JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス
形式
jajs_spmd_status
[-h 論理ホスト名]
[-t 時間]
機能
jajs_spmdに対し,jajs_spmdの子プロセスの状態を確認します。
jajs_spmdの子プロセスについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 設計・運用ガイド 付録B プロセス一覧」を参照してください。
実行権限
Windowsの場合:Administrators権限
UNIXの場合:スーパーユーザー権限
格納先ディレクトリ
- Windowsの場合
- JP1/AJS2 - Managerのインストール先フォルダ\bin\
- JP1/AJS2 - Agentのインストール先フォルダ\bin\
- UNIXの場合
- /opt/jp1ajs2/bin/
引数
-h 論理ホスト名
クラスタシステムで運用している場合に,状態を確認したい論理ホスト名を指定します。
指定できる文字数は,1〜255(単位:バイト)です。
省略した場合,環境変数JP1_HOSTNAMEに指定した論理ホスト名が仮定されます。環境変数JP1_HOSTNAMEを指定していない場合,物理ホスト名(hostnameコマンドで求まるホスト名)が仮定されます。
-t 時間
JP1/AJS2の状態を確認する時間を指定します。
指定できる値は,0〜32,767(単位:秒)です。
省略した場合,60秒が仮定されます。また,0を指定した場合も,60秒が指定されたと仮定されます。
なお,指定した時間内にjajs_spmd_statusコマンドによる確認が終了しない場合,jajs_spmd_statusコマンドの実行に失敗したとみなされます。
注意事項
- JP1/Power Monitorとの連携運用中で,かつ,JP1/Power Monitorからシステム終了処理を実行している間は,このコマンドを実行しないでください。
- 同一論理ホスト上でjajs_spmd_xxxxコマンドを同時に複数実行することはできません。
- Windows Server 2008のホストでこのコマンドを実行する際には,コマンドプロンプトを管理者として起動する必要があります。コマンドプロンプトを起動する際は,Windowsの[スタート]メニューの[コマンドプロンプト]を右クリックし,ショートカットメニューから[管理者として実行]を選択してください。UAC機能が無効の場合は,コマンドプロンプトを管理者として起動する必要はありません。
戻り値
0 すべてのプロセスが起動している。 1 次のどれか。
- プロセス管理との通信などでエラーが発生した
- クラスタシステムで運用している場合に,共有フォルダ(共有ディレクトリ)がマウントされていない
- 実行する権限がない
4 一部のプロセスが起動している(縮退運転または起動中)。 8 すべてのプロセスが終了している。 12 JP1/AJS2の状態が求まらなかった,またはタイムアウトした(リトライ可能エラー)。
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