JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス
形式
jpostopmqp
{-e|-s}
機能
TP1/LiNKまたはTP1/Server Baseの終了に際し,JP1/AJS2のTP1/Message Queueのメッセージを監視するプロセス(SUP)を停止します。
TP1/LiNKまたはTP1/Server Baseを終了する場合,JP1/AJS2が提供しているSUPが起動しているとTP1/LiNKまたはTP1/Server Baseがすぐに停止しない場合があります。TP1/LiNKまたはTP1/Server Baseを停止する場合には,TP1/LiNKまたはTP1/Server Baseを停止する前に,SUPを停止しておく必要があります。
また,TP1/LiNKまたはTP1/Server Baseを再起動する場合,SUPも再起動する必要があります。
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
引数
-e
SUPを停止します。
SUPを停止しておくと,TP1/LiNKまたはTP1/Server Baseを正常に終了できます。
SUPを停止したあと,TP1/LiNKまたはTP1/Server Baseを再起動しても,SUPは再起動されません。SUPを再起動したい場合は,「jpostopmqp -s」コマンドを実行してください。
-s
SUPを再起動します。
このオプションを指定すると,TP1/LiNKまたはTP1/Server Baseの再起動後,メッセージ受信要求またはメッセージ送信要求の発生を契機に,SUPが再起動します。
注意事項
- TP1/LiNKまたはTP1/Server Baseを停止する前に,SUPを停止してください。SUPを停止する前にTP1/LiNKまたはTP1/Server Baseを停止すると,次にTP1/LiNKサービスまたはTP1/Server Baseを起動するときにメッセージキュー連携用のSUPが起動され,エラーになる場合があります。
- SUPを停止したあと,TP1/LiNKまたはTP1/Server Baseを再起動しても,SUPは再起動されません。SUPを再起動したい場合は「jpostopmqp -s」コマンドを実行するか,またはJP1/AJS2を再起動してください。
- SUPを停止したあと,TP1/LiNKまたはTP1/Server Baseを終了する前にSUPを再起動すると,TP1/LiNKまたはTP1/Server Baseは正常に終了しません。
戻り値
0 正常終了。 90 引数の指定が不適切である。 91 必要な引数が指定されていない。 92 不要な引数が指定されている。 93 SUP停止要求時にエラーが発生した。 94 SUP再起動要求時にエラーが発生した。 95 コマンドを実行する権限がない。
補足事項
- このコマンドは,TP1/LiNK,TP1/Server Base,およびJP1/AJS2のSUPが起動していない場合でも実行できます。
- このコマンドを使用する方法以外で,JP1/AJS2のSUPであるJP1MQSUPまたはJPOMQSUPを強制終了する方法を次に示します。
これらの方法でSUPを強制終了した場合,キューに対する処理が完了していないときがあるので,強制終了を実施する直前のキューに対する処理は保証されません。
- TP1/LiNKのウィンドウでJPOMQSUPを強制終了する。
- TP1/Server Baseの「dcstop -f」コマンドを実行し,JP1MQSUPを強制終了する。
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