JP1/Automatic Job Management System 2 コマンドリファレンス

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jpqqueadd

形式

 
jpqqueadd
     [-mh マネージャーホスト名]
     -q キュー名
     [-mj キュー内のジョブ数の最大値]
     [-wj キュー内のジョブ数の警告値]
     [-en {open|close}]
     [-ex {open|close}]
 

機能

キューを追加します。

実行権限

次に示すJP1権限レベルを与えられたユーザー

引数

-mh マネージャーホスト名

キューを追加したいマネージャーホスト名を指定します。

指定できる文字数は,1〜255(単位:バイト)です。

省略した場合,自ホスト名が仮定されます。

-q キュー名

追加したいキュー名を指定します。

指定できる文字数は,1〜63(単位:バイト)です。

エージェント名は大文字・小文字が区別されませんが,キュー名は大文字・小文字が区別されますので注意してください。

-mj キュー内のジョブ数の最大値

キューにためておくことができるジョブ数の最大値を指定します。

指定できる値は,1〜4,294,967,295です。

省略した場合,4,294,967,295が仮定されます。

この設定は,実際に実行中になったジョブも含みます。ジョブ数は,jpqqueshowコマンドの-qオプションで表示される「QUEUING」と「EXECUTING」の両方を合わせた値です。

この設定にかかわらず,システム内の最大ジョブ数と同数のジョブがキュー中に残っていると,サブミットに失敗してしまいます。

-wj キュー内のジョブ数の警告値

キュー内のジョブ数が,キューにためておくことができるジョブ数の最大値に近づいたことを知らせる警告値を指定します。

指定できる値は,1〜4,294,967,295で,かつ,-mjオプションに指定した値と同じ値か,またはそれより小さい値です。

この設定は,実際に実行中になったジョブも含みます。ジョブ数は,jpqqueshowコマンドの-qオプションで表示される「QUEUING」と「EXECUTING」の両方を合わせた値です。

省略した場合,-mjオプションに指定した値が仮定されます。-mjオプションを指定していない場合は,4,294,967,295が仮定されます。

-en {open|close}

キューの,ジョブの受付口の状態を指定します。

省略した場合,openが仮定されます。

-ex {open|close}

キューの,ジョブの取出口の状態を指定します。

省略した場合,openが仮定されます。

注意事項

このコマンドは,JP1/NQSEXECおよびJP1/OJE for VOS3との連携には使用できません。

戻り値

0 正常終了。
1 引数の指定が不適切である。
2 キューの追加依頼側の内部的要因で,キューの追加に失敗した。
5 初期化に失敗した。
  • 論理ホスト名の定義または環境設定に誤りがある。
6 キューの追加依頼側でメモリー不足が発生した。
7 キューの追加依頼側で論理不正が発生した。
100 TCP/IP通信でマネージャーホストに接続できない。
  • TCP/IPが正しく設定されていないため,マネージャーホストに接続できない。
  • マネージャーホスト名に誤りがある。または,マネージャーホストがプロセス停止状態である。
102 マネージャーホスト名によるIPアドレスの解決に失敗した。
200 マネージャーホストがキューの追加を受け付けない。
  • マネージャーホストが運用開始処理中,運用停止処理中,運用停止中,または縮退運転中である。
202 マネージャーホストから応答がない。
203 マネージャーホスト側の内部的要因で,キューの追加に失敗した。
206 キューを追加する権限がない。
219 マネージャーホストがビジー状態である。
220 マネージャーホストでメモリー不足が発生した。
222 致命的なエラーが発生した。
  • システムコールでエラーが発生した。
223 マネージャーホスト側で論理不正が発生した。
224 JP1/AJS2以外のホストに要求した。
226 実行環境が不適切である。
232 追加したキューと同じ名称のキューがすでにある。
235 キューの最大定義数を超える。

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