JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス
形式
jpqjobalt
[-mh マネージャーホスト名]
{-q キュー名|-ah エージェントホスト名}
{-h|-hr}
-j ジョブ番号
機能
ジョブを保留または保留解除します。
JP1/NQSEXECホストのジョブも保留または保留解除できます。JP1/NQSEXECホストのジョブを保留・保留解除する場合は,ユーザー自身が所有するジョブだけを操作できます。
実行権限
次に示すJP1権限レベルのどれかを与えられたユーザー
- JP1_JPQ_Admin権限
- JP1_JPQ_Operator権限
- JP1_JPQ_User権限(ユーザー自身が所有するジョブだけ操作可)
引数
-mh マネージャーホスト名
保留または保留解除したいジョブをサブミットしたマネージャーホスト名を指定します。
指定できる文字数は,1〜255(単位:バイト)です。
省略した場合,自ホスト名が仮定されます。
-q キュー名
保留または保留解除したいジョブをサブミットしたキュー名を指定します。
指定できる文字数は,1〜63(単位:バイト)です。
-ah エージェントホスト名
保留または保留解除したいジョブをサブミットしたエージェントホスト名を指定します。
指定できる文字数は,1〜255(単位:バイト)です。
このオプションは,JP1/NQSEXECとの連携時には指定できません。
-h
ジョブを保留します。
-hr
ジョブの保留を解除します。
-j ジョブ番号
保留または保留解除したいジョブのジョブ番号を指定します。
ジョブ番号は,jpqjobshowコマンドで確認できます。
なお,ジョブ番号は,1〜999999の範囲で指定してください。
注意事項
このコマンドは,JP1/OJE for VOS3との連携には使用できません。
戻り値
0 正常終了。 1 引数の指定が不適切である。 2 保留または保留解除依頼側の内部的要因で,ジョブの保留または保留解除に失敗した。 5 初期化に失敗した。
- 論理ホスト名の定義または環境設定に誤りがある。
6 保留または保留解除依頼側でメモリー不足が発生した。 7 保留または保留解除依頼側で論理不正が発生した。 100 TCP/IP通信でマネージャーホストに接続できない。
- TCP/IPが正しく設定されていないため,マネージャーホストに接続できない。
- マネージャーホスト名に誤りがある。または,マネージャーホストがプロセス停止状態である。
102 マネージャーホスト名によるIPアドレスの解決に失敗した。 200 マネージャーホストがジョブの保留または保留解除を受け付けない。
- マネージャーホストが運用開始処理中,運用停止処理中,運用停止中,または縮退運転中である。
201 指定したキューが使用できない。
- 指定したキューがない。
202 マネージャーホストから応答がない。 203 マネージャーホストの内部的要因で,ジョブの保留または保留解除に失敗した。 206 ジョブを保留または保留解除する権限がない。 207 保留または保留解除するジョブがない。
- 指定したジョブがデータベース上にない。
- 指定したジョブの実行はすでに終了している。
208 指定したジョブの実行はすでに開始している。 219 マネージャーホストがビジー状態である。 220 マネージャーホスト側でメモリー不足が発生した。 222 致命的なエラーが発生した。
- システムコールでエラーが発生した。
223 マネージャーホスト側で論理不正が発生した。 224 サポートしていないホストにジョブの保留または保留解除を依頼した。 226 実行環境が不適切である。
補足事項
保留状態のジョブに-hオプションを指定した場合も,実行待ちおよび時間待ち状態のジョブに-hrオプションを指定した場合も,コマンドは正常終了します。ただし,ジョブの状態は変更されません。
Copyright (C) 2006, 2010, Hitachi, Ltd.
Copyright (C) 2006, 2010, Hitachi Software Engineering Co., Ltd.