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Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム リファレンス


cscenvbackup(HCSC-Manager環境のバックアップ)

〈このページの構成〉

形式

cscenvbackup [-h]
             -user <ログインユーザID>
             -pass <ログインパスワード>
             [-backupdir <バックアップファイル出力先ディレクトリ>]

機能

HCSC-Manager環境で発生した障害の復旧やスケールアップなどの環境移行をするために,HCSC-Manager環境の復元に必要なファイルをバックアップします。バックアップファイル名は,次の形式で付与されます。

IPv4の場合:cscmngBKaaabbbcccddd_YYYYMMDDhhmmss.zip

IPv6の場合:cscmngBKaaaabbbbccccddddeeeeffffgggghhhh_YYYYMMDDhhmmss.zip

cscmngBK:

HCSC-Manager環境のバックアップファイルであることを示します。

aaabbbcccddd:

コマンドを実行したマシンのIPv4アドレスを示します。ただし,IPアドレスの取得に失敗した場合は,ファイル名に含まれません。

aaaabbbbccccddddeeeeffffgggghhhh:

コマンドを実行したマシンのIPv6アドレスを示します。ただし,IPアドレスの取得に失敗した場合は,ファイル名に含まれません。

YYYYMMDDhhmmss:

バックアップした時間を示します。

YYYY:西暦年,MM:月,DD:日,hh:時,mm:分,ss:秒

ログインユーザIDなどの必須オプションは,HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルにデフォルト値を設定することで,このコマンドでの指定を省略できます。

このコマンドの使用方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「7.9.3 運用環境のバックアップと復旧」を参照してください。

引数

-h

コマンドの使用方法が表示されます。このオプションを指定している場合は,ほかのオプションを指定しても無視されます。

-user <ログインユーザID> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))

HCSC-Managerログイン時に使用するユーザIDを指定します。

-pass <ログインパスワード> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))

HCSC-Managerログイン時に使用するパスワードを指定します。

-backupdir <バックアップファイル出力先ディレクトリ> ((1−100バイト))

HCSC-Manager環境のバックアップファイルの出力先ディレクトリを指定します。このオプションを省略した場合,HCSC-Manager定義ファイルに指定した出力先が仮定されます。

戻り値

戻り値

意味

0

正常終了しました。

1

コマンドが異常終了しました。

3

排他エラーが発生しました。

9

実行権限のチェックエラーが発生しました。

注意事項

cscrepdiffコマンドで現在のシステム構成情報との比較はできません。