6.4 Catalog

以下にCatalog定義と定義例を示します。サービスカタログの詳細については「サービスカタログ」と「データモデルの設計」を参照してください。

(表)Catalog定義

ラベル デフォルト値 必須 説明
apiVersion: Yes APIバージョン
1.0を指定する
kind: Yes catalogを指定する
type: No resourceを指定する
Ops Iの運用機能に追加する新しい定義であることを示す
name: Yes Catalog定義の内部名
nameは以下のルールに従う必要があります。
  • 本YAMLファイルのディレクトリ名を指定
  • 入力可能な文字は以下の通り
    • 半角英数字:
      a~z A~Z 0~9
    • 半角の特殊文字:
      _ . ( ) -
  • 先頭文字が半角英数字かアンダーバー(_)
  • その他の注意点は「YAMLファイル作成時の注意」2~4を参照
label: Yes YAMLファイルに記載する運用機能の表示名
includes: No このYAMLファイルで利用する関連YAMLファイルを記載
メモメモ
  • 記載するYAMLファイルはこのYAMLファイル登録前にOps Iに登録されている必要があります。
  • includesラベルを指定することにより、他のYAMLファイルで定義した内容を取り込むことができます。例えば、サービスカタログからを実行するワークフローを定義したWorkflowのYAMLファイルを取り込む場合に使用します。
- kind: Yes 読み込むYAMLファイルの種類
  name: Yes 読み込むYAMLファイルの内部名
description: No このYAMLファイルに対する詳細説明
テンプレート機能を利用して記述することができる
order: No このYAMLファイルで設定するカテゴリー表示順の優先順位
0~2147483647の整数を指定する。指定しない場合、および同じ値を設定した場合、CatalogのYAMLファイルを登録した順に表示される。
customers: No このYAMLファイルで設定するカテゴリーとカタログアイテムの表示を顧客により制限する場合、指定する。
顧客ユーザーは、自分自身に設定された顧客がここで指定された顧客に含まれない場合、このYAMLファイルのカテゴリーとカタログアイテムを参照することができない。
- (string) Yes カテゴリーとカタログアイテムを表示する顧客名
groups: No このYAMLファイルで設定するカテゴリーとカタログアイテムの表示をグループにより制限する場合、指定する。
すべてのユーザーは、自分自身に設定されたいずれのグループもここで指定されたグループに含まれない場合、このYAMLファイルのカテゴリーとカタログアイテムを参照することができない。
- (string) Yes カテゴリーとカタログアイテムを表示するグループ名
categories: Yes カテゴリーを設定
- name: Yes カテゴリーの内部名
  label: No カテゴリーの表示名
  description: No カテゴリーの詳細説明
  items: No カテゴリー配下に置く個々のカタログアイテムを定義
- workflow: No ワークフローを実行するカタログアイテムを定義。ワークフロー名を指定
  label: No カタログアイテムの表示名
  description: No カタログアイテムの詳細説明
  image: No アイコン画像のファイル名。このYAMLファイルと同じディレクトリ内にある画像を指定可能
  sub: No カテゴリーを階層化する際にサブカテゴリーを設定
- name: Yes -
No -
(sub): No -
※入れ子関係にないラベルの必須が「No」の場合は、定義が必須ではありません。入れ子関係にあるラベルの場合は、下層ラベルの必須は、上層ラベルの必須が「Yes」である場合に適用されます。

<定義例>

apiVersion: 1.0
kind: catalog
type: resource
name: demo_catalog
label: デモ用サービスカタログ
description: |
  デモ用サービスカタログです
includes:
  - kind: workflow
    name: create_vm_wf

categories:
  - name: demo_catalog
    label: デモ用カタログアイテム
    sub:
     - name: request_operation 
       label: リクエスト業務    
       items:
         - workflow: create_vm_wf
           label: VMの貸出
           description: VMの貸出申請をする
           image: sample1.png