csccompoconfig（HCSCコンポーネントの定義）
形式
csccompoconfig [-h]
-user <ログインユーザID>
-pass <ログインパスワード>
{-operation get -csc <HCSCサーバ名>
[-outputfile <出力先パス付きファイル名>]
｜-operation set -propfile
{<ユーザ定義受付ランタイム定義ファイル名>
｜<アプリケーション統合属性ファイル名>}
{-csc <HCSCサーバ名>｜-cluster <クラスタ名>}}
-name <受付ID>
機能
ユーザ定義受付の定義情報の取得および変更をします。
ログインユーザIDなどの必須オプションは，HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルにデフォルト値を設定することで，このコマンドでの指定を省略できます。
このコマンドの使用方法については，目的にあわせてマニュアル「サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド」の次に示す個所を参照してください。
-
-operationオプションにsetを指定した場合の使用方法
-
-operationオプションにgetを指定した場合の使用方法
引数
-h
コマンドの使用方法が表示されます。このオプションを指定している場合は，ほかのオプションを指定しても無視されます。
-user <ログインユーザID> 〜＜半角英数字およびアンダーバー（_）＞ ((1−16文字))
HCSC-Managerログイン時に使用するユーザIDを指定します。
-pass <ログインパスワード> 〜＜半角英数字およびアンダーバー（_）＞ ((1−16文字))
HCSC-Managerログイン時に使用するパスワードを指定します。
-operation {get｜set}
このコマンドの動作を指定します。
-
get
指定したユーザ定義受付に設定されている定義を標準出力に出力します。
-
set
-propfileオプションで指定したファイルの内容を指定したユーザ定義受付に反映します。
-csc <HCSCサーバ名> 〜＜半角英数字およびアンダーバー（_）＞ ((1−8文字))
HCSCサーバ名を指定します。
-outputfile <出力先パス付きファイル名> 〜 ((1−200バイト))
-operation getオプションを指定したときに，定義内容を出力するファイル名とパスを指定します。相対パス，または絶対パスで指定します。
-propfile {<ユーザ定義受付ランタイム定義ファイル名>｜<アプリケーション統合属性ファイル名>} 〜 ((1−200バイト))
次に示すどちらかの受付に定義する定義一覧を記載したファイル名を指定します。相対パス，または絶対パスで指定します。-operation setオプションを指定したときに有効になります。
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SOAP受付：ユーザ定義受付ランタイム定義ファイルを設定します。
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カスタム受付：アプリケーション統合属性ファイルを設定します。
-cluster <クラスタ名> 〜＜半角英数字およびアンダーバー（_）＞ ((1−8文字))<<-cscオプションで指定したサーバ名>>
クラスタ名を指定します。-operation setオプションを指定したときに有効になります。また，クラスタ種別がHAのときに-clusterオプションを指定するとエラーになります。
-name <受付ID> 〜 ＜半角英数字およびアンダーバー（_）＞ ((1−8文字))
ユーザ定義受付の受付IDを指定します。
出力形式
-operation getオプションを指定した場合の出力形式を示します。
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SOAP受付
user-defined-reception-soap.threads.maximum=20 user-defined-reception-soap.queue-size=1000 user-defined-reception-soap.exclusive.threads=2
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カスタム受付
アプリケーション統合属性ファイル形式に従います。
-operation getオプションを指定した場合に，-outputfileオプションに出力先パス付きファイル名を指定すると，標準出力する内容が，指定したファイルに出力されます。
入力例
- (1)サーバ「CSCSrv1」に配備されているSOAPユーザ定義受付ID「URECP1」の定義を取得する場合
csccompoconfig -user admin -pass admin -csc CSCSrv1 -name URECP1 -operation get
- (2)サーバ「CSCSrv1」に配備されているSOAPユーザ定義受付ID「URECP1」の定義をファイルに出力する場合
csccompoconfig -user admin -pass admin -csc CSCSrv1 -name URECP1 -operation get -outputfile runtime_recp1.properties
- (3)サーバ「CSCSrv1」に配備されているカスタム受付ID「CRECP1」の定義を取得する場合
csccompoconfig -user admin -pass admin -csc CSCSrv1 -name CRECP1 -operation get
- (4)サーバ「CSCSrv1」に配備されているカスタム受付ID「CRECP1」の定義をファイルに出力する場合
csccompoconfig -user admin -pass admin -csc CSCSrv1 -name CRECP1 -operation get -outputfile userdef_crecp1.xml
- (5)クラスタ「CLS1」に配備されているすべてのSOAPユーザ定義受付ID「URECP1」の定義を設定する場合
csccompoconfig -user admin -pass admin -cluster CLS1 -name URECP1 -operation set -propfile cscurcptnconfig.properties
- (6)クラスタ「CLS1」に配備されているすべてのカスタム受付ID「CRECP1」の定義を設定する場合
csccompoconfig -user admin -pass admin -cluster CLS1 -name CRECP1 -operation set -propfile userdef_crecp1.xml
戻り値
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戻り値 |
意味 |
|---|---|
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0 |
正常終了しました。 |
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1 |
コマンドが異常終了しました。 |
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2 |
通信タイムアウトが発生しました。 |
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3 |
排他エラーが発生しました。 |
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9 |
実行権限のチェックエラーが発生しました。 |
注意事項
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SOAP受付の場合，このコマンドはコンポーネント配備後に実施してください。
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カスタム受付の場合，このコマンドはコンポーネント配備後で，かつサービス停止時に実施してください。
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このコマンドを配備前のコンポーネントに実行した場合はエラーとなります。
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デフォルト値から変更していない値は出力されません。
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コンポーネントを削除したときに，そのコンポーネントに設定した値は無効になります。