JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス

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ajsembdbreclaim

形式

 
ajsembdbreclaim
      -m {manager|scheduler [-F スケジューラーサービス名]}
      [-mh 論理ホスト名]
      [-t {d|f}]
      [-r {1|2}]
      [-rF|-rh]

形式1(マネージャー下のスケジューラーサービスのメンテナンス)

 
ajsembdbreclaim
      -m manager
      [-mh 論理ホスト名]
      -t f
      -r 2

形式2(マネージャー下のスケジューラーサービスのインデクス領域のメンテナンス)

 
ajsembdbreclaim
      -m manager
      [-mh 論理ホスト名]
      -t d
      -r 2

形式3(マネージャー下のスケジューラーサービスのページのメンテナンス)

 
ajsembdbreclaim
      -m manager
      [-mh 論理ホスト名]
      -t f
      -r 1

形式4(マネージャー下のスケジューラーサービスのインデクス領域のページだけをメンテナンス)

 
ajsembdbreclaim
      -m manager
      [-mh 論理ホスト名]
      -t d
      -r 1

形式5(指定したスケジューラーサービスのメンテナンス)

 
ajsembdbreclaim
      -m scheduler
      [-F スケジューラーサービス名]
      [-mh 論理ホスト名]
      -t f
      -r 2

形式6(指定したスケジューラーサービスのインデクス領域のメンテナンス)

 
ajsembdbreclaim
      -m scheduler
      [-F スケジューラーサービス名]
      [-mh 論理ホスト名]
      -t d
      -r 2

形式7(指定したスケジューラーサービスのページのメンテナンス)

 
ajsembdbreclaim
      -m scheduler
      [-F スケジューラーサービス名]
      [-mh 論理ホスト名]
      -t f
      -r 1

形式8(指定したスケジューラーサービスのインデクス領域のページだけをメンテナンス)

 
ajsembdbreclaim
      -m scheduler
      [-F スケジューラーサービス名]
      [-mh 論理ホスト名]
      -t d
      -r 1
 

機能

JP1/AJS2が使用している組み込みDBの領域をメンテナンスします。

組み込みDBが稼働中の場合だけ実行できます。また,JP1/AJS2の稼働状態に関係なく実行できます。

実行権限

Windowsの場合:Administrators権限

UNIXの場合:スーパーユーザー権限

格納先ディレクトリ

Windowsの場合
JP1/AJS2 - Managerのインストール先フォルダ\tools\

UNIXの場合
/opt/jp1ajs2/tools/

引数

-m {manager | scheduler}

メンテナンスの範囲を指定します。

-F スケジューラーサービス名

メンテナンスを行うスケジューラーサービス名を指定します。

省略した場合は,デフォルトのスケジューラーサービス名が仮定されます。

-mh 論理ホスト名

処理対象とするJP1論理ホスト名を指定します。指定できる文字数は,1〜32(単位:バイト)です。

省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEが設定されていれば,設定値が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEが設定されていない場合は,物理ホスト名が仮定されます。

-t d | f

メンテナンスのモードを指定します。

省略すると「f」が仮定されます。

運用方法によっては,データ格納領域よりもインデクス格納領域が先に満杯になることがあります。ajsembdbstatus -db -dコマンドの出力結果を参照して,データ格納領域でページがあまり解放できない状態で,インデクス格納領域のページが多く解放できる場合に-t dオプションを指定して実行すると効率良くメンテナンスできます。

-r 1 | 2

メンテナンスのレベルを指定します。

省略すると「2」が仮定されます。

ajsembdbstatus -db -dコマンドの出力結果を参照して,解放できるページ数が多く,使用中のセグメント数が少ない場合に-r 1オプションを指定して実行すると,効率良くメンテナンスできます。

-rF

JP1/AJS2 - Datareplicatorで使用するスケジューラーサービスのデータベースに対して処理を行う場合に指定します。このオプションを指定する場合,JP1/AJS2のスケジューラーサービスのデータベースに対しても処理を行います。-rhオプションとは同時に指定できません。

-rh

JP1/AJS2 - Datareplicatorで使用するホスト単位のデータベースだけに対して処理する場合に指定します。-rFオプションとは同時に指定できません。

注意事項

戻り値

0 正常終了。
0以外 異常終了。

エラー時の対処

コマンドエラー発生時は,次に示す表に従って対処してください。

メッセージID 現象 対処方法
KAVS0996-E 指定したオプションに誤りがあります。 オプションの指定内容を見直してください。
KAVS2101-E 組み込みDBは停止中です。 組み込みDBを起動してから再実行してください。
KAVS2102-E 組み込みDBは起動・停止処理中です。 組み込みDBの起動をajsembdbstatus -s ustコマンドで確認してから再実行してください。
KAVS2104-E 組み込みDBがセットアップされていません。 組み込みDBをセットアップしてから再実行してください。
KAVS2116-E 指定したオプションに誤りがあります。 メッセージに出力されているオプションを見直して再実行してください。
KAVS2117-E コマンド実行時にエラーが発生しました。 保守情報に出力されているメッセージを参照してください。
ジョブやジョブネットの実行負荷が高いためにコマンドがタイムアウトする場合は,負荷が低い時間帯に再実行してください。
KAVS2123-E 組み込みDBのバージョンが不正です。 組み込みDBをJP1/AJS2の前提バージョンにバージョンアップしてください。

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