cscsvstop（HCSCサーバの停止）
形式
cscsvstop [-h]
-user <ログインユーザID>
-pass <ログインパスワード>
{-csc <HCSCサーバ名>｜-cluster <クラスタ名>}
[{-logical <論理サーバ名>｜-system}]
[-force]
機能
HCSCサーバを停止します。
ログインユーザIDなどの必須オプションは，HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルにデフォルト値を設定することで，このコマンドでの指定を省略できます。
このコマンドの使用方法については，目的にあわせてマニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の次に示す個所を参照してください。
引数
-h
コマンドの使用方法が表示されます。このオプションを指定している場合は，ほかのオプションを指定しても無視されます。
-user <ログインユーザID> 〜＜半角英数字およびアンダーバー（_）＞ ((1−16文字))
HCSC-Managerログイン時に使用するユーザIDを指定します。
-pass <ログインパスワード> 〜＜半角英数字およびアンダーバー（_）＞ ((1−16文字))
HCSC-Managerログイン時に使用するパスワードを指定します。
-csc <HCSCサーバ名> 〜＜半角英数字およびアンダーバー（_）＞ ((1−8文字))
停止するHCSCサーバ名を指定します。
-cluster <クラスタ名> 〜＜半角英数字およびアンダーバー（_）＞ ((1−8文字))
HCSCサーバを一括停止するクラスタ名を指定します。クラスタ種別がHAのときに-clusterを指定するとエラーになります。
-logical <論理サーバ名> 〜＜半角英数字，アンダーバー（_），およびハイフン（-）＞ ((1−128文字))
停止する論理サーバ名を指定します。このオプションで設定した論理サーバの種類とその動作を次の表に示します。なお，このオプションを指定した場合，HCSCサーバは停止しません。また，-forceは無効になります。
|
項番 |
指定した論理サーバの種類 |
動作 |
|---|---|---|
|
1 |
PRF |
PRFを停止します。 |
|
2 |
スマートエージェント |
スマートエージェントを停止します。 |
|
3 |
CTMドメインマネジャ |
CTMドメインマネジャを停止します。 |
|
4 |
CTMデーモン |
CTMデーモンを停止します。 |
|
5 |
J2EEサーバ |
J2EEサーバを停止します。※ |
|
6 |
Webサーバ |
Webサーバを停止します。 |
- 注※
-
HCSCサーバが起動していない状態でコマンドを実行します。
-system
HCSCサーバの停止と同時に，HCSC-Manager定義ファイルのcscmng.server.<HCSCサーバ名>.systemで定義した論理サーバを停止します。
-force
HCSCサーバの強制停止をします。標準受付，ユーザ定義受付が起動中でもHCSCサーバを停止します。HCSCサーバが稼働する論理J2EEサーバは通常停止します。
入力例
- (1)HCSCサーバ「HCSC」を停止する場合
cscsvstop -user admin -pass admin -csc HCSC
- (2)クラスタ「Cluster」下にあるHCSCサーバを一括強制停止する場合
cscsvstop -user admin -pass admin -cluster Cluster -force
- (3)クラスタ「Cluster」下にあるHCSCサーバを論理サーバと同時に一括停止する場合
cscsvstop -user admin -pass admin -cluster Cluster -system
- (4)クラスタ「Cluster」下にある論理サーバ「PRF」を一括停止する場合
cscsvstop -user admin -pass admin -cluster Cluster -logical PRF
- (5)HCSCサーバ「HCSC」にあるJ2EEサーバ「J2EEServer」を停止する場合
cscsvstop -user admin -pass admin -csc HCSC -logical J2EEServer
戻り値
|
戻り値 |
意味 |
|---|---|
|
0 |
正常終了しました。 |
|
1 |
コマンドが異常終了しました。 |
|
2 |
通信タイムアウトが発生しました。 |
|
3 |
排他エラーが発生しました。 |
|
9 |
実行権限のチェックエラーが発生しました。 |
注意事項
-
このコマンドは，起動状態のHCSCサーバに対して実行してください。
-
-clusterを指定してエラーになった場合，結果をcscstatusコマンドで確認し，障害要因を取り除いたあとに，再度コマンドを実行してください。