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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム リファレンス


5.1.1 コマンドの一覧

サービスプラットフォームのコマンドの一覧を運用環境と実行環境に分けて表で示します。

〈この項の構成〉

(1) 運用環境で使用するコマンドの一覧

運用環境で使用するコマンドは次の場所に格納されています。

<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\bin

運用環境で使用するコマンドを次の表に示します。

表5‒1 サービスプラットフォームの運用環境で使用するコマンドの一覧

機能の分類

コマンド

説明

処理の分類

大分類

小分類

管理系

ユーザ管理

cscpasswd

指定された条件に従ってユーザ情報を変更します。

A

リポジトリ管理

cscrepls

リポジトリ情報を標準出力に出力します。

C

cscrepdiff

現在のリポジトリ情報とエクスポートしたリポジトリ情報の差分を標準出力に表示します。

C

cscrepcheck

リポジトリのインポート可否を検証します。

A

cscrepctl

リポジトリ内の情報をZIP形式ファイルに出力したり,ZIP形式で保存された情報をリポジトリに展開したりします。

A

cscrepupdate

運用環境のリポジトリをアップデートします。

A

サービス管理

cscsvcls

サービス情報を標準出力に出力します。また,cscsvcctlコマンドの引数に指定する値を調べます。

C

cscsvcctl

サービス情報変更定義ファイルを出力または入力します。また,サービスアダプタに関するサービス情報を変更します。

A

環境管理

cscenvbackup

HCSC-Manager環境の復元に必要なファイルをバックアップします。

C

cscenvrestore

HCSC-Manager環境のバックアップファイルを利用して環境を復元します。

A

構築系

サーバ構築

cscsvsetup

HCSCサーバのセットアップをします。

A

cscsvunsetup

HCSCサーバのアンセットアップをします。

A

HCSCコンポーネントの構築

csccompodeploy

HCSCコンポーネントを配備します。

A

csccompoundeploy

配備済みのHCSCコンポーネントを削除します。

A

サーバ定義設定,取得

cscsvconfig

(-operationオプションにsetを指定)

HCSCサーバの定義情報を更新します。

B

cscsvconfig

(-operationオプションにgetを指定)

HCSCサーバの定義情報を取得します。

C

定義ファイルの取得,設定,削除

csccmctl(-operationオプションにgetを指定)

開発環境で設定した定義ファイルを取得します。

D

csccmctl(-operationオプションにsetを指定)

定義ファイルを運用環境上に設定します。

A

csccmctl(-operationオプションにresetを指定)

運用環境上に設定した定義ファイルを削除します。

A

HCSCコンポーネント定義設定,取得

csccompoconfig

(-operationオプションにsetを指定)

ユーザ定義受付の定義情報を更新します。

B

csccompoconfig

(-operationオプションにgetを指定)

ユーザ定義受付の定義情報を取得します。

C

簡易セットアップ

cscsetup

本番環境に適用できるシステムを容易に構築します。

A

運用系

サーバ運用

cscsvstart

HCSCサーバを起動します。

B

cscsvstop

HCSCサーバを停止します。

B

HCSCコンポーネント運用

csccompostart

HCSCコンポーネントを開始します。

B

csccompostop

HCSCコンポーネントを停止します。

B

cscprecache

フォーマット定義およびデータ変換定義を事前キャッシュします。

C

標準受付およびユーザ定義受付

cscrcptnstart

標準受付およびユーザ定義受付を開始します。

B

cscrcptnstop

標準受付およびユーザ定義受付を停止します。

B

状態確認

cscstatus

HCSCサーバ,標準受付,およびHCSCコンポーネントの状態を表示します

C

稼働確認

cscresinfo

HCSCサーバのリソースの稼働情報を表示します。

C

汎用

cscutil

次に示す操作をします。

  • HCSCサーバの起動と停止

  • HCSCコンポーネントの開始,停止および情報取得

  • HCSCサーバセットアップ情報,HCSCサーバ情報の取得

  • 標準受付の開始と停止

  • ユーザ定義受付の情報取得

D

cscpiselect

指定された条件に従ってビジネスプロセス情報を検索しCSVまたはTSV形式で出力します。

C

cscpidelete

指定された条件に従ってビジネスプロセスの実行履歴を削除します。

C

cscpireexec

指定された条件に従って実行中のビジネスプロセスを再実行します。

C

cscapputil

HCSCサーバが管理しているアプリケーションを操作します。

C

ファイル連携

フォルダ運用

cscfscls

共通フォルダ内のファイルを参照します。

C

cscfscrm

共通フォルダ内のファイルを削除します。

B

cscfswls

作業フォルダを参照します。

C

cscfswrm

作業フォルダを削除します。

B

ツール

バージョンアップ

cscenvupdate

指定した実行環境のHCSCサーバをバージョンアップします。

A

メッセージトラッキング

cscmsgtk

メッセージトラッキングを起動し,メッセージトラッキングプロンプトを表示します。

E

(凡例)

A:リポジトリ更新コマンド(実行時にリポジトリが更新されるコマンド)です。

B:サーバ更新コマンド(実行時にHCSCサーバの情報または状態が更新されるコマンド)です。

C:参照コマンド(実行時に情報を参照するだけのコマンド)です。HCSCサーバやリポジトリは更新されません。

D:オプションによって,サーバ更新コマンドか参照コマンドかが異なります。

E:リポジトリ更新,サーバ更新,参照のどれにも該当しないコマンドです。

(2) 実行環境で使用するコマンドの一覧

実行環境で使用するコマンドは次の場所に格納されています。

csaftpで始まるコマンド
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\custom-adapter\FTP\bin
それ以外のコマンド
<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\bin

実行環境で使用するコマンドを次の表に示します。

表5‒2 サービスプラットフォームの実行環境で使用するコマンドの一覧

機能の分類

コマンド

説明

処理の分類

大分類

小分類

FTP連携

ユーザの登録,更新,取得

csaftpuseradd

FTPアダプタに新規のユーザを登録します。

B

csaftpuserdel

FTPアダプタに登録されているユーザを削除します。

B

csaftpuserls

FTPアダプタに登録されているユーザを表示します。

C

csmftpaddusr

FTPインバウンドアダプタに新規のユーザを登録します。

B

csmftpdelusr

FTPインバウンドアダプタに登録されているユーザを削除します。

B

csmftplsusr

FTPインバウンドアダプタに登録されているユーザを表示します。

C

転送履歴

csmftplshistory

FTPインバウンドアダプタの転送履歴を表示します。

C

メール連携

ユーザの登録,更新,取得

csmmailaddusr

メールアダプタアカウント定義ファイルにユーザ情報を登録/更新します。

B

csmmaildelusr

メールアダプタアカウント定義ファイルに登録されているユーザ情報を削除します。

B

csmmaillsusr

メールアダプタアカウント定義ファイルに登録されているユーザ情報を表示します。

C

公開鍵認証

秘密鍵の情報の登録,更新,取得

csakeyadd

公開鍵認証情報に秘密鍵の情報を登録(または更新)します。

B

csakeydel

公開鍵認証情報に登録されている秘密鍵の情報を削除します。

B

csakeyls

公開鍵認証情報に登録されている秘密鍵の情報を表示します。

C

パスワード認証

ユーザの登録,更新,取得

csauseradd

パスワード認証情報にユーザおよびパスワードを登録(または更新)します。

B

csauserdel

パスワード認証情報に登録されているユーザおよびパスワードを削除します。

B

csauserls

パスワード認証情報に登録されているユーザおよびパスワードを表示します。

C

ベーシック認証

ユーザの登録,更新,取得

csahttpuseradd

HTTPアダプタアカウント定義ファイルにアカウント情報を登録(または更新)します。

B

csahttpuserdel

HTTPアダプタアカウント定義ファイルに登録されているアカウント情報を削除します。

B

csahttpuserls

HTTPアダプタアカウント定義ファイルに登録されているアカウント認証のユーザ情報を表示します。

C

(凡例)

B:サーバ更新コマンド(実行時にHCSCサーバの情報または状態が更新されるコマンド)です。

C:参照コマンド(実行時に情報を参照するだけのコマンド)です。HCSCサーバやリポジトリは更新されません。