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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム リファレンス


cscpasswd(ユーザの管理)

〈このページの構成〉

形式

cscpasswd [-h]
          -user <ログインユーザID>
          -pass <ログインパスワード>
          {-print
            |-cscmnguser <変更後のユーザID>
              -cscmngpass <変更後のパスワード>
            |-mng <Manager名>
              -mnguser <変更後のユーザID>
              [-mngpass <変更後のパスワード>]
            |-csc <HCSCサーバ名>
              -cscuser <変更後のユーザID>
              -cscpass <変更後のパスワード>}

機能

指定された条件に従ってユーザ情報を変更します。変更した情報は,コマンド正常終了後,次の画面でのログイン時,または次のコマンド起動時に反映されます。

ログインユーザIDなどの必須オプションは,HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルにデフォルト値を設定することで,このコマンドでの指定を省略できます。

このコマンドの使用方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「2.4.2 ユーザ情報を設定する」を参照してください。

引数

-h

コマンドの使用方法が表示されます。このオプションを指定している場合は,ほかのオプションを指定しても無視されます。

-user <ログインユーザID> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))

HCSC-Managerログイン時に使用するユーザIDを指定します。

-pass <ログインパスワード> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))

HCSC-Managerログイン時に使用するパスワードを指定します。

-print

HCSC-Managerが管理しているHCSC-ManagerのユーザID,ManagerへアクセスするユーザID,およびHCSCサーバが使用するデータベースへアクセスするユーザIDを表示します。

-cscmnguser <変更後のユーザID> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))

HCSC-Managerの変更後のユーザIDを指定します。

-cscmngpass <変更後のパスワード> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))

変更後のHCSC-ManagerのユーザIDに対するパスワードを指定します。

-mng <Manager名> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))

Managerセットアップ時に入力したManager名を指定します。Managerへログイン時のユーザ情報を変更する場合に指定します。HCSCサーバ構成定義ファイルで指定したManager名を指定してください。

-mnguser <変更後のユーザID> 〜 ((1文字以上))

変更後のManagerのユーザIDを指定します。

-mngpass <変更後のパスワード> 〜 ((1文字以上))

変更後のManagerのユーザIDに対するパスワードを指定します。変更するManagerのユーザIDにパスワードを設定している場合にだけ,このオプションを指定します。

-csc <HCSCサーバ名> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−8文字))

HCSCサーバのセットアップ時に入力したHCSCサーバ名を指定します。HCSCサーバへログイン時のユーザ情報を変更する場合に指定します。

-cscuser <変更するユーザID> 〜 ((1文字以上))

HCSCサーバが使用するデータベースのユーザIDを指定します。

-cscpass <変更するパスワード> 〜 ((1文字以上))

変更するHCSCサーバが使用するデータベースの,ユーザIDに対するパスワードを指定します。

入力例

(1)HCSC-ManagerのユーザIDを「user1」に,パスワードを「password」に変更する場合
cscpasswd -user admin -pass admin -cscmnguser user1 -cscmngpass password
(2)Manager名がManagerのユーザIDを「admin」に,パスワードを「admin」に変更する場合
cscpasswd -user admin -pass admin -mng Manager -mnguser admin -mngpass admin
(3)HCSCサーバ「HCSC」で,アクセスするデータベースのユーザIDを「server1」に,パスワードを「password」に変更する場合
cscpasswd -user admin -pass admin -csc HCSC -cscuser server1 -cscpass password
(4)HCSCサーバ「HCSC」で,アクセスするデータベースのユーザIDを「"user1"」に,パスワードを「"pass"」に変更する場合
cscpasswd -user admin -pass admin -csc HCSC -cscuser \"user1\" -cscpass \"pass\"
(5)HCSC-Managerのユーザ情報を表示する場合
cscpasswd -user admin -pass admin -print

表示形式

ユーザ情報を表示する場合(-print指定時)

HCSC-Manager:HCSC-ManagerのユーザID
 + Manager名:Manager名に対応するユーザID
          HCSCサーバ名:HCSCサーバ名に対応するユーザID
          HCSCサーバ名:HCSCサーバ名に対応するユーザID
                        :
 + Manager名:Manager名に対応するユーザID
          HCSCサーバ名:HCSCサーバ名に対応するユーザID
                        :

データベースにユーザIDを設定していない場合,HCSCサーバ名に対応するユーザIDが表示されません。

戻り値

戻り値

意味

0

正常終了しました。

1

コマンドが異常終了しました。

3

排他エラーが発生しました。

9

実行権限のチェックエラーが発生しました。