JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス
この節では,コマンドを使用目的別に次に示すグループに分けて一覧表に記載します。
- セットアップ時に使用するコマンド
- 環境のカスタマイズに使用するコマンド
- JP1/AJS2を制御するコマンド
- ジョブネットワーク要素を操作するコマンド
- ジョブの実行に使用するコマンド
- JP1イベントの送受信に使用するコマンド(Windows限定)
- JP1/Cm2またはhp OpenViewとの連携に使用するコマンド
- JP1/AJS2 Consoleのオブジェクトを操作するコマンド
- 組み込みDBを操作するコマンド
- 障害時に資料採取するコマンド
各コマンドの詳細説明は,次の節以降にアルファベット順に記載しています。Windowsの場合だけ使用できるコマンド,UNIXの場合だけ使用できるコマンドがあります。注意してください。
セットアップ時に使用するコマンド
JP1/AJS2のセットアップ時に使用するコマンドの一覧を次の表に示します。
セットアップ時に使用するコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド 20. セットアップ時に使用するコマンド」を参照してください。
機能 コマンド名 Windows UNIX 必要な実行権限 提供している製品 JP1/AJS2のインストール後,実行環境を設定する。 jp1ajs2_setup(UNIX限定)※ − ○ UNIX:
スーパーユーザーM,A JP1/AJS2 - Manager,およびJP1/AJS2 - Agentの論理ホストに対応した動作環境をセットアップする。 jp1ajs2_setup_cluster(UNIX限定)※ − ○ UNIX:
スーパーユーザーM,A スケジューラーサービスが使用するデータベースをセットアップする。
サスペンド機能をセットアップする。ajssetup ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM メール配信機能を設定する。 jpomailrecv(UNIX限定) − ○ なし M,A VOS3ユーザーのユーザー情報を登録する。 jpqreguser※ ○ ○ なし
(Windows Server 2008の場合,-aオプション指定時以外はAdministrators)M,A JP1ユーザーとして仮定したユーザーの情報を登録する。 jpqregguestuser※ ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM 現時点でのジョブ実行環境をファイルに出力する。 jpqexport ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM ジョブ実行環境構成定義ファイル(jpqsetup.conf)を使用して,ジョブ実行環境(ジョブ実行エージェント,キュー,および排他実行リソース)を一括定義する。 jpqimport ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM JP1/AJS2 Console Managerのセットアップをする。 jp1ajs2cmsetup(UNIX限定)※ − ○ UNIX:
スーパーユーザーM JP1/AJS2 Console Agentのセットアップをする。 ajscasetup(Windows限定) ○ − Windows:
AdministratorsM JP1/AJS2 Console Viewのセットアップをする。 ajscvsetup ○ − Windows:
AdministratorsV JP1/AJS2 Console Agentのセットアップをする。 jp1ajs2casetup(UNIX限定)※ − ○ UNIX:
スーパーユーザーM JP1/IMと連携するためのアダプターコマンド設定ファイルを作成または削除する。 ajs_adapter_setup ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM JP1/AJS2 Console Managerのセットアップをする。 ajscmsetup(Windows限定) ○ − Windows:
AdministratorsM キューレスジョブ実行環境をセットアップする。 ajsqlsetup ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM,A 既存のISAMデータベースを組み込みDBに移行する。 ajsembdbsetup ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM 組み込みDBの設定およびJP1/AJS2用領域を作成する。 ajsembdbbuild ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM 定義内容の事前チェック機能の実行環境をセットアップする。 ajschksetup ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM,A JP1/AJS2 - Scenario Operationとの連携機能をセットアップする ajssosetup ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM
- (凡例)
- ○:提供している。
- −:提供していない。
- M:JP1/AJS2 - Manager
- A:JP1/AJS2 - Agent
- V:JP1/AJS2 - View
- 注※
- JP1/Baseを前提とするJP1シリーズの製品の稼働中には,このコマンドを実行しないでください。
環境のカスタマイズに使用するコマンド
JP1/AJS2の環境を運用に合わせてカスタマイズするときに使用するコマンドの一覧を次の表に示します。
表1-9 環境のカスタマイズに使用するコマンドの一覧
機能 コマンド名 Windows UNIX 必要な実行権限 提供している製品 JP1/AJS2のスケジューラーサービスを起動する。 ajsstart ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM JP1/AJS2のスケジューラーサービスを終了する。 ajsstop ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM スケジューラーサービスの運用環境を一時的に変更する。 ajsalter ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM スケジューラーサービスの運用環境を標準出力ファイルに出力する。 ajsstatus ○ ○ なし M スケジューラーサービスのローカル日時を変更したり,参照したりする。 ajslocaldate ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM スケジューラーサービスのデータベースを圧縮する。 ajsdbcond ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM トレースログファイルのサイズを変更したり,参照したりする。 ajstrsetsz ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM イベントジョブを実行する場合に,イベント・アクションエージェントプロセスが記憶する要求元マネージャーホスト名を変更する。 jpoagoec ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM,A ジョブ実行環境のデータベースを圧縮する。 jpqdbcond ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM JP1/AJS2 Console Managerのトレースログファイルサイズを変更する。 ajscmtrsetsz ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM JP1/AJS2 Console Agentのトレースログファイルサイズを変更する。 ajscatrsetsz ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM JP1/AJS2 Check Managerサービス,またはJP1/AJS2 Check Agentサービスのトレースログファイルサイズを変更する。 ajschktrsetsz ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM,A JP1/AJS2をメンテナンスする。 jajs_maintain ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM キューレスエージェントサービスの詳細情報を出力する。 ajsqlstatus ○ ○ なし M,A イベント・アクション制御マネージャーが保持する情報を削除する。 jpomanevreset ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM イベント・アクション制御マネージャーの内部ログを解析し,マネージャーへのデータ送信頻度が高いエージェントと起動条件の情報を表示する。 jpomanevshow ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM
- (凡例)
- ○:提供している。
- M:JP1/AJS2 - Manager
- A:JP1/AJS2 - Agent
JP1/AJS2を制御するコマンド
JP1/AJS2を制御するために使用するコマンドの一覧を次の表に示します。
機能 コマンド名 Windows UNIX 必要な実行権限 提供している製品 システム起動時に,JP1/AJS2を自動起動する。 jajs_start − ○ UNIX:
スーパーユーザーM,A システム停止時に,JP1/AJS2を自動停止する。 jajs_stop − ○ UNIX:
スーパーユーザーM,A 論理ホスト環境で,JP1/AJS2を起動する。 jajs_start.cluster − ○ UNIX:
スーパーユーザーM,A 論理ホスト環境で起動しているJP1/AJS2を停止する。 jajs_stop.cluster − ○ UNIX:
スーパーユーザーM,A JP1/AJS2 Monitorサービスを起動,または停止する。 ajsinetd_startstop − ○ UNIX:
スーパーユーザーM JP1/AJS2のプロセスを起動する。 jajs_spmd − ○ UNIX:
スーパーユーザーM,A JP1/AJS2のプロセスを終了する。 jajs_spmd_stop ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM,A クラスタシステムで運用している場合に,起動中のJP1/AJS2のプロセスを強制終了する。 jajs_killall.cluster − ○ UNIX:
スーパーユーザーM,A JP1/AJS2の状態(各コンポーネントが起動しているか,終了しているか)を確認する。 jajs_spmd_status ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM,A TP1/Message Queue連携時のMQ監視プロセスを停止する。 jpostopmqp ○※ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM,A JP1/AJS2 - Viewを起動する。 ajs ○ − なし V システム起動時に,JP1/AJS2 Console Managerを自動起動する。 jajscm_start − ○ UNIX:
スーパーユーザーM システム停止時に,JP1/AJS2 Console Managerを自動停止する。 jajscm_stop − ○ UNIX:
スーパーユーザーM システム起動時に,JP1/AJS2 Console Agentを自動起動する。 jajsca_start − ○ UNIX:
スーパーユーザーM システム停止時に,JP1/AJS2 Console Agentを自動停止する。 jajsca_stop − ○ UNIX:
スーパーユーザーM JP1/AJS2 Console Managerサービスを起動,または停止する。 ajscminetd_startstop − ○ UNIX:
スーパーユーザーM JP1/AJS2 Console Agentサービスを起動,または停止する。 ajscainetd_startstop − ○ UNIX:
スーパーユーザーM JP1/AJS2 Console Viewを起動する。 ajscon ○ − なし V JP1/AJS2 Check Managerサービス,またはJP1/AJS2 Check Agentサービスを起動する。 ajschkstart − ○ UNIX:
スーパーユーザーM,A JP1/AJS2 Check Managerサービス,またはJP1/AJS2 Check Agentサービスを停止する。 ajschkstop − ○ UNIX:
スーパーユーザーM,A キューレスエージェントサービスの運用環境を一時変更する。 ajsqlalter ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM,A キューレスエージェントサービスの処理対象ホストを追加する。 ajsqlattach ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM,A キューレスエージェントサービスの処理対象ホストを切り離し,対象外にする。 ajsqldetach ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM,A キューレスファイル転送サービスを起動する。 ajsqlftpstart − ○ UNIX:
スーパーユーザーM キューレスファイル転送サービスを停止する。 ajsqlftpstop ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM キューレスエージェントサービスを起動する。 ajsqlstart − ○ UNIX:
スーパーユーザーM,A キューレスエージェントサービスを停止する。 ajsqlstop ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM,A キューレストレースログファイルのサイズを変更する。 ajsqltrsetsz ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM,A キューレスジョブ実行内部ログファイルのファイルサイズを変更する。 ajsqlexecsetsz ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM,A
- (凡例)
- ○:提供している。
- −:提供していない。
- M:JP1/AJS2 - Manager
- A:JP1/AJS2 - Agent
- V:JP1/AJS2 - View
- 注※
- Windows Server 2008およびWindows Server 2008(IPF)では提供していません。
ジョブネットワーク要素を操作するコマンド
ジョブネットワーク要素を操作するために使用するコマンドの一覧を次の表に示します。
なお,表中のコマンドの実行権限は,操作対象のジョブネットワーク要素の属性として指定されたJP1資源グループ名に対して,コマンドを実行するユーザーが持つJP1権限レベルによって決まります。ただし,操作対象のジョブネットワーク要素にJP1資源グループ名の指定がない場合や,コマンドを実行するユーザーがAdministrators権限(Windowsの場合),またはスーパーユーザー権限(UNIXの場合)を持つ場合は,表中の実行権限が必要とは限りません。実行権限については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 2.3.3 設定するアクセス権限を検討する」を参照してください。
- 注意事項
- 「必要な実行権限」の欄に複数の実行権限が記載されている場合は,それらの中の一つの実行権限を持っていれば,そのコマンドを実行できます。
機能 コマンド名 Windows UNIX 必要な実行権限 提供している製品 ジョブネットワーク要素を定義する。 ajsdefine ○ ○ 定義先
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_EditorM 対象ユニットとその下のユニット(定義済みユニットの強制変更時)
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editorジョブネットに定義したジョブネットワーク要素の定義内容を変更する。 ajschange ○ ○ 変更先
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_EditorM 属性変更時
JP1_AJS_Admin
ジョブネットワーク要素の所有者権限ジョブネットの定義内容を変更する。 ajschgnet ○ ○ 変更先
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_EditorM ジョブの定義内容を変更する。 ajschgjob ○ ○ 変更先
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_EditorM ジョブネットワーク要素を複写・移動したり,名称を変更したりする。 ajscopy ○ ○ 複写先・移動先
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_EditorM 複写対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_Guest移動対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editorジョブネットワーク要素を削除する。 ajsdelete ○ ○ 削除対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_EditorM ジョブネットワーク要素名を標準出力ファイルに出力する。 ajsname ○ ○ 出力対象ユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_GuestM スケジューラーサービスの運用環境情報を標準出力ファイルに出力する。 ajsgtroot ○ ○ なし M ジョブネットワーク要素の定義内容を標準出力ファイルに出力する。 ajsprint ○ ○ 出力対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_GuestM ジョブネットワーク要素を退避する。 ajsbackup ○ ○ 退避対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_GuestM 退避ボックスや退避ファイルを削除する。 ajsbkudel ○ ○ なし M ジョブネットワーク要素を回復する。 ajsrestore ○ ○ 回復先
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_EditorM 対象ユニットとその下のユニット(定義済みユニットの強制変更時)
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editorルートジョブネットの登録予定情報をエクスポートする。 ajsrgexport ○ ○ JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_GuestM ルートジョブネットの登録予定情報をインポートする。 ajsrgimport ○ ○ JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_OperatorM ジョブグループにカレンダー情報を定義する。 ajscalendar ○ ○ 変更先
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_EditorM 特定期間について,ジョブネットの実行スケジュールを作成し,予定情報パラメーターの形式で標準出力ファイルに出力する。 ajsschedule ○ ○ 出力対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_GuestM 定義済みのジョブネットを実行登録する。 ajsentry ○ ○ 操作対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_OperatorM ジョブネットの実行登録を解除する。 ajsleave ○ ○ 操作対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_OperatorM ルートジョブネットをサスペンドする。また,ルートジョブネットのサスペンド状態を解除する。 ajssuspend ○ ○ 操作対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_OperatorM ジョブネットやジョブの実行履歴,現在の状態,次回実行予定などを標準出力ファイルに出力する。 ajsshow ○ ○ 出力対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_GuestM マネージャーで実行中のイベントジョブの一覧を標準出力ファイルに出力する。 jpomanjobshow ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM ジョブネットに定義されたスケジュールを一時的に変更する/ジョブの状態を一時的に変更する。 ajsplan ○ ○ 操作対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_OperatorM ジョブの状態,ホストリンクジョブネットの状態を変更する。 ajschgstat ○ ○ 操作対象ユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_OperatorM ジョブネットの実行を中断する。 ajsintrpt ○ ○ 操作対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_OperatorM ジョブやジョブネットの実行を強制終了する。 ajskill ○ ○ 操作対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_OperatorM ジョブやジョブネットを再実行する。 ajsrerun ○ ○ 操作対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_OperatorM ジョブネットワーク要素をエクスポートする。 ajsexport※ ○ ○ エクスポート対象ユニットとその下のユニット
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_Editor
JP1_AJS_Operator
JP1_AJS_GuestM ジョブネットワーク要素をインポートする。 ajsimport※ ○ ○ インポート先
JP1_AJS_Admin
JP1_AJS_Manager
JP1_AJS_EditorM 定義内容の事前チェックの実行開始,実行状態表示を行う。 ajschkdef ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM
- (凡例)
- ○:提供している。
- −:提供していない。
- M:JP1/AJS2 - Manager
- A:JP1/AJS2 - Agent
- 注※
- このコマンドは,JP1/NETM/DMと連携してユニットを配布するために,JP1/AJS2が提供するパッケージング機能用のコマンドです。パッケージング機能用のバッチファイル,またはシェルスクリプトだけで使用できます。
ジョブの実行に使用するコマンド
ジョブネットとしてではなく,ジョブ単体で実行する際に使用するコマンドを次の表に示します。
コマンドの実行に際しては,コマンドを実行するOSユーザーをJP1ユーザーとして認証サーバに登録しておく必要があります。コマンドの実行に必要な実行権限をコマンドごとに示します。必要に応じて,JP1ユーザーに実行権限を与えてください。実行権限については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 2.3.3 設定するアクセス権限を検討する」を参照してください。
- 注意事項
- 「必要な実行権限」の欄に複数の実行権限が記載されている場合は,それらの中の一つの実行権限を持っていれば,そのコマンドを実行できます。
機能 コマンド名 Windows UNIX 必要な実行権限 提供している製品 サブミットジョブを登録する。 jpqjobsub ○ ○ サブミットジョブ要求先
JP1_JPQ_Admin
JP1_JPQ_Operator
JP1_JPQ_UserM,A ジョブの実行をキャンセル,または強制終了する。 jpqjobcan ○ ○ ジョブキャンセル要求先
JP1_JPQ_Admin
JP1_JPQ_Operator
JP1_JPQ_User※
ただし,-emオプション指定時は次の権限が必要(上記の権限は不要)
Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM,A ジョブの実行を保留,または保留解除する。 jpqjobalt ○ ○ ジョブ保留・保留解除要求先
JP1_JPQ_Admin
JP1_JPQ_Operator
JP1_JPQ_User※M,A ジョブを移動する。 jpqjobmove ○ ○ ジョブ移動要求先
JP1_JPQ_Admin
JP1_JPQ_Operator
JP1_JPQ_User※M,A 特定のジョブのジョブ情報を標準出力ファイルに出力する。 jpqjobget ○ ○ ジョブ情報取得要求先
JP1_JPQ_Admin
JP1_JPQ_Operator
JP1_JPQ_User※M,A 未終了ジョブ情報の一覧を標準出力ファイルに出力する。 jpqjobshow ○ ○ ジョブ情報取得要求先
JP1_JPQ_Admin
JP1_JPQ_Operator
JP1_JPQ_User※M,A 終了ジョブ情報の一覧を標準出力ファイルに出力する。 jpqendjobshow ○ ○ ジョブ情報取得要求先
JP1_JPQ_Admin
JP1_JPQ_Operator
JP1_JPQ_User※M,A データベースから終了ジョブ情報を削除する。 jpqjobdel ○ ○ ジョブ削除要求先
JP1_JPQ_Admin
JP1_JPQ_OperatorM,A キューを開く。 jpqqueopen ○ ○ キューオープン要求先
JP1_JPQ_Admin
JP1_JPQ_Operator
ただし,-emオプション指定時は次の権限が必要(上記の権限は不要)
Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM,A キューを閉じる。 jpqqueclose ○ ○ キュークローズ要求先
JP1_JPQ_Admin
JP1_JPQ_Operator
ただし,-emオプション指定時は次の権限が必要(上記の権限は不要)
Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM,A キュー情報を標準出力ファイルに出力する。 jpqqueshow ○ ○ キュー情報取得要求先
JP1_JPQ_Admin
JP1_JPQ_Operator
JP1_JPQ_User
ただし,-emオプション指定時は次の権限が必要(上記の権限は不要)
Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM,A キューを追加する。 jpqqueadd ○ ○ キュー追加要求先
JP1_JPQ_AdminM キューを削除する。 jpqquedel ○ ○ キュー削除要求先
JP1_JPQ_AdminM キューの定義を変更する。 jpqquealt ○ ○ キュー定義変更要求先
JP1_JPQ_Admin
ただし,-emオプション指定時は次の権限が必要(上記の権限は不要)
Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM キューをエージェントに接続する。また,接続済みのエージェントに対して,優先順位を変更する。 jpqagtlink ○ ○ エージェント接続要求先
JP1_JPQ_Admin
ただし,-emオプション指定時は次の権限が必要(上記の権限は不要)
Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM キューとエージェントの接続を解除する。 jpqagtunlink ○ ○ エージェント接続解除要求先
JP1_JPQ_AdminM エージェントホスト情報を標準出力ファイルに出力する。 jpqagtshow ○ ○ エージェント情報取得要求先
JP1_JPQ_Admin
ただし,-emオプション指定時は次の権限が必要(上記の権限は不要)
Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM,A エージェントを追加する。同時に,デフォルトキューを作成する。 jpqagtadd ○ ○ エージェント追加要求先
JP1_JPQ_AdminM エージェントを削除する。同時に,デフォルトキューを削除する。 jpqagtdel ○ ○ エージェント削除要求先
JP1_JPQ_AdminM ジョブ実行多重度を変更する。 jpqagtalt ○ ○ ジョブ実行多重度変更要求先
JP1_JPQ_Admin
ただし,-emオプション指定時は次の権限が必要(上記の権限は不要)
Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM,A 排他実行リソース情報を標準出力ファイルに出力する。 jpqresshow ○ ○ 排他実行リソース情報取得要求先
JP1_JPQ_Admin
JP1_JPQ_Operator
JP1_JPQ_UserM 排他実行リソースを追加する。 jpqresadd ○ ○ 排他実行リソース追加要求先
JP1_JPQ_AdminM 排他実行リソースを削除する。 jpqresdel ○ ○ 排他実行リソース削除要求先
JP1_JPQ_AdminM バッチファイルでジョブステップを起動する。 jp1exec ○ − なし M,A バッチファイルの終了を指定する。 jp1exit ○ − なし M,A エージェントで実行中のイベントジョブの一覧を標準出力ファイルに出力する。 jpoagtjobshow ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM,A
- (凡例)
- ○:提供している。
- −:提供していない。
- M:JP1/AJS2 - Manager
- A:JP1/AJS2 - Agent
- 注※
- JP1_JPQ_User権限の場合,操作または参照できるのは,ユーザー自身がサブミットしたジョブだけです。
JP1イベントの送受信に使用するコマンド(Windows限定)
JP1イベントの送受信に使用するコマンドを次の表に示します。
これらのコマンドは,JP1 Version 5以前からの移行時に使用してください。新たにJP1イベントを送受信する場合の対処については,各コマンドの説明を参照してください。
表1-13 JP1イベントの送受信に使用するコマンドの一覧(Windows限定)
機能 コマンド名 Windows UNIX 必要な実行権限 提供している製品 JP1イベントを受信する。 ajsevget ○※ − なし M,A JP1イベントを送信する。 ajsevput ○※ − なし M,A
- (凡例)
- ○:提供している。
- −:提供していない。
- M:JP1/AJS2 - Manager
- A:JP1/AJS2 - Agent
- 注※
- Windows Server 2003(IPF),Windows Server 2008およびWindows Server 2008(IPF)では提供していません。
JP1/Cm2またはhp OpenViewとの連携に使用するコマンド
JP1/Cm2またはhp OpenViewと連携する際に使用するコマンドを次の表に示します。
表1-14 JP1/Cm2またはhp OpenViewとの連携に使用するコマンドの一覧
機能 コマンド名 Windows UNIX 必要な実行権限 提供している製品 JP1/Cm2またはhp OpenViewの登録ファイルを設定する。 ajsovsetup※1 ○※2 ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM,A,V JP1/Cm2またはhp OpenViewの登録ファイルの設定を削除する。 ajsovremove ○※2 ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM,A,V NNM上の,JP1/AJS2のシンボルを削除状態にする。 ajsovsymrem※3 ○※2 ○ なし M,A,V SNMPトラップを発行する。 ajsovtrap − ○ なし M
- (凡例)
- ○:提供している。
- −:提供していない。
- M:JP1/AJS2 - Manager
- A:JP1/AJS2 - Agent
- V:JP1/AJS2 - View
- 注※1
- コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 セットアップガイド 20. セットアップ時に使用するコマンド」を参照してください。
- 注※2
- Windows Server 2008およびWindows Server 2008(IPF)では提供していません。
- 注※3
- HP-UXおよびSolarisだけに提供されます。
JP1/AJS2 Consoleのオブジェクトを操作するコマンド
JP1/AJS2 Consoleのオブジェクトを操作するコマンドを次の表に示します。
表1-15 JP1/AJS2 Consoleのオブジェクトを操作するコマンドの一覧
機能 コマンド名 Windows UNIX 必要な実行権限 提供している製品 JP1/AJS2 Consoleの,指定されたJP1ユーザーの定義情報を標準出力ファイルに出力する。 ajscmprint ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM
- (凡例)
- ○:提供している。
- −:提供していない。
- M:JP1/AJS2 - Manager
組み込みDBを操作するコマンド
組み込みDBを操作するコマンドを次の表に示します。
機能 コマンド名 Windows UNIX 必要な実行権限 提供している製品 組み込みDBのバックアップを取得する。 ajsembdbbackup ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM 組み込みDBを監視する。 ajsembdbstatus ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM 組み込みDBのログを操作する。 ajsembdboplog ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM 組み込みDBをバックアップ,またはバックアップとアンロードログファイルを使ってリストアする。 ajsembdbrstr ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM 組み込みDBのデータのアンロード,リロードを行う。 ajsembdbrorg ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM 組み込みDBのメンテナンスを行う。 ajsembdbreclaim ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM 組み込みDBのデータベース領域を拡張する。 ajsembdbaddarea ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM 組み込みDBのログ領域を拡張する。 ajsembdbaddlog ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM 組み込みDBを停止する。 ajsembdbstop ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM 組み込みDBを開始する。 ajsembdbstart ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM 組み込みDBの操作コマンドの実行を中断する。 ajsembdbcancel ○ ○ Windows:
Administrators
UNIX:
スーパーユーザーM
- (凡例)
- ○:提供している。
- −:提供していない。
- M:JP1/AJS2 - Manager
障害時に使用するコマンド
障害時に使用するコマンドを次の表に示します。
機能 コマンド名 Windows UNIX 必要な実行権限 提供している製品 コアダンプ解析に必要な情報を採取する。 ajs2collectcore − ○ UNIX:
スーパーユーザーM,A
- (凡例)
- ○:提供している。
- −:提供していない。
- M:JP1/AJS2 - Manager
- A:JP1/AJS2 - Agent
Copyright (C) 2006, 2010, Hitachi, Ltd.
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