Hitachi

Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム リファレンス


cscprecache(フォーマット定義およびデータ変換定義の事前キャッシュ)

〈このページの構成〉

形式

cscprecache [-h]
             -user <ログインユーザID>
             -pass <ログインパスワード>
             -csc <HCSCサーバ名>
            [-name <サービスID>]

機能

本番運用に入る前に,HCSCコンポーネントで定義したすべてのフォーマット定義およびデータ変換定義を解析して,HCSCサーバ上にキャッシュさせます。これによって,リクエスト処理の性能向上を図ります。

ログインユーザIDなどの必須オプションは,HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルにデフォルト値を設定することで,このコマンドでの指定を省略できます。複数のコンポーネントに解析要求を送信する場合の最大スレッド数は,HCSC-Manager定義ファイル(cscmng.properties)のプロパティに値を定義することで設定できます。また,各コンポーネントでの事前キャッシュ処理のタイムアウト時間は,HCSCサーバランタイム定義ファイル(cscsvconfig.properties)のプロパティに値を定義することで設定できます。

このコマンドの使用方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「5.3.22 ビジネスプロセスの定義情報をキャッシュする」を参照してください。

引数

-h

コマンドの使用方法が表示されます。このオプションを指定している場合は,ほかのオプションを指定しても無視されます。

-user <ログインユーザID> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))

HCSC-Managerログイン時に使用するユーザIDを指定します。

-pass <ログインパスワード> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))

HCSC-Managerログイン時に使用するパスワードを指定します。

-csc <HCSCサーバ名> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−8文字))

解析要求を送信するHCSCサーバ名を指定します。

-name <サービスID> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−8文字))

解析要求を送信するサービス名を指定します。

入力例

(1)HCSCサーバ内のすべてのコンポーネントを解析する場合
cscprecache -csc <HCSCサーバ名>
(2)特定のコンポーネントだけ解析する場合
cscprecache -csc <HCSCサーバ名> -name <サービスID>

戻り値

戻り値

意味

0

正常終了しました。

1

コマンドが異常終了しました。

3

排他エラーが発生しました。

9

実行権限のチェックエラーが発生しました。

注意事項