1.2 Ops Iの特長

特長1 操作画面の統一化による、運用作業の学習コストの削減

サービスカタログ、ワークフロー、ドキュメント管理、自動化ツールなど、それぞれ別のツールを組み合わせて、運用基盤を構築するケースも少なくありませんが、操作画面が異なったり、操作画面の遷移やステップ数も多くなり、効率的とはいえません。Ops Iを活用することにより、操作画面の統一化が図れ、運用作業の学習コストを削減することができます。

特長2 Ansibleに対応した自動化基盤であり、既存コンテンツの流用が可能

Ops Iの自動化基盤は、Infrastructure as Codeのツールとして知られる、Ansibleに対応しているため、既にPlaybookのコンテンツを利用している場合には、それを流用することができます。既存コンテンツを活用して自動化を促進、適用する業務システムを拡充していくことで、運用コストを削減することができます。

特長3 ワークフローの実行履歴の確認が容易

運用作業を実行した後に、改めて、入力パラメータや実行ログを確認することもあります。その際、Ops Iのワークフロー一覧から、該当の作業を選択することで、容易に、実行した際の入力パラメータや実行ログを表示することができます。Ops Iを活用することにより、実行履歴の散在化を防ぎます。

(図)ワークフローの実行履歴の確認

(図)ワークフローの実行履歴の確認 (図)ワークフローの実行履歴の確認


特長4 運用要員のスキルとスケジュールに基づく、適切な作業割り当て

Ops Iは、システム運用に必要なスキル(資格など)の保有状況や作業実績をもとに、経験値を定量的に可視化します。また、各要員のスケジュールも可視化します。それらの可視化により、適切な要員に適切な作業を割り当てることができます。たとえば、クラウドやアプリケーションの特定のスキルを要する作業が発生した場合に、Ops Iではそのスキルを保有する要員とその要員のスケジュール状況を容易に把握できるため、作業に対して適切な要員を迅速に割り当てることができます。

(図)適切な作業割り当てのイメージ図

(図)適切な作業割り当てのイメージ図 (図)適切な作業割り当てのイメージ図