4.5.2 Application

アプリケーションはドキュメントの1つで、ドキュメントテーブルから情報を取得することができます。
ここでのドキュメントとは、運用業務の中で使用する添付ファイルのことではなく、ワークフロー、カタログおよびデータモデルなどを定義したYAMLファイルのことを指します。

Ops Iの運用にあわせて、メニューエリアに顧客固有のアプリケーションを項目(操作アイコン)として追加することができます。追加した項目から、ドキュメントテーブルから取得した情報をコンテンツエリアに表示することができます。また、アプリケーションのメニューエリア内での表示順を指定することも可能です。
アプリケーションを表示するために、まずApplicationのYAMLファイルにアプリケーションの表示内容を定義します。アプリケーションのYAML定義については「Application」を参照してください。
次に、ACLとStatementのYAMLファイルを作成し、アプリケーションのYAMLファイルへのひもづけや、アプリケーションを表示させるユーザーやグループのカスタムロールに作成したカスタムACLを割り当てます。ACLとStatementの詳細については「ユーザーとACL」や「ACL、Statement」を参照してください。
カスタムロールにカスタムACLを割り当てるには、APIを実行する必要があります。詳細については「JP1 Cloud Service 運用統合 APIリファレンス」の「APIリファレンス概要>APIの詳細と実行例>ロールにカスタムACLを割り当てる、割り当てを解除する>ロールにACLを割り当てる」を参照してください。

例えば、VM台帳管理を頻繁に活用する場合、メニューエリアに表示するアプリケーション名やアイコン、コンテンツエリアに表示するUIや関連するドキュメントなどをアプリケーションでYAML定義することにより、メニューエリアに項目が追加され、その項目からVM台帳管理の一覧をコンテンツエリアに表示することができます。

(図)VM台帳管理の一覧をメニューエリアに追加した画面図の例

(図)VM台帳管理の一覧をメニューエリアに追加した画面図の例 (図)VM台帳管理の一覧をメニューエリアに追加した画面図の例