cscresinfo(リソース稼働情報の表示)
形式
cscresinfo [-h] -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -csc <HCSCサーバ名> [-item cache]
機能
HCSCサーバ上で開始している,リソースアダプタ,標準受付,およびHCSCコンポーネントの稼働情報を表示します。HCSCサーバが起動していない場合,これらの稼働情報は表示されません。
ログインユーザIDなどの必須オプションは,HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルにデフォルト値を設定することで,このコマンドでの指定を省略できます。
このコマンドの使用方法については,マニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の「5.3.18 HCSCサーバのリソース稼働情報を確認する」を参照してください。
引数
-h
コマンドの使用方法が表示されます。このオプションを指定している場合は,ほかのオプションを指定しても無視されます。
-user <ログインユーザID> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))
HCSC-Managerログイン時に使用するユーザIDを指定します。
-pass <ログインパスワード> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−16文字))
HCSC-Managerログイン時に使用するパスワードを指定します。
-csc <HCSCサーバ名> 〜<半角英数字およびアンダーバー(_)> ((1−8文字))
稼働情報を表示したいHCSCサーバ名を指定します。
-item cache
稼働情報のほかに,フォーマット定義およびデータ変換定義のキャッシュ数と,それらのキャッシュ数の上限値を表示する場合に指定します。
出力形式
-
HCSCサーバが起動状態で,かつ標準受付およびHCSCコンポーネントが開始状態の場合
Information Get Time : 稼働情報収集時刻 [HCSC-Server] <クラスタ名>.<HCSCサーバ名>:active JavaVM Heap Size(MB) Java VMヒープサイズ最大値/Java VMヒープサイズ上限値 [DBConnector] リソースアダプタ名 DBコネクション数最大値/DBコネクション数上限値 [StandardReception] 受付種別 queue キュー滞留数最大値/キュー滞留数上限値 instance 実行数の最大値/実行数の上限値 [UserDefinedReception] ユーザ定義受付の受付ID queue キュー滞留数最大値/キュー滞留数上限値 instance 実行数の最大値/実行数の上限値 [BusinessProcess] ビジネスプロセスのサービスID 実行数の最大値/実行数の上限値 [ServiceAdapter] サービスアダプタのサービスID 実行数の最大値/実行数の上限値 [FormatDefinition]※ Binary バイナリフォーマット定義のキャッシュ数/フォーマット定義のキャッシュ数の上限値 XML XMLスキーマのキャッシュ数/フォーマット定義のキャッシュ数の上限値 [TransformDefinition]※ データ変換定義のキャッシュ数/データ変換定義のキャッシュ数の上限値
- 注※
-
コマンドに「-item cache」を指定した場合に出力されます。
-
HCSCサーバが起動状態で,かつ開始状態の標準受付およびHCSCコンポーネントがない場合
Information Get Time : 稼働情報収集時刻 [HCSC-Server] <クラスタ名>.<HCSCサーバ名>:active JavaVM Heap Size(MB) Java VMヒープサイズ最大値/Java VMヒープサイズ上限値 [DBConnector] リソースアダプタ名 DBコネクション数最大値/DBコネクション数上限値 [StandardReception]※1 [UserDefinedReception]※1 [BusinessProcess]※1 [ServiceAdapter]※1 [FormatDefinition]※2 Binary バイナリフォーマット定義のキャッシュ数/フォーマット定義のキャッシュ数上限値 XML XMLスキーマのキャッシュ数/フォーマット定義のキャッシュ数上限値 [TransformDefinition]※2 データ変換定義のキャッシュ数/データ変換定義のキャッシュ数上限値
- 注※1
-
見出しだけが表示されます。
- 注※2
-
コマンドに「-item cache」を指定した場合に出力されます。
-
HCSCサーバが起動状態でない場合
[HCSC-Server] <クラスタ名>.<HCSCサーバ名>:HCSCサーバ稼働状態※1 [FormatDefinition]※2 Binary バイナリフォーマット定義のキャッシュ数/フォーマット定義のキャッシュ数上限値 XML XMLスキーマのキャッシュ数/フォーマット定義のキャッシュ数上限値 [TransformDefinition]※2 データ変換定義のキャッシュ数/データ変換定義のキャッシュ数上限値
- 注※1
-
active以外が表示されます。
- 注※2
-
コマンドに「-item cache」を指定した場合に出力されます。
説明
表示項目 |
説明 |
---|---|
稼働情報収集時刻 |
稼働情報を収集した時刻を示します。java.text.SimpleDateFormatで定義されているフォーマットに,YYYY/MM/DD hh:mm:ssの形式で出力されます。
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クラスタ名 |
クラスタ名を示します。 |
HCSCサーバ名 |
HCSCサーバ名を示します。 |
Java VMヒープサイズ最大値 |
収集した60秒間での,Java VMヒープサイズの最大値(単位:MB)を示します。 次の場合は「-」が表示されます。
|
Java VMヒープサイズ上限値 |
Java VMヒープサイズの上限値(単位:MB)を示します。 次の場合は「-」が表示されます。
|
リソースアダプタ名 |
リソースアダプタ名を示します。 |
DBコネクション数最大値 |
収集した60秒間での,DBコネクションの最大値を示します。 また,次の場合はDBコネクション数上限値と合わせて「NA/NA」(無効値)が表示されます。
|
DBコネクション数上限値 |
DBコネクションの上限値を示します。DBコネクション数上限値だけ「NA」と表示される場合は,無制限を示します。 DBコネクション数最大値と合わせて「NA/NA」と表示される場合については,「DBコネクション数最大値」の説明を参照してください。 |
受付種別 |
標準受付の受付種別を示します。次のどちらかが表示されます。
|
キュー滞留数最大値 |
収集した60秒間での,キュー滞留数の最大値を示します。 次の場合は「-」が表示されます。
|
キュー滞留数上限値 |
キュー滞留数の上限値を示します。 次の場合は「-」が表示されます。
|
実行数の最大値 |
収集した60秒間での,実行数の最大値を示します。 次の場合は「-」が表示されます。
|
実行数の上限値 |
実行数の上限値を示します。「NA」または「0」と表示される場合は,無制限を示します。 次の場合は「-」が表示されます。
|
ユーザ定義受付の受付ID |
ユーザ定義受付の受付IDを示します。 |
ビジネスプロセスのサービスID |
ビジネスプロセスのサービスIDを示します。 |
サービスアダプタのサービスID |
サービスアダプタのサービスIDを示します。 |
HCSCサーバ稼働状態 |
HCSCサーバの稼働状態を示します。次のどれかが表示されます。
|
バイナリフォーマット定義のキャッシュ数 |
バイナリフォーマット定義のキャッシュ数を示します。 次の場合は「-」が表示されます。
|
XMLスキーマのキャッシュ数 |
XMLスキーマのキャッシュ数を示します。 次の場合は「-」が表示されます。
|
フォーマット定義のキャッシュ数の上限値 |
フォーマット定義のキャッシュ数の上限値を示します。 次の場合は「-」が表示されます。
|
データ変換定義のキャッシュ数 |
データ変換定義のキャッシュ数を示します。 次の場合は「-」が表示されます。
|
データ変換定義のキャッシュ数の上限値 |
データ変換定義のキャッシュ数の上限値を示します。 次の場合は「-」が表示されます。
|
戻り値
戻り値 |
意味 |
---|---|
0 |
正常終了しました。 |
1 |
コマンドが異常終了しました。 |
9 |
実行権限のチェックエラーが発生しました。 |