーザーに付与することができます。また、ワークフローの各アクティビティにスキルセット(スキルの組み合わせ)をYAMLファイルで定義することで、各アクティビティに適切なユーザーをアサインすることができます。これらのYMALファイルの定義や、スキルの付与などの詳細については以下を参照してください。

また、スキルやスキルセットを定義するために事前に運用に必要なスキルを整理する必要があります。詳細については「運用に必要なスキル」を参照ください。

(表)スキル管理項目と概要

項目 定義手段 設計のポイント
Skill、Skillset YAMLによる定義
(GitLab)
運用に必要なスキルとスキルセットを設定できます。
Workflow YAMLによる定義
(GitLab)
各アクティビティに必要なスキルセットを指定することができます。
ユーザーへのスキル付与 GUIによる定義 リソースタブからユーザーにスキルを付与することができます。付与したスキルによって、自動でスキルセットも付与されます。
各アクティビティへユーザーをアサイン GUIによる定義 スキルセット要件との適合率、経験回数、スケジュールを確認しユーザーをアサインすることができます。

(図)スキル管理の流れ

(図)スキル管理の流れ (図)スキル管理の流れ


スキルの設定を行うには、グループ単位の関係設定が必要です。グループ間の管理関係設定は、システム管理画面のグループ設定から行うことができます。また、スキル設定を行うには、管理者および管理対象者ともにYAMLファイルが登録されているリポジトリのグループに属している必要があります。YAMLファイル登録先グループは複数設定することができ、ユーザーに設定できるスキルをグループごとに分離することができます。

(図)グループ管理関係

(図)グループ管理関係 (図)グループ管理関係

また、ユーザーへのスキル設定は、リソースタブから実行できます。
グループ間の管理関係設定の詳細は「ユーザー管理」「グループ管理」を、スキル設定操作の詳細は「リソース」を参照ください。